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2019/08/02

Natsu Sakurai

競輪に夢CHU Vol.16

競輪に夢CHU Vol.16

みなさん、こんにちは!グラビア車券師の桜井奈津です。
私の大好きな旅打ちを満喫できるアツイ季節がやってきました。夏休みシーズンですから、青春18切符を活用するのもあり。仲間と休みを合わせて、車で遠出するのも良し。移動途中の景色や食べ物を楽しむのも素敵ですよね。
旅打ちではそのような“旅そのもの”を楽しめる魅力というのもあるのですが、やはり、私にとってメインとなるのは競輪。生でレースを観て、応援している選手に声援を送って楽しむのはもちろんですが、やはり車券をキッチリ当てたいところです。

さて、競輪場へ向かう時、車券的中のため、充分に検討することは必須であります。さらには運気を少しでも上げられないか……と、最大限に縁起を担ぐようにもしています。近くに神社があれば必ず立ち寄りますし、勝った時と同じ服を着て出掛けたり、自分なりにあれこれ試してみるのです。

つい先日、選手の方にインタビューする機会があったのですが、やはり選手の皆さんも縁起を担ぐ方が多いそうです。レースで勝った時には、手袋を洗わないで次の日や次の開催で使うとか。逆に負けてしまった時にはなんと、使用していた手袋をすぐ棄ててしまう選手も。人それぞれだとは思いますが、そうしたメンタル面でのコントロールは大切なのでしょう。その延長なのか?選手の間ではいつでも『◯◯ブーム』というのがあるというお話しも伺えました。
昔、成績が良くなるらしい!と、水晶が流行ったそうです。レース中、危ないという理由で禁止になりましたが、その後には金のブレスレットが流行。金という色の持つ縁起の良さや、腰痛に効くらしいという話しも広まったのが理由だとか。

このシューズが良いとか、このトレーニングが良い、というのも選手同士で話したり、昔よりも今の方がそういった情報を隠さず互いに共有する傾向にあるようですね。
ここ最近はというと『ハンドルブーム』が到来しているそうです。自転車というのはミリ単位の細かなセッティングでガラリと、感じが変わる非常に奥深いもの。近頃、選手たちの多くがハンドルの“幅”に注目しているようなのです。

検車場にはハンドルの幅を狭める特殊な機械も置いてありました。また、今、現在売られている中で、最も幅の狭いハンドルを使っているという選手から話を伺うこともできたのですが、まだあれこれ試している最中だそうです。選手同士で語り合っている場面もありました。自分の持つ力、出せる力を最大限に発揮できるようにと、終わりのないその探究心になんだかロマンを感じた時間だったものです。

ゴール線を通過する着順というのは1/8車輪、微差など、ほんの僅かな差ということも多くあります。
1mmでも前に!そのために選手のみなさんは日々のトレーニングに励み、相棒である自転車と向き合い、対話し続けているのです。

さて、さらなる高みを追い求める選手たちの間で、次なる『◯◯ブーム』は一体どんなものでしょうか?そんなことを思いながら、今日も私は右足から家を出たりなど。はい、なんとか運を引き寄せようと、研ぎ澄ませて暮らしています。それがまだ試行錯誤であるのは選手のみなさんと同じなのかも知れませんね(笑)。
これまでより一歩深くへ!私なりの少し変わった角度から取材を続け、このコラムで発信していけたら、このうえなく幸せです。

【略歴】

桜井奈津(さくらい・なつ)

1988年9月5日生

愛知県出身

青山学院大学経済学部中退

ミス東スポ2016グランプリ

KEIRINグランプリ2018 静岡アンバサダー

旅打ちが好き

全場制覇の旅は現在43場のうち31場制覇(2018年9月20日現在)

帰りの交通費がなくなるとsuicaをみどりの窓口で返却

デポジット500円を手に入れるという特技をよく使っている

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