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2022/11/14

P-Navi編集部

Jプロツアー第13戦・群馬CSCロードレース9月大会DAY1

Jプロツアー第13戦・群馬CSCロードレース9月大会DAY1

だが、この日は違った。熾烈なスプリントへの位置取り合戦を経て、残り100m、フィニッシュへ続く上りに先頭で突入したのは、なんと先ほどまで独走していた入部だった。追走のメンバーは全力で入部を追ったが、この日の入部に及ぶものは誰もいなかった。


一度集団に捕えられた入部が皆の予想を超えた強さでスプリントにも競り勝った

入部は後ろを振り返り、自身の勝利が確実になったことを確認。ポーズを決める余裕を見せながら、自身と弱虫ペダルサイクリングチームにとって初となる2連勝を決めた。2位には中井、3位にはマンセボが入った。


入部、中井、マンセボの表彰台


ジャージを守り、ほっとした笑顔を見せる佐藤光

入部によれば、先頭集団にいる選手も全力で引いており、自分が抜けだした後も、ペースは落ちないであろうと予測。最終周回に飛び出してからは、自分が捉えられる可能性も踏まえ、少し余力を残しながら先行していた、と語る。目視で追走の選手らとの差が詰まってきているのを確認し、いったん集団に戻ってスプリントで戦う戦術に切り替えたのだそうだ。そして臨んだスプリント勝負では「自分でも驚くほどスピードに乗せることができた」という。「まさか自分でもスプリントで勝てると思っていなかった」「びっくりしています」と明るい笑顔で語った。
年間ランキングの個人総合首位の小林を、じりじりと追い上げる入部。今シーズンの残りのレース数とポイント差から考えると、逆転は極めて難しいが、鮮烈な連勝を飾り、ますます存在感を強くしたことは確かであろう。

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【結果】Jプロツアー第13戦「群馬CSCロードレース9月大会DAY1」(150km)
1位/入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)3時間47分29秒
2位/中井唯晶(シマノレーシング)+0秒
3位/フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)+0秒
4位/金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)+0秒
5位/山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0秒

【Jプロツアーリーダー】
小林海(マトリックスパワータグ)

【U23リーダー】
佐藤光(稲城FIETS クラスアクト)

画像提供:JBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)

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