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2023/03/20

P-Navi編集部

山陽オート特別G1(準決勝戦)レポート

山陽オート特別G1(準決勝戦)レポート

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【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
特別G1共同通信社杯プレミアムカップ準決勝戦11レース
4・佐藤摩弥がスタートを決めるも、7・篠原睦が外枠から好発進を決めて2番手につける。1・鈴木圭一郎はスタートで出遅れ、最後方となる。篠崎は1周回4コーナーで佐藤をかわして逃げの態勢に持ち込む。鈴木も猛然と追い上げて、周回ごとにポジションを上げて、3周回に3番手、4周回に佐藤をかわして2番手まで上がる。篠原をアウトコースから攻める鈴木だったが、内に入った若井友和が最終周回で逆転。篠原が1着、若井が2着、鈴木は3着で優出を逃した。

篠原睦
1着/篠原睦(飯塚26期)
競走タイム:3.403
競走車名:チャージ
ランク:S15
今節の成績:6着・6着・1着・1着
G1優勝:0回

スタートから好ポジションにつけて、抜け出してからも巧みなレース運びで後続をシャットアウト。鈴木圭一郎が3着に敗れたこともあるが、3連単は31万円台のビッグ配当を演出した。G1のみに限定すると、一昨年12月の山陽スピード王以来の優出。SGは1回、G2は4回の優勝歴あるが、意外にもG1は無し。5枠から通算40回目の優勝を目指す。

若井友和
2着/若井友和(川口25期)
競走タイム:3.403
競走車名:モエルトウコン
ランク:S5
今節の成績:5着・1着・3着・2着
G1優勝:6回(19年川口:開設記念グランプリレース)

序盤は後手を踏むもインコースから着実に追い上げると、チャンスを逃さずに、鈴木圭一郎をかわす逆転劇で優出圏内に入った。「(スローペースに)篠原君が抑えてくれたおかげ」と展開の利を振り返るが、鋭く攻め上がれているように「エンジン状態もすごくいい」。優勝戦の雨予報も好材料だ。

※11レース結果

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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
特別G1共同通信社杯プレミアムカップ準決勝戦12レース
黒川京介がフライングで、2回目のスタートは2・荒尾聡が好ダッシュを決めて、逃げ態勢に持ち込んでいく。大外から大カマシを決めた8・青山周平が2番手につけ、3番手で1・佐藤貴也が続く。荒尾の逃げに対して、青山は仕掛け切れず、佐藤も徐々に差を詰めてくる。荒尾は6周回を抑えきって1着ゴール。ゴール前で佐藤も切れ込み逆転を狙うが、2着は青山が入線した。

荒尾聡
1着/荒尾聡(飯塚27期)
競走タイム:3.387
競走車名:デフジャムKN
ランク:S4
今節の成績:3着・2着・7着・1着
G1優勝:11回(21年飯塚:ダイヤモンドレース)

2枠からトップスタートを切ると、青山周平とのデッドヒートを制して、今シリーズ初勝利を準決勝戦で決めた。G1通算11回優勝の実力者だが、ここまでプレミアムカップの優勝は無し。枠番は3番目にセンターの4枠を選択。走路も「雨の方がいい」だけに、最終日の湿走路予報も歓迎だろう。21年6月の飯塚G1からグレードレース優勝は遠ざかっているが、通算70回目の優勝を決めて、復活ののろしをあげてくるか。

青山周平
2着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム:3.390
競走車名:ハルク・73
ランク:S2
今節の成績:1着・1着・1着・2着
G1優勝:21回(23年伊勢崎:シルクカップ)

準決勝戦は8枠から荒尾聡の前に2着で、初日からの連勝はストップしたものの、ただひとりオール2連対の優出で、さすがの安定感を見せた。過去3度制しているプレミアムカップだが、昨年9月の浜松に次いで、今回は連覇がかかる一戦。枠番は5番目の選択順ながら2枠が残っており、思わぬ笑みも。来季ナンバーワンに返り咲く青山が、好枠を活かしてレースを掌握するか。

※12レース結果

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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回4,100m 0mオープン戦
1/金子大輔(浜松29期)
2/青山周平(伊勢崎31期)
3/高橋貢(伊勢崎22期)
4/荒尾聡(飯塚27期)
5/篠原睦(飯塚26期)
6/鈴木宏和(浜松32期)
7/若井友和(川口25期)
8/松尾啓史(山陽26期)

まず準決勝戦1着の4選手のうち、前検日に実施した「5日目の抽選番号」の小さい選手から予備抽選を実施。
1着は金子(2)→篠原(4)→高橋(1)→荒尾(3)、2着も同様に、松尾(8)→鈴木(6)→青山(5)→若井(7)の順に予備抽選を行い( )内の選択順が決定。
まず、選択順1番を引き当てた高橋は、3枠を選択。続いて、金子が最内に入ると、荒尾は4枠、さらに篠原はその外の5枠を選んだ。選択順5番目だった青山は、まさかの表情で空いている2枠を選択。678枠は選択順に内から埋まった。

気になるのは最終日の天気で、朝から雨の予報となっており、湿走路での決戦となりそうだ。
通常は内寄りから埋まる枠番選択だが、湿走路を見越してか、各選手の思惑が交錯する選択となった。
思わぬ好枠に入った青山だが、金子、高橋、荒尾ら湿走路の巧者がそろっているだけに、予断を許さないところ。
準決勝戦で青山を振り切った荒尾は、選んだセンター枠から好スタートを決めれば、プレミアムカップ初制覇のビッグチャンスを手にする可能性も十分か。
なお、プレミアムカップの優勝戦は、年末のスーパースター王座決定戦トライアル戦へのポイント対象レース。
優勝者には10ポイント、2着に5ポイント、3着に3ポイントが付与される。
今回の優出メンバーのポイント状況は、2月のSG全日本選抜オートレースが終了した時点で、金子が15ポイント、荒尾が2ポイント。今後のトライアル戦進出争いを優位に進めるためにも、ポイント争いは重要になってくるだけに要注目だ。

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【過去のプレミアムカップ・プレイバック】
2022年9月浜松オート
優勝:青山周平
2021年7月飯塚オート
優勝:永井大介
2021年3月飯塚オート
優勝:青山周平
2020年9月山陽オート
優勝:早川清太郎
2019年9月山陽オート
優勝:鈴木圭一郎

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