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2022/07/06

P-Navi編集部

Jプロツアー第6戦・東日本ロードクラシック修善寺大会DAY1

Jプロツアー第6戦・東日本ロードクラシック修善寺大会DAY1

4月の第5戦以来、およそ2カ月ぶりに再開された「JBCFロードシリーズJプロツアー」。第6戦「第56回東日本ロードクラシック修善寺大会DAY1」は、静岡県修禅寺の日本サイクルスポーツセンターの5kmサーキットを使用して6月18日に開催された。日本サイクルスポーツセンターが東京五輪の会場となったことから、5kmサーキットでJBCFのレースが行われるのは、2019年3月以来3年ぶりになる。

今大会には、別リーグであるJCLのレースを主に走るキナンレーシングチームが交流参戦した。さらに、Jプロツアーに登録していながらも、新型コロナウイルスにかかる防疫処置から来日できなかった台湾国籍のBryton Racing Teamが、今シーズン初出場。Jプロツアーの全14チームが出場し、翌週に全日本選手権を控えていることもあり、新たな顔ぶれも迎えて、少し緊張感の漂うレースとなった。
DAY1-2の2日間開催のうち、DAY1はサーキットを10周する50kmの短距離レースに設定された。

当日は、降り始めた雨の中、選手たちがスタートへのラインナップを始める。最前列には、個人総合首位の小林海(マトリックスパワータグ)がレッドジャージ、U23首位の山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)がホワイトジャージを着て並んだ。

東日本ロードクラシック修善寺大会スタート
スタートを待つ選手

東日本ロードクラシック修善寺大会スタート
雨の中、いっせいにスタート

レースが始まると、ショートレースということもあり、雨などお構いなしに、1周目からハイペースで展開する。


序盤から5名が先行する

愛三工業レーシングチーム
メイン集団は愛三工業レーシングチームを先頭に進んだ

2周目に入ると、昨年のツアー優勝者ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、渡邊翔太郎(愛三工業レーシングチーム)、前全日本チャンピオン入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)、中井唯晶、横山航太(以上シマノレーシング)ら実力者5名が先行し、先頭集団を作った。後続のメイン集団との差は一時、30秒前後まで開いたが、レース中盤にかけて10秒前後まで縮まる。

東日本ロードクラシック修善寺大会DAY1
ペースを上げるメイン集団

折り返しを越えた6周目に動きが生まれた。先行する5名から横山が遅れ、代わりにレオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)が合流したのだ。さらに、レース終盤に向けてペースを上げた後続集団から数名の選手が合流。残り2周となる9周目までにリーダージャージの小林を含む11名の先頭集団が再構成された。

東日本ロードクラシック修善寺大会DAY1
再構成され、11名となった先頭集団

ショートレースゆえ、早くも最終周回に。スプリント勝負となることを嫌った中井やトマ・ルバ(キナンレーシングチーム)らが積極的に仕掛け、勝機を探る。

中井唯晶(シマノレーシング)
アタックをかける中井唯晶(シマノレーシング)

トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)
トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)をマークする小林

他選手の動きをチェックしていた小林海が、残り2km付近からの登りで加速した。この動きを追えたのはルバのみ。そして、ルバを振り切った小林が、フィニッシュまで独走して今シーズン5勝目を決めた。
2位にキンテロが入り、マトリックスパワータグのワン・ツーフィニッシュ。あわせて、マトリックスパワータグは開幕からの連勝を6に伸ばした。

小林は表彰台で「自分が勝つとしたら、『ここで全力で行くしかない』と思ったところ(最後の登坂)から仕掛けた」と、終盤を振り返った。「行けるところまで踏んでみよう」と思い、ペダルを踏み込むうちに、他選手が徐々に離れて行ったと言う。個人の年間目標のひとつであった「シーズン5勝」をすでに達成したという小林は、翌日のレースの方が好みに合っていると述べ、さらに勝利数を増やすことへの意欲を見せた。

東日本ロードクラシックDAY1の表彰台
上位3名の表彰台

小林海と山本哲央
小林、山本がそれぞれのリーダージャージを守った

この日の結果を受けても、リーダージャージには変動はなく、2名がジャージを守った。
距離を2倍に伸ばした翌日のDAY2への期待も高まっていった。

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【結果】Jプロツアー第6戦 東日本ロードクラシックDAY1(50km)
1位/小林 海(マトリックスパワータグ) 1時間20分57秒
2位/レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)+8秒
3位/トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)+9秒
4位/中井唯晶(シマノレーシング)
5位/ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+15秒

【Jプロツアーリーダー】
小林 海(マトリックスパワータグ)

【U23リーダー】
山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)

画像提供: 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟

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