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2018/01/08

Natsu Sakurai

競輪に夢CHU Vol.1

競輪に夢CHU Vol.1

はじめまして!
そして、新年あけましておめでとうございます!桜井奈津です。

私は競輪の世界を知ってからまだ2年程しか経っていません。競輪場へ足を運ぶと、いつも大ベテランのみなさんに教えていただくことだらけ。ただただ競輪が好きというだけで、まだまだ未熟な私がこのように執筆する機会にも恵まれまして、予想会やCS放送などにも出演させていただき、本当に心から感謝しています。

競輪の魅力や楽しみ方は、それはもう語りつくせませんし、きっと人によって違うと思います。それぞれの好きをそのままの好きで、正解も不正解もないからこそ、私の中にある「好き」の原点を。そして、今、私が競輪に夢CHU(夢中)になって観ている少しだけ特別な世界の面白さを、みなさんにお伝えできればなと願いながら綴っていきたいです。

さて、まずは私と競輪との出会いから。
私はグラビアDVDを出したのが25歳と、明らかに遅いスタートでした。焦りもあり、エントリーしたオーディションに死に物狂いで挑み、勝ち取ったのが《ミス東スポ2016グランプリ》という冠でした。これが現在の私の競輪人生のすべてに繋がる大きな出来事でした。
ミス東スポとして大阪にある場外車券売場・サテライト大阪にて予想会に出演させていただいて、クイーンという称号をも頂戴しました。毎月、競輪に触れるチャンスを作っていただいだのですが……正直、とにかく競輪は本当に難しくて、訳が分からなくて、予想が当たらないといった状況。
毎回、勉強に必死で、楽しむ余裕はなかなか掴めないまま時間だけが駆け足で過ぎていくだけ。
ミス東スポとして迎えた任期最後のお仕事はKEIRIN GP 2016、3連単を的中させたら来年もお仕事させてもらえる!という企画だったのですが、華麗にハズしてしまい、泣く泣く卒業となりました。

心にポッカリ穴が空いたような、というのはこういう感覚のことを言うのでしょうか。競輪を観る必要も、勉強する必要もなくなり、なぜかとてつもなく寂しい気持ちで年を越したことを覚えています。会えなくなって好きって気持ちを認めるような奇妙な感覚に陥り、いても立ってもいられなくなりました。そして、気づいたら1人で立川競輪場に足を運び、金網に張り付いて夢中でレースを観ていたのです。
恐らく、仕事だとか、勉強しなきゃという感覚を抜きにして、レースを観たのはこの時が初めてでした。改めて驚いたのが選手との距離の近さ、その他の公営競技と比べてもこんなに選手が近いのは競輪だけじゃないでしょうか。声援がこんなにも選手に直接届く競技は他にないと実感。そして、この距離だからこそ感じられる凄い迫力、スピード感!カントとよばれる急勾配や、選手の息づかい、自転車のシャアアアアーという音。仕事ではなく、純粋な気持ちになって生でレースを観たその日、私は本当の意味で競輪の魅力に取りつかれました。これが私の競輪に対する「好き」の原点です。

そして、興味のあることに対する情熱の注ぎ方が極端な性格で、カードやグッズなどを集めるという収集癖があった私は競輪でも同じでした。
各競輪場のクオカードやグッズを集めたり、ユニフォームを購入して着てみたり、全場制覇に燃えたりしています。
そして、競輪に夢CHUなって私が観ている世界は、独特の萌える要素がた〜っくさんあります。
出走表萌え、実況萌え、ルーティン萌え、フォーム萌え、ジャン萌え、検車場の匂い萌え、ハンドル投げ萌え、ハサミ車券萌え、師弟関係萌え、ラインで決まったゴール後の選手同士の雰囲気萌えなどなど……もう数え切れなくらいに色々な「好き」であふれた世界。

これからその一つ、一つの魅力を私なりの視点で、伝えていくことができれば幸いです。既に色々な「好き」を持った大ベテランのみなさんとも、まだ競輪に触れたばかりのみなさんとも、一緒に競輪を楽しめる日がくることを競輪ビギナーではありますけれども心から願っています。

【略歴】

桜井奈津(さくらい・なつ)

1988年9月5日生

愛知県出身

青山学院大学経済学部中退

ミス東スポ2016グランプリ

旅打ちが好き

全場制覇の旅は現在43場のうち24場

帰りの交通費がなくなるとsuicaをみどりの窓口で返却

デポジット500円を手に入れるという特技をよく使っている

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