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2022/01/08

P-Navi編集部

弱虫ペダルカップin能登

弱虫ペダルカップin能登

石川県の能登ゴルフ倶楽部に今年「常設」のシクロコースが設置され、漫画とアニメで大人気の「弱虫ペダル」カップとして、フカヤDeLa TRAIL presents 弱虫ペダルカップin能登が、JCX(ジャパンシクロクロスリーグ)の公式戦として11月27日~28日に開催された。
この能登ゴルフ倶楽部の常設コースは、弱虫ペダルサイクリングチームと、元トップライダーであり、現在はシクロクロス日本代表チームの監督を務める三船雅彦氏の共同監修により作られた。ゴルフ場の起伏に富んだ地形を活かし、UCI(世界自転車競技連合)の規格にそった形で設計されたという。今後は、全日本選手権、そしてアジア初のワールドカップ開催を目標に据えているそうだ。


ゴルフ場の地形を生かし作られた常設コース


コースは変化に富んでいる

今回の大会は、このコースのオープン記念大会として急遽企画されたもの。とはいえ、各カテゴリーのレースに加え、三船雅彦氏による教室や、弱虫ペダルの作者である渡辺航氏とともに走れる時間も設定された。公式画像の撮影は、日本人として唯一、世界最高峰のレースであるツール・ド・フランスのバイク撮影が許されていた世界トップレベルのレースフォトグラファー砂田弓弦氏が担当。初回とは思えない充実した内容が盛り込まれ、同時に初回ながらも国内の各方面の最高峰のエキスパートが名を連ねての開催となった。

また、27日には、三船雅彦氏のジュニアと大人向けの実践コース攻略スクールの2つも開催された。


講師の三船氏の後をついて走る子供たち

ジュニアスクールには、子供たち相手に、走り方の基礎を、見本を見せながらわかりやすく解説。子供たちは、神妙な表情で話を聴き、三船氏のお手本を見て、実践する。子供たちの吸収は速く、見る見るうちに安定した走りへと変わって行った。


随所でポイントを説明


レクチャーを聞き、抜群の理解力で教わったコーナリングを実践するキッズライダー

大人向けのスクールは、より実践的な内容となった。海外でも活動し、数々のレースに参戦してきた三船氏。経験を基にした独自のメソッドは、すぐに取り入れられるものばかりで、参加者は夢中になってレクチャーを聴き、模範を食い入るように見て、参加者の満足度は非常に高かったようだ。
スクール後は、渡辺航氏とともに走れる時間帯が設定された。ここには最年少で小学校一年生のジュニアライダーも参加し、貴重な体験を楽しんだという。


ひとりひとりに声をかけながらメソッドを伝える三船氏


教わったポイントを意識しながら傾斜地の走り方を実践する参加者

この日は、ジュニアのタイムトライアルも開催された。小学生以上の子供達がそれぞれの自転車でコースを駆け抜ける。真剣な面持ちで、それぞれの全力を尽くす様子に、胸を打たれた大人も多かったようだ。


白熱したジュニアのタイムトライアル

この日の最終種目は、90分のエンデューロ。シクロクロスは非常に運動強度が高く、通常の冬季の状況下では補給も許されていないため、エリート男子でも競技時間は60分と規定されている。一人で90分走るとなると気が遠くなるほどハードだが、チームで交代しながら走っても、もちろん構わない。実際のところは、ソロでの参加も多かったようで、トップリザルトはこの難コースを13周回したソロ参加者だった。渡辺航氏もソロで参戦し、10周回を走り切っている。


ソロと4人までのチームの参加で競われたエンデューロがスタート


ゴルフ場の環境が生かされた起伏の多いコースを走る


コース内にしつらえられた大きな水たまりに突入する感覚を楽しむ参加者


弱虫ペダル作者の渡辺航氏も参戦を楽しんだ

※開催2日目のメインレースは2ページ目→→

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