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2021/04/16

P-Navi編集部

JCXマキノ高原・レポート

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UCIレースは、多くの一般参加レースが終了した後、午後からスタートし、女子、男子の順に開催される。

女子には、MTBクロスカントリーの全日本選手権の3連覇を決めたばかりの今井美穂(CO2bicycle)が出場。シクロクロスの全日本選手権の優勝経験もあり、世界選手権にも連続で出場している大本命だ。さらには海外チームに所属し、ヨーロッパに活動の中心を置く與那嶺恵理(OANDA JAPAN)も久しぶりにシクロクロスに参戦。東京五輪の個人ロードレース日本代表への内定を決めており、ロード中心に走ってはいるが、オフロードでも強さを見せてきた実力の高い選手だが、近年のレース参加がないため、最後尾からのスタートとなる。

今井美穂(CO2bicycle)を先頭に女子エリートがスタート

独走状態から差を広げていく今井

スタートから、現在、日本女子のオフロードレース界の先頭を走る今井が圧倒的な強さを見せた。先頭で飛び出すと、そのまま衰えぬスピードで独走態勢。小林あか里(CMC/Aigle)や赤松綾(SimWorks Racing)が今井を追うが、その差は開いていくように見えた。

安定した走りを見せる小林あか里(CMC/Aigle)

3位に食い込んだ赤松綾(SimWorks Racing)

登坂、平坦、ターンと効率よくこなし、他を寄せ付けない今井

ただ1人、爪を立てたのは與那嶺だった。さすがのバイクさばきとスピードで、最後尾からじわじわと順位を上げると、ついには小林に追いつき2番手に。落ち着いて差を詰めるべく、與那嶺は淡々と走る。

普段はロードだが、世界を相手に走るレース勘、身体能力で最後尾から2位まで追い上げた與那嶺恵理(OANDAJAPAN)

圧巻の底力を見せた與那嶺

だが、與那嶺は今井との差までは詰めることができなかった。女王・今井は後続に20秒以上の差をつけた状態で、小さくガッツポーズをし、笑顔で独走ゴールを決めた。

堂々の独走で優勝を決めた今井

2位には與那嶺が入り、3位は順位を上げた赤松が入った。

笑顔の3名が並んだ今井、與那嶺、赤松の女子表彰台

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