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2020/12/21

P-Navi編集部

宇都宮ロード・レポート

宇都宮ロード・レポート

8周目、ここからトマ・ルバ、石原悠希(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team)、小石祐馬(Team UKYO)の3名が飛び出した。この動きに食らいつこうとするものの、追走の足並みが揃わない。先行する3名とのタイム差は徐々に開いていき、勝負はこの3名の間で決められる可能性が濃厚になっていく。


集団からトマ・ルバ、石原(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team)、小石(Team UKYO)が飛び出した


昨年大会の覇者・今村(TEAM BRIDGESTONE Cycling)らが追走するが、巧く足並みが揃わない。


先頭集団のペースアップを試みる小石。

先頭3名は1分以上のタイム差をつけたまま最終周回へ。鶴カントリーへの登りで小石がアタックするが、決定的な動きとすることはできなかった。ラスト2km、再度、小石が仕掛けたが、このタイミングを見計らっていたルバが強烈なカウンターアタックを決め、小石と石原を抜き去る。アッと、いう間に独走態勢に。残り距離は2kmだ。


ラスト2km、トマ・ルバが勝利に向け、強烈なアタックを決めた。

スピードのあるルバは、2人を突き放したまま2kmを単独で走り切った。独走でフィニッシュに飛び込み、勝利を掴んだ。

独走で勝利を掴み取ったトマ・ルバ。


3名の表彰台。2位は僅かに先行した石原。

KINAN CyclingTeamとしては開幕戦の山本の勝利に続き、今季2目となった。ルバは小石の強さを知り、石原はスプリントに長けているため、勝つには独走に持ち込む必要があると考え、力を温存してラスト2kmのアタックに賭けていたと、戦略を語った。まさに狙い通りの勝利だった。


中間スプリントポイントをトップで通過し、スプリント賞を獲得した3名。


赤いリーダージャージを着る小野寺(写真・左)とU23のリーダーを守った織田。

増田のリタイヤもあり、リーダージャージは再びブリッツェン内で動き、小野寺玲の手に移った。ランキング上では増田は小野寺と47ポイント差の2位をキープするが、3ポイント差で3位に愛三工業レーシングチームの大前翔が迫った。

【結果】宇都宮ロード JPT 73.7km

1位/トマ・ルバ(KINAN Cycling Team) 1時間49分9秒
2位/石原悠希(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team) +25秒
3位/小石祐馬(Team UKYO) +26秒
4位/西村大輝(宇都宮ブリッツェン) +1分26秒
5位/横塚浩平(Team UKYO) +1分29秒
6位/伊藤雅和(愛三工業レーシングチーム) +1分29秒

【敢闘賞】

該当者なし

【中間スプリントポイント】

2周回完了時/山本大喜(KINAN Cycling Team)
4周回完了時/門田祐輔(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team)
6周回完了時/今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)

【Jプロツアーリーダー】

小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)

【U23リーダー】

織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)

画像提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)

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