TOP > 自転車競技 > Jプロツアー2021第4戦「広島さくらロードレース」Day2・レポート

自転車競技

一覧へ戻る

自転車競技

2021/06/06

Perfecta編集部

Jプロツアー2021第4戦「広島さくらロードレース」Day2・レポート

Jプロツアー2021第4戦「広島さくらロードレース」Day2・レポート

国内のロードレースリーグJBCFシリーズの中で、最上位に位置するリーグ戦Jプロツアーの第4戦「広島さくらロードレースDay2」は3月28日、前日に引き続き、広島中央森林公園内の特設コースで開催された。だが、天候は青空が広がった前日から一転、朝から冷たい雨が降り、日中の気温も12度前後までしか上がらず、冬のような寒さの中でのレースとなった。


雨が降りつけ、冬を思わせる寒さの中、レースがスタート

レースの距離は前日の倍の距離となる12周147.6kmに設定された。スタート直後から雨足が強くなり、レースが進むごとに、環境はより厳しくなっていった。
2周目には、前日までリーダージャージを着ていたホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、日本チャンピオンジャージを着る入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)、橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)、平井光介(EQADS)らが飛び出し、7名の集団を形成。後続に30秒前後の差をつけて先行する。


7名の先頭集団が形成された


全日本チャンピオンジャージを着る入部(弱虫ペダルサイクリングチーム)が集団を牽引

4周目に、また大きな動きが生まれた。前日勝利を収め、リーダージャージを着用してスタートしたフランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)、今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)、横山航太(シマノレーシング)らが飛び出し、10名ほどの追走集団が形成されたのだ。この集団は先行する7名に合流。新たに17名の先頭集団が再構成され、後続との差を広げていく。


追走10名が合流し、17名となった先頭集団

前日と同一のコースを使用するものの、ハイペースだった前日と比べると、周回のペースはかなり遅い。気温が低く、降りつける雨の中、コンディションは過酷なものとなり、この集団に乗らなかった選手たちの中から、タイムアウトが続出した。後続の活発な動きはほぼ止まり、勝負はこの17名に絞り込まれた。
8周目、先頭集団からトリビオがアタック。独走で40秒ほどの差をつけて9周目に入る。


一人抜け出し、独走するトリビオ(マトリックスパワータグ)


トリビオを追って今村(TEAM BRIDGESTONE Cycling)がアタック。すかさずマンセボ(マトリックスパワータグ)がチェックに入る

今村と横山がトリビオを追って飛び出すが、マンセボがチェックに入る。トリビオを追いたい2名に、トリビオを逃したいマンセボが加わったことで、追走集団として足並みを揃え、ペースアップすることが難しくなってしまう。


数m先がほとんど見えない濃霧の中、トリビオを追う追走集団。厳しい戦いだ


大ベテランマンセボが睨みを利かせ、足並みが揃わない追走集団

残り2周となる11周目、集団はトリビオとの差を20秒ほどまでに縮めた。2名は懸命に追い上げるが、なかなかトリビオに届かない。霧はますます濃くなった。


50kmの孤独な戦いに打ち勝ち、勝利をもぎとったトリビオ


2位は今村が競り勝った

濃霧の中、50kmを一人で走り続けたトリビオが、逃げ切りを決め、優勝を決めた。トリビオはレース内に設定された3回のスプリント賞全てと山岳賞を獲得。さらにプロリーダージャージをチームメイトのマンセボから引き継ぎ、総合首位に返り咲いた。


健闘した3名の表彰台。タフなレースだった


プロリーダージャージはトリビオの手に。U23リーダーは平井光介(EQADS)が守った

この日の完走した選手はわずか13名。先頭集団に入った選手たちですら、全員は完走できなかった。低体温症でリタイヤする選手もいたという。さくらの名を冠した春のレースであったが、非常に厳しいサバイバルレースとなった。ここまでのプロリーダージャージはマトリックス内で行き来する状態。これを打ち破るチームが出てくるか、今後の展開にますます注目が集まる。

***************

【結果】広島さくらロードレースDay2 147.6km
1位/ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)3時間49分39秒
2位/今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+35秒
3位/横山航太(シマノレーシング)+37秒
4位/フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)+42秒
5位/岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)+1分33秒
6位/小林 海(マトリックスパワータグ)+1分35秒

【敢闘賞】
今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)

【中間スプリント賞】
1回目/ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
2回目/ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
3回目/ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)

【山岳賞】
1回目/平井光介(EQADS)
2回目/ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)

【Jプロツアーリーダー】
ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)

【U23リーダー】
平井光介(EQADS)

画像提供:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)

ページの先頭へ

メニューを開く