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2022/09/11

P-Navi編集部

伊勢崎オートG1(4日目)レポート

伊勢崎オートG1(4日目)レポート

【10R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
ムーンライトチャンピオンカップ準決勝戦11レース
0mハンデから栗原勝測がスタートを決めて、レースをけん引する。4番手だった4・森本優佑が2周回1コーナーでインに飛び込み、流れるも2番手に浮上。ほぼ同タイミングで、5・吉原恭佑、6・新井恵匠、7・佐藤貴也が落車(吉原が落因)。森本は3周回で栗原をかわして先頭に立ち、抜け出した森本を8・早川が追う展開となる。早川は最終周回3コーナーで森本をとらえて1着。2着入線は森本も、2周回の動きで失格(反妨)となり、2着には栗原が繰り上がった。

早川清太郎
1着/早川清太郎(伊勢崎29期)
競走タイム3.428
競走車名:シナモン
ランク:S5
今節の成績:3着・6着・1着・1着
G1優勝回数:10回(22年川口:キューポラ杯)

事故レースのため笑顔は見られないが、大事な準決勝戦をクリア。「1着が取れたのは良かった」と安どの表情を見せる。準決勝戦は「スタートで遅れて、難しいレースになってしまった」と振り返る。エンジン的にも納得はできておらず、「まだまだ機力が足りていないです。全体的に底上げをしたい」。もちろん期待されるのは、相性抜群のムーンライトで6回目の優勝&連覇。優勝戦までに、どこまで仕上げ切れるか。「精一杯の整備をしたいと思います」。

栗原勝測
2着/栗原勝測(伊勢崎20期)
競走タイム3.458
競走車名:サバイバルMK
ランク:A191
今節の成績:1着・1着・3着・2着
G1優勝回数:0回

ここでもベテランが躍動。「事故レースですから、素直には喜べない」ものの、久しぶりのG1優出でファンの喝さいを浴びた。今節は初日から連勝を決めるなど、ここまで確定板を外しておらず、準決勝戦もプラグ交換が奏功して、エンジンはさらに良化。持ち味のイン戦を存分に発揮した。G1優出は2010年山陽のスピード王決定戦以来で約12年ぶり。「0mハンデから、また自分のレースをしたいですね」。

※G1優勝回数の( )は直近の優勝開催

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【10R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
ムーンライトチャンピオンカップ準決勝戦12レース
0mハンデの1・中野光公がスタートを残して、逃げの展開に持ち込んでいく。2番手には4・岩田行雄がつけ、8・青山周平は後方から着実にさばいてポジションを上げていく。岩田は中野のすぐ後位に迫るが仕掛け切れない。5周回目で青山は3番手まで浮上してくると、最終周回2コーナーで岩田をかわして2番手、さらに逃げる中野に詰め寄ったところでゴール。逃げきった中野が1着で、2着に青山。3着は岩田が入線した。

中野光公
1着/中野光公(伊勢崎25期)
競走タイム3.429
競走車名:ハピネス
ランク:A123
今節の成績:4着・1着・1着・1着
G1優勝回数:0回

ハンデ重化だった準決勝戦だが、勢いは止まらず。青山周平の追撃をしのいで逃げ切り、2日目から3連勝でG1優出を決めた。「エンジンの仕上がりは最高だと思います。特に直線が良いですね」と手ごたえを掴んでおり、ロッカーでの祝福にも、「信じられない」と笑顔。ムーンライトは3年前にも優勝戦に進出するなど好相性で、その時は3着。0mハンデの3枠から「優勝戦に乗ったからには、優勝を目指します!」。

青山周平
2着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム3.407
競走車名:ハルク・73
ランク:S1
今節の成績:1着・4着・2着・2着
G1優勝回数:18回(22年飯塚:ダイヤモンドレース)

スーパーハンデの宿命ともいえるが、初日こそ1着スタートを切ったものの、厳しい展開のレースが続く。それでも準決勝戦は「途中からうまく展開をつかめた」ことで、しっかりと優出を決めてきた。エンジン状態は「SGグランプリの時の方が良いけど、まだ改善できる」とのことで、優勝戦までに策を練って、仕上がりを図る。優勝戦は実力者が前に並ぶ中、「厳しい戦いにはなると思うけど」としながらも、単独20線から8周回を使って優勝を目指す。勝てばG2稲妻賞から4連続グレードレース優勝、そして通算80回目の優勝、さらに通算700勝も同時達成となる。

※G1優勝回数の( )は直近の優勝開催

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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回 4,100m
1/栗原勝測(伊勢崎20期)0m
2/木村義明(伊勢崎22期)0m
3/中野光公(伊勢崎25期)0m
4/松尾啓史(山陽26期)10m
5/高橋貢(伊勢崎22期)10m
6/荒尾聡(飯塚27期)10m
7/早川清太郎(伊勢崎29期)10m
8/青山周平(伊勢崎31期)20m
※右の数字はハンデ

ハンデ重化した軽ハンデ勢が、準決勝戦でも活躍。
優勝戦は栗原勝測、木村義明、中野光公の3人が0mハンデに並んだ。
10線は最内の松尾から、高橋、荒尾、早川、そしてスーパーハンデの青山が単独で20線に位置する。
今節はスーパーハンデの挑戦が続く青山に、まず注目だろう。準決勝戦も厳しい展開を克服して優出圏内に入っており、8周戦になるアドバンテージも生かして、どこまで追い上げられるか。
気配一変の松尾啓史、絶対王者の高橋貢、準決勝戦を鮮やかに勝利した荒尾聡、ムーンライトは抜群の相性を誇る早川と10線の面々も意地を見せたいところ。
なお、最終日の天気予報は晴れのち曇り。降水確率は10%で、天気の変化が大きかった今節だが、優勝戦は準決勝戦に引き続いて良走路での決戦を迎えられそうだ。

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G1ムーンライトチャンピオンカップ・レポート
2021年9月伊勢崎G1
優勝者:早川清太郎
2020年9月伊勢崎G1
優勝者:小林瑞季

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