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2021/11/14

Perfecta編集部

有観客レース復活!大田原ロードレース

有観客レース復活!大田原ロードレース

国内サイクルロードレースのプロリーグ「三菱地所JCLプロロードレースツアー」の最終2戦が11月6日・7日に、栃木県内で開催された。
連戦の1日目である6日には、大田原市を舞台にした第9戦「大田原ロードレース」。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いたことを受け、ルールを定めて観客の観戦を許可しての開催となった。栃木県には宇都宮ブリッツェンと那須ブラーゼンという地域密着型のチームが2つ定着しており、ロードレース文化も生まれつつある。チームのウェアを着用し、横断幕やノボリを持って集まった地元のサポーターが多く訪れ、久方振りの華やかなレースとなった。

この日のレースは大田原市湯津上支所をスタートゴールとし、付近の美しい田園地帯や自然の中を走る7.74kmの特設周回コースで競われた。距離はこのコースを15周回する116.1km。目立った上り区間はなく、平坦基調ではあるが、狭い農道も組み込まれ、道幅の変化もある。集団にとっては、難しいポイントもあり、スピードが上がると厳しい展開になりうるコースと評された。


リーダージャージを最前列にスタートラインに並ぶ選手たち

スタートラインには、個人総合首位の証であるイエロージャージを着た山本大喜(キナンサイクリングチーム)、U23首位のホワイトジャージの宇賀隆貴 (チーム右京相模原)、山岳賞のレッドジャージ姿の山本元喜(キナンサイクリングチーム)、ブルーのポイント賞ジャージを着用し、個人総合でも2位につける小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)のリーダー4名を先頭に選手たちがラインナップ。早ければ、この日のレースで、本年度の覇者が確定する。


この日は観戦が許可され、多くのサポーターが集まった


声援の代わりに用意したフラッグで応援するサポーター

この日、歓声をあげての応援は禁止され、フィジカルディスタンスを確保した上での観戦が要請された。多くのサポーターが集まったが、しっかりとルールを守り、静かにフラッグなどを掲げて、スタートを見守っていた。そして大田原市の津久井富雄市長の号砲で、レースは正午にスタート。

早速、アタック合戦が始まる。この日は、2 周目にアタックが決まり、抜け出した選手たちの集団が形成された。


2周目に数名の選手が抜け出した。この中にはイエロージャージを切る山本大喜(キナンサイクリングチーム)が含まれていた

この逃げ集団には、イエロージャージを着る山本大喜が含まれていた。キナンサイクリングチームからはもう一人、花田聖誠(キナンサイクリングチーム)が入り、スプリンターチームであるスパークルおおいたからは孫崎大樹、宮崎泰史(スパークルおおいたレーシングチーム)が、さらに全日本王者も経験しているベテラン佐野淳哉(レバンテフジ静岡)、石原悠希(チーム右京相模原)、ホワイトジャージの奪取にかける本多晴飛(VC福岡)が入り、7名の構成となった。


 7名となった先頭集団。実力者が含まれて、好ペースを保ち、周回を刻んでいった

このまま逃げ切った場合は、年間のランキングに影響が出るメンバーが含まれている、逆転や奪取をかけて走るチームにとっては、有力選手を含む危険な動きであり、この集団の逃げ切りを防ぐ展開に持ち込まねばならない。
また、地元栃木の宇都宮ブリッツェンや那須ブラーゼンとしては、勝ちに行きたいホームゲームであるにも関わらず、この動きに選手を送り込むことができなかった。何としてもこの逃げをつぶそうと追走を試みるが、強力な7人はパワフルにハイペースを刻み、タイム差を1分以上にまで広げていく。


メイン集団の先頭に立ち、ペースアップを試みる宇都宮ブリッツェン


ペースをキープする先頭集団

この逃げの勢いは衰えず、中盤に差し掛かってもペースを保ち続けた。追うメイン集団は、他チームも選手を出し、協力しあってペースをキープする。牽引に尽力したアシスト選手が力尽き、次々と脱落して行った。
レースが折り返しを過ぎる頃、好ペースを刻み続けた先頭集団からも消耗された選手が脱落し始めた。一時は逃げ切りをも予見させた先頭集団のペースが少しずつ緩んできた。


本格的にペースアップし、先頭をとらえにかかるメイン集団 

メイン集団は増田成幸(宇都宮ブリッツェン)や、谷順成(那須ブラーゼン)など、脚力のある選手も追走に加わり、逃げ集団を追う動きが本格化する。メイン集団は、じわじわとペースアップし、先頭の選手たちに迫った。

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