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2020/02/17

P-Navi編集部

湘南シクロクロス(第2戦)

湘南シクロクロス(第2戦)

シクロクロスは競技時間が決められていて、スタート後にラップタイムを見て、レースの周回が告げられる。この日女子の最上位カテゴリーCL1は40分間で5周、CL2、3は30分間で3周走るレースとなった。上位数名をのぞき、CL2、3のレースでは、多くの選手がコース1周に10分程度の時間をかけて走った。もちろん1周でもかなりの強度になるコースだが、それぞれのレベルに近いところで、レースに参加できるため、挑戦しやすくなっている。

最後に開催されたのは、最高難度のカテゴリー1。ここのみ、60分のレースとなる。元シマノレーシングの選手としてロードレースを走り、引退後はシマノに勤務しながらオフロードのレースを走る島田真琴(ペダル)が最有力候補だ。ここに今回唯一のプロ選手となる畑中勇介(チーム右京)のほか、向山浩司(SNEL CYCLOCROSS TEAM)など、シクロクロスチームからも数名がエントリー。

スタートが非常に重要なシクロクロス。号砲と同時に向山が全力で飛び出した

スタートの号砲とともに、約30名の参加者が飛び出した。向山、舟山祥弘(A-Pad CYCLING TEAM)、島田の3名が先行する。
ほどなく集団はバラけ、オフロードのテクニックに優れ、ロードレースの脚と勘も持ち合わせる島田が単独で抜け出し、これを向山が追い、青木誠(AX cyclocross team)、畑中らがあとに続いた。これまでのカテゴリーと比べると、ペースがかなり速い。レースは9周回で競われることとなった。

向山を先頭にシケイン(障害物)を越える

キャンバー区間の終わりにはテクニカルな下りが。巧みにクリアする島田

周回を経ても先頭を独走する島田のペースは衰えず、淡々と最後尾の選手たちをラップしていく。向山が島田を追うが、差を縮めることはできない。

ターンをこなすテクニックだけでなく、スピードにも長けていた島田

直進エリアではロードで鍛えたスピードで追い上げたが、オフロードのターンに苦しみ、差を詰められなかった畑中

安定した走りで3位を守った向山

畑中が青木をかわし、向山も捕え、2位まで順位を上げるが、これ以上のペースアップは厳しく、島田に迫ることはできなかった。島田は勝利を確信し、38秒のギャップをキープしたまま、悠々と一人でフィニッシュラインを越えた。

文句なしの走りで優勝を決めた島田真琴(ペダル)

島田、畑中、向山が並ぶ夕陽の中の表彰台

今大会のエントリーは311名。最年少は6歳、最高齢は61歳という、まさに3世代で楽しめる大会となった。ごく普通の公園がレースサーキットとなる参加型シクロクロス。湘南シクロクロスは、2月2日に第3戦が中井中央公園で、3月1日に再びこの開成水辺スポーツ公園にて最終戦となる第4戦の開催が予定されている。最終戦はグループで参加し、交代しながら走ることもできるエンデューロも予定されている。今季の開催も残りわずか。観戦、参加を検討してみてはいかがだろうか。

湘南シクロクロスのホームページは、こちら

写真提供:湘南シクロクロス実行委員会(K.Kazuma)/編集部

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