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2023/01/14

P-Navi編集部

幕張クロス2022

幕張クロス2022

男子エリートスタート時の気温は19度。冬の競技であるシクロクロスとしては、そこそこ暑い。
最前列には開幕戦を制した織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)や、日本チャンピオンジャージを着る小坂光(宇都宮ブリッツェン)らが並んだ。


男子エリートがスタート。好調の織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が先頭で飛び出した

14時10分にスタート。先頭で飛び出したのは織田。この日は、優勝に加え、スタート練習も兼ね、ホールショット(先頭で最初のコーナーを回ること)も目標としていたという織田が、狙い通りトップで最初のコーナに飛び込んだ。この後ろには、開幕戦で存在感を見せた副島達海(大阪産業大学)が続く。この2名を、小坂と斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT)が追った。
レースは、織田、副島、小坂の3名が独立し、先行する形で推移。先頭の織田は落ち着いてペダルを回し続ける。


健闘した副島達海(大阪産業大学)

5周目に小坂が転倒。ドライコンディションの路面は意外と滑りやすく、多くのコーナが含まれるこのコースでは気を抜く場所がない。2位を守っていた副島も、メカトラからバイク交換を行い、じわじわと後退、逆にペースを守り続けたベテラン小坂が追い上げ、7周目に副島を捉えると、2位に浮上した。


淡々と追い上げる小坂光(宇都宮ブリッツェン)


織田は誰も寄せ付けない走りで先頭を走り続けた

小坂は懸命に先頭の織田を捉えようと走るが、織田のペースが衰えることはなく、先頭からフィニッシュまで先頭を守り続ける完璧な走りで、悠々と優勝を勝ち取った。
小坂は37秒差まで追い上げ、2位。優勝は叶わなかったものの、ポテンシャルの高さを見せた。


織田が堂々の走りで優勝を決めた

先頭を走り続けた織田のペースが速く、先頭を基準に遅れた選手がサーキットから除外されていくため、多くの選手がタイムアウトとなり、完走はわずか16名となった。
織田は、ホールショットから、誰にも前を譲ることなく優勝し、目標を達成したが、ミスも多く、反省点もあるという。ここからは連戦が続くため、休息やトレーニング、レースをうまく調整し、前週の反省点を翌週に生かせるよう、意識しながらレースに臨んでいきたいと語っている。


2位に小坂光(宇都宮ブリッツェン)、3位に副島達海(大阪産業大学)が入った

織田はJCXシリーズ初戦2戦を連勝。ここからは、UCI(世界自転車競技連合)の認定レースの開催も続き、いよいよシクロクロスシーズンが始まることになる。

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【JCXシリーズ第2戦】
【結果】幕張クロス2022
男子エリート

1位/織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)1:01:44
2位/小坂光(宇都宮ブリッツェン)+0:37
3位/副島達海(大阪産業大学)+0:49
4位/斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT)+0:55
5位/鈴木来人 +1:50

女子エリート
1位/渡部春雅(明治大学)48:03
2位/小川咲絵(AX cyclocross team)+1:00
3位/與那嶺 恵理(Human Powered Health)+3:20

画像:Satoshi ODA、Nobuhiro Toya(幕張クロス)

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【JCXシリーズ2022-2023・レポート】
茨城シクロクロス土浦ステージ

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