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2021/04/16

P-Navi編集部

JCXマキノ高原・レポート

JCXマキノ高原・レポート

マークし合い、余裕を見せる沢田、前田、織田と、他メンバーの間がじわじわと開いていった。中盤に差し掛かると、先頭3名から前田が脱落し、沢田と織田の一騎討ちに。織田はアタックを繰り返し、これに反応する沢田が消耗していく。

織田と沢田の一騎討ちに

終盤追い上げを見せた前田

沢田がついに織田の先行を許し、織田の独走状態に。織田はこのまま勢いを緩めず、差をぐんぐんと広げ、余裕のガッツポーズでフィニッシュラインを越えた。

独走で優勝を決めた織田。絶好調だ

男子の表彰台。織田、沢田、最後に追い上げた前田が食い込んだ

織田は、今シーズンのJBCFシリーズでU23チャンピオンの座を守り抜き、JCXシリーズでもここまで3戦全勝。コロナ禍の中でも、トップのポジションをキープし続けていることになる。

このレースにチャンピオンジャージで臨んだ昨年のチャンピオン前田は、一時遅れを見せるシーンもあったが、最終的には沢田とのギャップを詰め、3秒差でフィニッシュ。

2020年のレースは、撮影・取材メディアも制限され、原則観戦禁止というルールを提示した上での開催が多かったのだが、関西シクロクロスは、参加選手と同居の家族や連絡先等を事前登録すれば、会場内への立ち入りを許可する形となった。

マスクをし、カウベルを振り、フライオーバーを上る選手たちを応援する子供たち

広がりのあるコース

コーヒーなどを提供するキッチンカー。「間隔をあけて」のメッセージもおしゃれ

会場内の人数は、例年よりかなり少なかったように思えるが、会場内はフードブースや自転車関連ブースが並び、コロナ前のレース会場に近い、楽しい空気を演出していた。全ての観客・スタッフがマスクを着用し、感染対策には工夫を凝らしていたようだが、そもそも広がりのあるオープンエアの会場は「密」を作りにくい。もちろん万全の対策をしながら、久々の開放感を満喫し、来場者はレース参加や観戦を楽しんだ。

トップカテゴリー以外は、MTBなどでの参戦も可能。ママチャリの参加を許す大会もあり、気軽に挑戦を!

中止を決めた大会も少なくないが、感染症対策を施した上で開催を決めている大会も多い。ビギナーカテゴリーは、シクロクロスバイクがなくとも参戦可能。近くの大会に足を運び、挑戦したり、観戦してみてはいかがだろうか。(国内大会カレンダーはこちら

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男子エリート(9Laps)結果
1位/織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) 1:01:10
2位/沢田時(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:25
3位/前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)+0:28
4位/村上 功太郎(松山大学) +0:35
5位/小坂 光(宇都宮ブリッツェン)+0:56
6位/竹之内 悠(ToyoFrame)

女子エリート(6Laps)結果
1位/今井美穂(CO2bicycle) 47:33
2位/與那嶺恵理(OANDA JAPAN)+0:27
3位/赤松綾(SimWorks Racing +0:40
4位/石田 唯(北桑田高校) +1:38
5位/唐見 実世子(弱虫ペダル サイクリングチーム) +1:58
6位/小林 あか里(CMC/Aigle) +2:02

 

写真 : Satoshi Oda、編集部

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