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2021/04/11

P-Navi編集部

経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ・レポート

経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ・レポート

新型コロナウィルスの感染拡大を受け、7月に開幕し、レース日程も大幅に変更されながらも14レースを開催した2020年の国内リーグJBCFシリーズの最高峰リーグJプロツアー。最終戦となる経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップDay-2は、10月11日に群馬サイクルスポーツセンターで開催された。このレースの結果を受け、今シーズンのリーグ優勝者、優勝チームが決定されることになる。
経済産業大臣旗はリーグ内で最高のステータスの大会であり、今年唯一の「プラチナ」にレーティングされ、優勝者には900ポイントが与えられる。2位以下のポイントも他のどのレースより高く、結果次第では、接戦となっている個人とチームの総合優勝争いが大きく入れ替わる可能性も残されている。

前年の同大会優勝チームマトリックス・パワータグを代表し、フランシスコ・マンセボより経済産業大臣旗が返還される

また、この大会は「経済産業大臣旗」をかけたチーム対抗戦でもあり、優勝チームには真紅の経済産業大臣旗、通称「輪翔旗」が与えられる。
会場は群馬サイクルスポーツセンターの6kmサーキット。この大会は2日連続で開催される予定だったが、台風の接近によりDay1は中止され、1戦のみの開催となってしまったのだ。Day-2も一時は開催が危ぶまれたが、天候も回復し、30周180kmの長距離レースとして開催されることになった。

スタートラインには、リーダージャージを着るレオネル・キンテロ(マトリックス・パワータグ )を先頭に選手たちが並ぶ。開幕当初は参加を見合わせていたチームも復活し、この最終戦では前年までのレースと近い規模の選手たちが参戦する形になっていた。

シリーズの最終レースがスタート。会場は緊張感に包まれていた

スタート時には路面は濡れていたが、気温もじわじわ上がり、サーキットも天候も、レースの進行に問題のないコンディションに改善されていった。スタート直後から積極的にアタックが仕掛けられる。2周目に風間翔眞(シマノレーシング)、西尾憲人(那須ブラーゼン)、永冨一騎(群馬グリフィンレーシングチーム)の3名が先行。ここに佐野淳哉(レバンテフジ静岡)、前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)の2名が合流し、5名の先頭集団が形成された。

5名の集団が形成された

メイン集団はTEAM BRIDGESTONE Cyclingや愛三工業レーシングチームなどがコントロール、差は一時2分以上まで開いたが、1分30秒前後に落ち着くことになり、比較的落ち着いたペースで周回を重ねて行った。

心臓破りの坂を上るメイン集団

TEAM BRIDGESTONE Cycling がメイン集団をコントロール

途中、選手らが飛び出すシーンもあったが、本格的な追走にはならないまま集団に戻り、この体制がキープされることになった。

5名が吸収されると、次の展開を狙った積極的なアタックが次々とかけられ、レースは一気に活性化

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