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2020/09/01

Sakura Kimihara

恋して競輪ハンター

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恋して競輪ハンター 66 Hunting

暑い日々の中にも少しずつ秋の気配を感じ始めている今日この頃。
松戸競輪場では8月22日〜25日、開設70周年記念G3松戸燦燦ダイヤモンドカップが行われました。私としては久しぶりの松戸競輪場、6月の千葉競輪の代替F2開催以来でありました。そして、有観客の松戸競輪場へ足を運ぶのは今年度初でした。

放送スタジオはニコ生もCSも外のお客さんの様子が見える公開スタジオ。松戸競輪場のお客さんのお顔を久々に拝見することもできました。松戸競輪場のお客さんは老若男女、実に幅広いですけれども、私の顔馴染みのお客さんはご年配の方々が多いので__変わらずにお元気だと、知ることができた嬉しさと同時にホッと、する気持ちも強かったです。夏の暑さにも、コロナにも。また、車券の的中で喜び、不的中でもへこたれることなく、これからもお元気な顔を見せ続けていただきたいなと、思います。でも、そんなことを書くと「ネーチャンが来てないだけで、俺はズーッと、元気にここにおるぞっ!」なんて叱られてしまいそうですけれども(笑)。

さて、正確な統計を取った訳ではないですが、松戸競輪場は私の中で最も相性の良い競輪場という認識であります。理由は単純、松戸は「展開に左右されるバンク」だからです。昨年末から今年の春まで絶不調が続いたため、鳴りを潜めていますが……何を隠そう私は元々が『展開予想至上主義』であります。そして、もっと言えば『初手が当たれば、ほぼ当たったも同然派』に属しているのです。
「なんだ!?その仰々しい思想と、ヘンテコな派閥は!」
そのように思う方もいるかも知れませんが、要は初手から展開予想して、車券を買うのが好きということです。

現在、全国43の競輪場に一つとして同じ形のバンクはありません。周長で言えば333mの33バンク、400バンク、500バンクの3つに分類されます。(*前橋は335mですが、33バンクの中に含まれます)。
その3つの中、実力上位の選手が展開次第で負けてしまうケース、それが最も起こりやすいのは33バンクです。逆に、展開不問、力で飲み込めるのが500バンク、その中間にあるのが400バンクだと、今の私は考えています。

今回の松戸G3でもそんな波乱のレースが何度かありましたね。3日目、4日目の新山響平(青森107期)選手のレースも該当するのではないでしょうか。初日、2日目は長い距離を駆けて、好タイムで勝ち上がってきたにも関わらず、後方に置かれての捲り不発。タラレバにはなりますが、同じ展開になったとしても400バンクや500バンクだったら、結果は違うものになっていたかも知れません。

私は4日間、新山選手から狙っていたので、当然、車券を獲れていないのですが……あのように強い選手が後方に置かれ、巻き返せないレースを目の当たりにする度に思うのです。「そうそう、これが松戸だった!」と。選手の力ありきで考えるのではなく、レースの展開を読めば高配当を狙いやすい。それこそが松戸の魅力の一つだと、改めて実感しました。ここで車券を獲っていれば……もっと説得力があり、カッコイイものになったのですが(苦笑)。はい、これからも精進を重ねていきます。

2013年の8月の終わりに、初めて競輪の車券を買ったのも松戸競輪場。気が付けば、もう丸7年が経つのです。この7年の間に「あーでもない、こーでもない」と、車券戦術を考えてきました。好きな色や誕生日、語呂などで車券を買って、当たっていたあの頃にはもう戻れませんが、これからも研究あるのみ!競輪のレースの進化と共に、私も進化し続けたいです!

【略歴】

木三原さくら(きみはら・さくら)

1989年3月28日生 岐阜県出身

2013年夏に松戸競輪場で
ニコニコ生放送チャリチャンのアシスタントとして競輪デビュー
以降、松戸競輪や平塚競輪のF1、F2を中心に
競輪を自腹購入しながら学んでいく
番組内では「競輪狂」と、呼ばれることもあるほど競輪にドはまり
好きな選手のタイプは徹底先行
好きな買い方は初手から展開を考えて、1着固定のフォーメーション
“おいしいワイド”を探すことも楽しみにしている

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