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2020/11/13

P-Navi編集部

東日本ロードクラシック群馬大会 Day-3

東日本ロードクラシック群馬大会 Day-3

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、レースの中止や延期が続き、JBCFシリーズの最高峰であるJプロツアーカテゴリーのレースとしては今年初となる『東日本ロードクラシック群馬大会』。レギュラーな3日間の連続開催という形式が取られ、7月25日に開催された最終日Day-3にはサーキットを22周する132kmのレースが設定された。前日のDay2の2倍以上の距離を走ることになり、3日間の中で最長のレースとなる。

Day-1のレポートはこちら

Day-2のレポートはこちら

久しぶりのレースであり、さらに3日間の連戦。コロナ禍の外出自粛により練習ができない、レースがないので実戦の機会が持てない、チームでの練習機会も持てない、先が見えずモチベーションが保てない……などなど。例年のような調整ができていない選手も多く、連戦の疲労に苦しむ選手も少なくなかった。様々な思いの中、最終日のレースが始まった。無観客試合であり、歓声のない静かなスタートだ。


最終日のレースが始まった

開始直後からアタックが続くが、すぐに吸収されてしまい、逃げが決まらない。中間スプリントポイントの1回目(3周回完了時)は横塚浩平(TeamUKYO)が、2回目(6周目完了時)はレオネル・アレクサンダー・キンテロ・アートアーガ(マトリックスパワータグ)が獲得したが、逃げ集団につながる動きにはならなかった。


ようやく7周回目に11名の先頭集団が形成される

レースが動いたのは7周回目。心臓破りの坂で11名が抜け出す。翌周にはメイン集団との差が50秒まで開き、逃げ集団も安定した。

ここには前日、完全なレースで1-2-3フィニッシュを決めた宇都宮ブリッツェンから増田成幸、鈴木譲、西村大輝の3名が送り込まれていた。他にもJプロツアー総合優勝の経験も持つホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、前日のレースでも入賞した大前翔(愛三工業レーシングチーム)や小石祐馬、武山晃輔(以上TeamUKYO)らも。そして、石原悠希(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team)、渡邊翔太郎(那須ブラーゼン)、西村基(レバンテフジ静岡)、小出樹(JCF強化指定選抜チーム)らが名を連ねる。参戦している多くの有力チームのメンバーが含まれており、レースはここで一気に落ち着いた。


新設チーム、さいたまディレーブがメイン集団を牽く


長く伸びたメイン集団

ここにメンバーを送り込めなかったチームの中から新設のさいたまディレーブらが中心となってメイン集団をコントロールするが、タイム差は広がっていき、13周回目に差は4分20秒まで開いた。U23リーダーの織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と佐野千尋(イナーメ信濃山形)の2人が追走に出たが、先頭集団には追いつかない。


一時は4分20秒まで開く差をつけた先頭集団
順調なペースで周回を重ねていく

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