『森泉宏一の実況天国』Vol.92

インターネット投票をしていますと、Wi-Fiの調子が悪くて、車券購入ができないことがごく稀に起こります。そして、買えていたなら当たっていたのに！という経験をされた方も多いでしょう。逆に、買えていたら外れていたので、助かるということも。

これが、不幸中のWi-Fi（幸い）………。

さて、先日まで日本中を熱狂の渦に巻き込んだ野球の世界大会「ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）」。決勝まで勝ち上がった日本代表は、アメリカとの頂上決戦を制し、見事に、3大会ぶりの世界一を掴み取りました。
大会を勝ち進むにつれて、活躍が目立ったのは、村上宗隆選手。予選では低調だったものの、負けたら終わりというトーナメントに入ってからは、サヨナラタイムリーヒットに、決勝戦での同点本塁打など、日本を救う一打を披露。栗山英樹監督の「選手を信じる力」を改めて感じた活躍でもありました。
予選での不調から、引き続きの起用。これには、賛否両論も巻き起こりました。しかし、後出しというわけではありませんが、私は復調を信じておりました。どのような選手でも、不調の時というものはありますが、それが永遠に続くことはないのです。
予選は、周囲がカバーする活躍をしていたのだから、いいのではないか。むしろ、他の選手がブレーキとなった頃に、村上選手がカバーする側に回るのではないかと見ておりました。

これは、車券予想でも同じことが言えると思います。
いわゆる「絶不調状態」。的中率、回収率が一向に改善しない期間というのは、その期間の長短に限らず、誰しも経験があると思います。それでも、これも皆さんご経験があるかと思いますが、その不調も、永遠に続くことはないということです。ひとつ的中が生まれた瞬間、一気に好調モードへ突入することもあります。
前述の野球も同じです。一流選手でさえ、20打席や30打席、無安打ということが起こります。しかし不思議なもので、1本のヒットをキッカケに、それまでの不調が嘘のように。そして、すごい時は「打ち出の小槌」状態でヒットを量産し、復活することがあります。

決して会心の当たりではない、「ポテンヒット」「渋い安打」「しょっぱい当たり」。
それでも、結果は会心の当たりと同じ「ヒット」。
結果が流れを変えることは、往々にしてあるのです。

ただ、スポーツと違い、車券予想の復調には、特効薬というものはなく、コツコツと打ち続けるしかありません。
スポーツであれば、早出練習や道具をフォームの修正といったことで、脱却を図ることも可能ですが、予想にはそういった類のものが存在しません（流れを変えるために、「ペンを変える」「着替える」などといった方もいらっしゃいますが）。

「突破口が見いだせることを信じて打つ！」
これしかないのが実情です。

さて、車券予想の話のついでに、皆さんは通常の「展開による予想」の他に、どういった車券購入をされていますでしょうか？
よくあるのは、出目、データなど。
それ以外、何か方程式、公式のようなものをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

私が好きな買い方のひとつをここでご紹介します。
人気選手が2人、存在する時のレース。その場合、その2選手の1、2着から人気薄の3着のみ購入。
2連単が3ケタなのに、3連単で一気に高配当になるパターンがありますよね。
それを狙っています。

あとは、同じ人気選手が2人の場合、その2人を1着と3着でサンドイッチする買い方。
1人はしっかり追い上げてくるものの、もう1人が道中苦戦し、何とか3着に入るシーンは、皆さんもよく見る光景かと思います。
これもハマれば良い配当をゲットでき、筆者が好んで購入するやり方です。

展開を予想するのが車券予想の楽しみであり、こういう買い方は、それに反する一面もありますが、前述した「不調状態」の時などに試してみるのもアリかもしれません。

「私はこんな買い方をしています」
「この買い方、周りではあまりいないかもしれませんが……」
と、いうものがございましたら、ぜひとも当コラム更新を告知するSNSのコメント欄に、記していただけたら幸いです。

最後に！
来月の浜松オートレースYouTubeの現地配信出演のお知らせです。

日程は、4月1日（土）～2日（日）の2日間！
当日は、G2ウィナーズカップが開催されております。
新年度初日からオートレースを盛り上げて参りますので、何卒、ご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。