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2021/08/15

P-Navi編集部

【SGオートレースグランプリ】4日目レポート

【SGオートレースグランプリ】4日目レポート

【11R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(湿走路)

1・荒尾聡がフライング。2回目のスタートは、6・金子大輔がカマシて4・久門徹をかわしてレースの主導権を握っていく。2番手に久門、3番手に7・笠木美孝で周回を重ねる。抜け出しに成功した金子に対して、2番手争いは激化。抑える久門に対して、最終周回3コーナーで笠木が捲り敢行して、ついに2番手逆転に成功。1着金子、2着笠木で浜松勢のワンツーとなった。


1着/金子大輔(浜松29期)競走タイム3.895
競走車名:サンクチュアリ ランク:S11
今節の成績:4着・2着・3着・1着

準々決勝は後手を踏んで3着。「お客さんに迷惑をかけたし、自分も悔しかった」。その思いを準決勝戦でぶつけた。「スタートは空回りしていたが、勝負しないといけないので」と、6枠から一気に攻め込み抜け出すと、8周回を「コースを外さないように大事に走って」押し切った。グランプリは2011年にSG初制覇した開催。枠番選択では1番目の選択順で、1号車を選んだ。2015年の全日本選抜以来6年ぶり3回目のSG制覇へ、内枠から好展開にもっていきたい。


2着/笠木美孝(浜松22期)競走タイム3.912
競走車名:シャロー ランク:S24
今節の成績:5着・3着・4着・2着

最後の最後で捲りを決めて、久門徹とのマッチレースを制した。「こういうこともあるんだな」と振り返るほど見事な逆転劇だった。道中は「仕掛けたいけれど、仕掛けられない」状態だったが、「どこかで最後に1回、仕掛けたいと思っていた」と狙いを定めていた。さらにこの2着で24年ぶりとなるSG優勝戦進出を決めた。52歳は今回の優出メンバーで最年長。「雨は良い感じで乗れています。優勝戦も一生懸命に走りたい」。昨年は伊藤信夫が復活Vを果たしたグランプリ。今年も浜松のベテランが大いに沸かせるか。

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【12R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(湿走路)

藤岡一樹がフライング。2回目のスタートは、4・田中茂が好ダッシュを決めるも、内から1・篠原睦も突っ張って先頭キープ。3・西原智昭も上がってくるが、田中茂が2番手で篠原を追い、8・青山周平は4番手から上位をうかがっていく。篠原の逃げで、田中との差が徐々に開いていき、5周回で青山が3番手に浮上。田中と青山の2番手争いとなり、青山が再三攻めるも、田中も譲らない。最終3コーナーで青山が田中の内に入って2番手浮上と思われたが、外から田中が再度伸びてゴール前で再逆転。1着篠原、2着田中で飯塚26期のワンツー決着。青山は惜しくも3着で優出を逃した。


1着/篠原睦(飯塚26期)競走タイム3.907
競走車名:チャージ ランク:S13
今節の成績:2着・3着・1着・1着

準決勝戦も1枠から「枠を活かしたいと思っていた」というレースで1着突破。「茂にはスタートでちょっと行かれていたけど、すんなりいけました」。今節はオール掲示板入りと安定した動きを見せている。SG優勝戦は昨年4月のオールスター以来であるが、グランプリに限定すると約7年ぶりの優出となる。優勝戦の枠番も2番目の選択で、2枠をゲット。SG初制覇が多いというグランプリで、SG無冠返上の好機をつかみ取れるか。「天候次第ですが、面白いレースできるように整備したいですね」。


2着/田中茂(飯塚26期)競走タイム3.941
競走車名:レイリー ランク:S45
今節の成績:7着・2着・5着・2着

スタートで好位置を取れたものの、No1の青山周平が後位から詰め寄る。「ヤバい、絶対にやられる」と思ったが、青山の攻めを見事に凌ぎ切った。最終周回も青山が内に入ってきたが、「(青山は)立ち上がりで滑っていた」とゴール前で伸び返して再逆転。価値ある8枚目の優出切符を手にした激戦を「疲れたけど、楽しかった」と振り返った。SG優出は2013年のグランプリ以来8年ぶり。エンジンは「このままだとダメ」とのことで、大外枠にもなったが、2006年以来のグランプリ制覇に向かって天候を見ながら整備を進めていく。

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【最終日・12R=優勝戦】
*10周回 5,100m 0mオープン戦(枠番選択)
1/金子大輔(浜松29期)選択1番目
2/篠原睦(飯塚26期)選択2番目
3/重富大輔(飯塚27期)選択3番目
4/鈴木圭一郎(浜松32期)選択5番目
5/新井恵匠(伊勢崎30期)選択4番目
6/若井友和(川口25期)選択6番目
7/笠木美孝(浜松22期)選択7番目
8/田中茂(飯塚26期)選択8番目

準決勝戦1着の上位選手から枠番を選択していく。
1番目の金子大輔から内枠が埋まっていくが、4番目選択の新井が5枠を選んだことで、5番目選択の鈴木が空いた4枠に入った。最終日の天気予報は微妙で、前日夜の段階では雨時々曇り。降水確率はかなり高そうなだけに、走路コンディションは注意が必要だ。

なお、スーパースター王座決定戦トライアル戦の出場争いは下記の通り。
SG優勝で出場権獲得:荒尾聡、鈴木圭一郎
【ポイント獲得】
1 青山周平 35P
2 永井大介 15P
3 伊藤信夫 12P
4 黒川京介 10P
5 佐藤摩弥 7P
6 木村武之 6P
7 佐々木啓 5P
8 春本綾斗 3P
9 中村雅人 2P
9 鈴木宏和 2P
11 若井友和 1P
11 岡谷美由紀 1P

SG優勝戦のポイントは優勝:SS出場権獲得、2着:15P、3着:10P、4着:7P、5着:5P、6着:3P、7着:2P、8着:1P(※責外2P、責任0P)が付与される。
出場が確定しているのは鈴木のみ。優出メンバー中、ポイントを持っているのは若井のみ。そろそろ出場争いにも注目が集まってくるころで、選手の意識も変わってくる。今回もポイント獲得動向に注目したい。

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