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2021/11/06

P-Navi編集部

【SG日本選手権オート】4日目レポート

【SG日本選手権オート】4日目レポート

【11R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)

インからスタートを決めた1・有吉辰也がレースの主導権を握っていく。2番手につけた2・鈴木圭一郎だったが、有吉の巧みな走りの前に仕掛けきれない。試走一番時計だった8・高橋貢は3周回で3番手に浮上して前を追う。有吉、鈴木、高橋の3車が抜け出す展開となるが、有吉が8周回を逃げ切って1着。最終周回で高橋は鈴木のインに入って逆転かに、ゴール前で鈴木が伸び返して2着入線した。


1着/有吉辰也(飯塚25期)競走タイム3.339
競走車名:キックアス ランク:S14
今節の成績:1着・3着・1着・1着
通算SG優勝回数:3回(2012年全日本選抜)

代名詞である「カミソリスタート」が準決勝戦でもさく裂した。「(鈴木圭一郎、鈴木宏和の)スタートが早いから、もうフライング覚悟で行きました」。トップで1コーナーに入ると、あとは8周回を見事に逃げ切った。「エンジンもよい仕上がりだった」と笑顔でレースを振り返る。SG優出は9月の全日本選抜に続いて今年2回目。前回は7着で2ポイントどまりだっただけに、ポイント上積みは絶対条件。「優出できたのでチャンスがありますね」。スーパースター出場だけでなく、4枠から得意のスタートで9年ぶりのSG制覇も視野に入る。


2着/鈴木圭一郎(浜松32期)競走タイム3.341
競走車名:カルマ3K ランク:S2
今節の成績:1着・1着・6着・2着
通算SG優勝回数:9回(2021年オールスター)

「差されたと思いました」というほど最後は際どいゴール前勝負となったが、2着で優勝戦の進出が決まった。道中は「余裕あったけど、内に向けたら進まなかった」とのことで、有吉の巧みなレース運び、追い上げてくる高橋貢の間で「一杯、一杯でした」。スーパーライダー戦からクランクを戻し、エンジンの評価自体は「悪くない」。浜松での日本選手権は2016年、2017年に連覇した実績がある。「久しぶりに日本選手権を獲りたい」と、優勝戦に向けて今回もチャレンジャー精神で挑む構えだ。

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【12R=準決勝戦】
*8周回 4,100m(良走路)

スタートで1・青山周平が先頭に立ち、5・篠原睦、さらに8・永井も大外からカマシて3番手の好ポジションを得る。永井は2周回で篠原をかわして2番手に上がると、2・伊藤信夫も続いて3番手に浮上する。逃げる青山に対して、永井は周回ごとに差を詰めていく。5周回目に永井が青山を捕らえて一旦は先頭も、青山も即反撃に転じて再度逆転。両者のつばぜり合いに、3番手から伊藤が虎視眈々と仕掛けの機を狙う。6周回3コーナーで永井が青山のインを攻めて再び先頭を奪還すると、そのまま1着ゴール。伊藤も迫るが、青山が2番手で優出切符を手にした。


1着/永井大介(川口25期)競走タイム3.337
競走車名:ダビド・ビジャ ランク:S15
今節の成績:1着・1着・4着・1着
通算SG優勝回数:15回(2018年スーパースター王座決定戦)

初日から連勝もスーパーライダー戦は4着。「半年乗っていたピストンを交換した」ことでパワーが戻り、青山周平との熾烈なマッチレースを制してシリーズ3勝目を決めた。「1対1だから何とかなりました。ごちゃついたら、後ろも警戒しないといけないので」。エンジン自体も青山との比較で「強めだった」と振り返る。枠番選択では3枠を選んだが、今節は7878と外枠オンリーだっただけに、スタートタイミングは気になるところ。日本選手権は2010年から3連覇、通算4度制している実績ある大会。3年ぶりのSG制覇で、復活をアピールしたい。


2着/青山周平(伊勢崎31期)競走タイム3.346
競走車名:ハルク・73 ランク:S1
今節の成績:2着・1着・1着・2着
通算SG優勝回数:9回(2021年グランプリ)

準決勝戦では「負けないように頑張ったけれど…」永井大介に逆転を許して2着。それでも優出メンバーの中でただ1人、今節オール2連対で勝ち上がってきた。前回のSG全日本選抜でグランドスラムを達成、伊勢崎でのNo1決定戦も連覇して、今回は2年ぶり3回目の日本選手権制覇を狙う。エンジンは「悪くはないけれど、みんなが上がっているので足りない。底上げが必要です」。優勝戦に向けて、さらに上積みを求めていく。0mオープンの7枠からNo1が、SG制覇2ケタの大台に乗せるか。

※通算SG優勝回数の( )は直近のSG優勝開催

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【最終日・12R=優勝戦】
*10周回 5,100m 0mオープン戦(枠番選択)
1/金子大輔(浜松29期)12位→1
2/早川清太郎(伊勢崎29期)3位→2
3/永井大介(川口25期)14位→3
4/有吉辰也(飯塚25期)25位→4
5/荒尾聡(飯塚27期)9位→5
6/鈴木圭一郎(浜松32期)1位→6
7/青山周平(伊勢崎31期)2位→8
8/滝下隼平(飯塚28期)13位→7

名前横の数字は、優先順位→予備抽選で引いた選択順番
まず準決勝戦1着の4選手から、優先順位の順番に予備抽選をして、枠番の選択順が決定。準決勝戦2着選手も同様に予備抽選、枠番選択をしていく流れ。1番目の選択権を引いた金子が1枠をとると、そこからは選択順に内から埋まっていったが、7番目の滝下が8枠を選んだことで、8番目の青山が7枠に入った。

気になる天候は、にわか雨の可能性もややあるが、日中は晴れ間がのぞく予報が出ており、良走路での決戦が見込まれている。優勝戦・第12レースは、16時15分が発走予定時刻。0mオープンの10周戦で争われる極限のスピードバトルをお見逃しなく!

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◆スーパースター王座決定戦トライアル戦・出場権争い◆
【2021年SG優勝者】
荒尾聡、鈴木圭一郎、篠原睦、青山周平

【各場競走成績1位】
中村雅人、青山周平、鈴木圭一郎、荒尾聡、佐々木啓

【SG・プレミアムカップ優勝戦ポイント】
1 永井大介 25P
2 伊藤信夫 19P
3 黒川京介 11P
4 重富大輔 10P
5 若井友和 8P
6 佐藤摩弥 7P
7 木村武之 6P
8 金子大輔 5P
9 佐藤貴也 5P
10 新井恵匠 3P
11 春本綾斗 3P
12 有吉辰也 2P
13 鈴木宏和 2P
14 田中 茂 1P
15 岡谷美由紀 1P
16 笠木美孝 0P
※SG優勝者、競走成績1位を除く
※ポイント同数の場合は、SG優出数が多い選手、SG優勝戦の責任事故回数が少ない選手、SG優勝戦における着順位の合計が少ない選手、選考審査期間(2021年1月1日~10月31日)の全国競走成績の上位者の順で、順位が決まる。

SG優勝戦のポイントは優勝:SS出場権獲得、2着:15P、3着:10P、4着:7P、5着:5P、6着:3P、7着:2P、8着:1P(※責外2P、責任0P)が付与される。

優勝戦メンバーでSS出場が確定しているのは、荒尾、鈴木圭、青山の3名。ポイントで永井も当確だろう。ここまで金子が5Pで、有吉は2Pポイントを獲得しており、現段階で有吉はトライアル圏外なので、出場するためにポイント上積みが必要。早川、滝下の2名はポイントゼロなので一発逆転の出場を狙うことになる。

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今年のSGレポートはこちらから
9月飯塚全日本選抜(最終日)
9月飯塚全日本選抜(4日目)
8月伊勢崎グランプリ(最終日)
8月伊勢崎グランプリ(4日目)
4月川口オールスター(最終日)
4月川口オールスター(4日目)
2月浜松全日本選抜(最終日)
2月浜松全日本選抜(4日目)

過去の日本選手権オートレースレポートはこちら
第52回(2020年川口)優勝者:森且行
第51回(2019年飯塚)優勝者:青山周平

SG第53回日本選手権オートレースの特設サイトを公開中!

最終日には熟知王さん、森泉宏一さん、ARISAさん、データ班による優勝戦予想も掲載します!
特設サイトはこちらより、ご覧ください!

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