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2020/04/16

Sakura Kimihara

恋して競輪ハンター

恋して競輪ハンター

恋して競輪ハンター 58 Hunting

4月7日に緊急事態宣言が発せられ、その発効を前にして、平塚競輪の開設記念の中止が発表されました。そこから首都圏の開催を中心に、各地の競輪場の開催が中止と、なってきています。また、競輪関係者の新型コロナウイルス陽性の報道もありました。競輪界に生き、休みの日も競輪を買うことが楽しみな私のような人間にとっては1場でもどこかでレースが行われていると、本当にステイホームな日々の光になります。様々な考え方がある中で、走ってくれる選手、開催してくれる競輪場、関係者のみなさんには本当に感謝の気持ちしかありません。もちろん、中止という辛い決断をした各競輪場に対しても、気持ちは同じです。いつか再開した日にはたくさん買いに、遊びにいこうと、強く思います。

さて、私はこの外出自粛の時に、自分の競輪投票スタイルを見つめ直しています。
普段の私の競輪スタイルと言えば、放送中はただひたすら目の前のレースを買うというもの。これが習慣づいているので、休日であっても基本は同じ。チャリチャンの『全レース自腹投票』という番組コンセプトの中、競輪を始めた影響なのか!?とにかくお金をなくさないように1日を楽しむことが第一。ゆえに競輪を始めて、数年経つまで、『勝負レース』というものを考えたことがありませんでした。数年前、別の競輪番組に出演した際に「さくらちゃんの今日の勝負レースはどこ?」と、尋ねられ、カルチャーショックを受けたことがあります。とっさに「全部です!」くらい言えたら格好良かったかも知れませんけれども、何も用意していなかった私はゴニョゴニョと。お茶を濁すしかありませんでした。
このスタイルが悪いとは思っていません。私と同じようにほぼ全レース買う人もいるでしょう。何が正しいということはないし、自分に合ったスタイルを選べば良いだけのことです。
ただ、私は最近、一気に3連単の面白さにハマってしまっていて、ここが問題なのです。(出走表を見た全レース投票)×(賭け式は3連単)×(相変わらずの車券下手)=……。この式の答えはきっと言わなくても、みなさんにはお分かりでしょう。
そのため、1日、競輪を楽しめる時間がある今、浅い直感で闇雲に手を出すのではなく、シッカリと、レースを考える時間を持つことで『勝負レース』を見極めるという新たな投票スタイルの開拓を始めました。
ギャンブルにおいて直感は大切です。ただ、競輪では過去の走り、選手の組み合わせ、競輪場の特性など、色々な要素を組み合わせて、展開を導き出す楽しさがありますよね。そのような競輪の楽しみ方を存分に味わいながらジックリと、濃度の高い競輪投票をしてみたら、さらなる競輪の魅力を発見できそうな気がしています。

また、1日のレースが始まる前に起きて、出走表をチェック。
家で過ごす時間が増えても生活リズムを崩さない効果も期待しています。
本命ガチガチのレース、荒れそうなレース、誰が1着ゴールするか全く想像がつかないレースなど、レースからは色々な匂いが漂ってきます。競輪を見続けてきて、そんな匂いは何となく分かってきていても、そこで自分がどう勝負していくかはまだまだ。実戦で鍛錬あるのみです!

【略歴】

木三原さくら(きみはら・さくら)

1989年3月28日生 岐阜県出身

2013年夏に松戸競輪場で
ニコニコ生放送チャリチャンのアシスタントとして競輪デビュー
以降、松戸競輪や平塚競輪のF1、F2を中心に
競輪を自腹購入しながら学んでいく
番組内では「競輪狂」と、呼ばれることもあるほど競輪にドはまり
好きな選手のタイプは徹底先行
好きな買い方は初手から展開を考えて、1着固定のフォーメーション
“おいしいワイド”を探すことも楽しみにしている

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