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競輪用語辞典
は行

配分(はいぶん)
選手が各競輪場で行われる競輪競走のメンバーに召集されること。
=同義:斡旋
ハウス(はうす)
前を走っている選手の後輪と、後ろを走っている選手の前輪が接触してしまうこと。落車の1番の原因とも言える。
●日常例:銀行員 21才(女)
手と手の、やさしいハウスから始まる恋もあるんです。
ハコ(はこ)
バックストレッチライン(BS・バック)(ばっくすとれっちらいん)

決勝線(ゴールライン)のおよそ半周先にある線。競輪は一般的に(400Mバンクは)5周で行われるが、その最終周(5周目)にバックストレッチラインを先頭で通過することを「バックを取る」と言い、その合計回数が「バック本数」となる。
⇒ワンポイント:バック本数が多い選手に「徹底先行タイプ」が多い。ガンガン先行する選手を見分けるコツです。
バックを踏む(ばっくをふむ)
選手のレース用自転車ピストにはブレーキがないため、スピードを落としたいときにペダルを逆方向に踏んでブレーキをかける。この動作のことをいう。
●日常例:OL 28才(女)
お寿司屋さんの「時価」の2文字に思わずバックを踏んだ。
嵌る(はまる)
レース展開の中で、予想していなかった良いポディションにスルリと入ってしまうこと。ラッキーなシチュエーションが多い。棚ぼた的な出来事。
張る(はる)
後方から迫ってくる別のライン(グループ)の選手たちを、ブロックすること。タイミングが難しい技。
⇒参考:技の色々 「イン粘り」 「飛びつき」「捌く」「競り」「突っ張る」「中割り」「張る」「番手まくり」「ブロック」「ハンドル投げ」。
バンク(ばんく)
競輪用の競走路のこと。周長は333メートル通称サンサンバンク(伊東温泉競輪場など)、400メートル(平塚競輪場など)、500メートル(千葉競輪場など)の3種類。最も多いのは周長400メートルのバンク。また同じ周長でも、競輪場によって直線の長さやカントなどが全く異なる。
⇒ワンポイント:特例として、前橋競輪場のみが周長335メートル。
バンクレコード(ばんくれこーど)
各バンクでの、上がりタイムの「最高記録」。
⇒参考:上がりタイム、バンク
番組(ばんぐみ)
それぞれのレースに選手を割り当て、枠番、車番(番号)などを決めること。
番手(ばんて)
「ハコ」とも呼ばれる。先行選手の後ろの位置(2番手の位置)を意味する。また、レースにおける最も有利なポジションでもある。
=同義:ハコ
⇒参考:三番手
●日常例:OL 25才(女)
社員食堂の「さば味噌定食」は、すぐ完売してしまう人気っぷり。今日はダッシュで券売機の番手をキープしたからゲット出来そう。ムフフ。
番手大名(ばんてだいみょう)
番手(ハコ)という絶好のポディションで、レース展開も最高に良いとき。
●日常例:女子大生 21才(女)
教授と一緒に学食に行くと、おかずをオマケしてもらえる上に、ご馳走してもらえる。これぞ、番手大名。ウシシ。
番手まくり(ばんてまくり)
ハンドル投げ(はんどるなげ)
ゴール直前で、ハンドルを両手で前に突き出すこと。この勢いで自転車が前へ進み距離を稼げるというスゴ技。タイミングがかなり難しい。
⇒参考:技の色々 「飛びつき」「カマシ」「捌く」「競り」「突っ張る」「中割り」「張る」「番手まくり」「ブロック」「ハンドル投げ」。⇒ワンポイント:小倉竜二選手(徳島・S級1班・)のハンドル投げは超一流!!また、「おくら(野菜)」の絵に「濁点」が付いている(=おぐら)が描かれたユニホーム(レーサーパンツ)で登場したりと、イケメンの上にチャーミングな面も持つトップレーサー。
東日本ライン(ひがしにほんらいん)
日本列島を2つに分けたうちの、東日本に位置する地域に所属している選手で作るライン(グループ)。
【例】
ひとつのレースに西日本地域のラインが1つしかない時に使う場合が多い。
愛知+福井+大阪(中近ライン)
佐賀+大分+福岡(九州ライン)
静岡+東京+福島(東日本ライン)
※東日本地域のライン
北日本ライン、関東ライン、南関東ライン
⇒参考:ラインの種類 北日本ライン、関東ライン、埼京ライン、栃茨ライン、南関東ライン、中部ライン、近畿ライン、中近ライン、中国ライン、四国ライン、中四国ライン、九州ライン、遠征ライン、東日本ライン、西日本ライン、同期ライン、即席ライン、フラワーライン。
ピスト(ぴすと)
ピストレーサーのことで、競技用の自転車。ピストレーサーの重量は、実用自転車が約17kgなのに対して、わずか7~8kgと軽量にできている。これは、もちろんスピードを出すために軽さを追求した結果。 選手の肉体とこのピストレーサーが1つになって、時速70キロ以上のスピードが出る。ちなみに、オーダーメードだとお値段は20万円以上。
日の丸ザムライ(ひのまるざむらい)

「競輪を国技にしようぜ委員会」の委員長。ニックネームは「サム君」。サム君は、知る人ぞ知る教科書には載っていないベスト オブ サムライ。トレードマークは額にピッタリ巻いている日の丸ハチマキ。ちょんまげは、ピンチになると「トロ」と化し敵を惑わすという噂も・・・・・。
ヒモ(ひも)
2着になると予想される選手のこと。また、2着になる選手を探すことを「ひも探し」と言う。
ピンピン(ぴんぴん)
ピンとは1着のこと。つまりピンピンは2連勝。ピンピンピンは3連勝。連勝中の選手は数字の通り、調子がいいと判断して良さそう。
不発(ふはつ)
フラワーライン(ふらわーらいん)
ケイリン界の歴史に残るライン(グループ)としてファンに語り継がれているライン名。
フラワーラインは、昭和50年頃に東京、千葉に所属する選手たちが地域の枠(千葉=南関東ライン、東京=関東ライン)を越えて作った練習グループのことで、房総フラワーライン(千葉県の道路)で合同練習をしていたことからこのグループ名が付いたと言われている。
当時のメンバーは、現役選手の山口健治選手(東京・38期)、引退した選手では山口国男氏、滝澤正光氏、吉井秀仁氏などがいる。また、このフラワーラインは一致団結して、当時ケイリン界のトップ中野浩一氏らが所属していた九州ラインと激しいレースバトルを繰り広げていたことも有名。
現在はこのフラワーラインは消滅していて、ケイリン競走でこの名を聞くことはなくなった・・・。
⇒参考:ラインの種類 北日本ライン、関東ライン、埼京ライン、栃茨ライン、南関東ライン、中部ライン、近畿ライン、中近ライン、中国ライン、四国ライン、中四国ライン、九州ライン、遠征ライン、東日本ライン、西日本ライン、同期ライン、即席ライン、フラワーライン。
ふるさとダービー(ふるさとだーびー)
G2に格付けされる4日制の特別競輪。ふるさとダービーは地方都市にある競輪場の活性化を図るため、1989年から行われている競輪のG2競走。1年に2回、開催競輪場を変えて行なわれている。2008年は4月弥彦、8月福井、11月広島の開催を持って19年の歴史に幕を閉じた。
⇒参考:レースの種類 グレードの高い順からGP、G1、G2、G3、F1、F2。
⇒参考:グレートレースの紹介
GP:KEIRINグランプリ
G1:競輪祭、日本選手権競輪(ダービー)、高松宮記念杯競輪(宮杯)、寬仁親王牌世界選手権トーナメント、オールスター競輪、全日本選抜競輪、SSシリーズ風光る09、SSカップみのり
G2:東西王座戦、サマーナイトフェスティバル、共同通信社杯競輪(年2回)、ヤンググランプリ
ブロック(ぶろっく)
バスケットボールやアメリカンフットボール、野球などのブロッキングと同じニュアンス。競輪の場合は体の接触で相手の攻撃を封じるというより、自転車ごと相手を止めに行く感じ。しかし、やりすぎると失格になる可能性もある。「張る」とも言う。
⇒参考:技の色々 「飛びつき」「カマシ」「捌く」「競り」「突っ張る」「中割り」「張る」「番手まくり」「ブロック」「ハンドル投げ」。
●日常例:公務員 25才(女)
セクハラ上司からの誘いの電話を、着信拒否でブロック。
別線(べっせん)
別のライン(グループ)のこと。本線ではないライン(グループ)という意味もある。また、選手のコメントによくある「今回は申し訳ないが同じ県の○○君とは別線で」の意味は、「本当なら同じ県でライン(グループ)になる筈だけど、今回は別々に戦うよ」ということになる。
⇒参考:ラインの種類 北日本ライン、関東ライン、埼京ライン、栃茨ライン、南関東ライン、中部ライン、近畿ライン、中近ライン、中国ライン、四国ライン、中四国ライン、九州ライン、遠征ライン、東日本ライン、西日本ライン、同期ライン、即席ライン、フラワーライン。
ホームバンク(ほーむばんく)
選手が主に練習で使っているバンク。都道府県によっては、複数のバンクを所有しているので、同じ県の選手でもホームバンクは違う場合が多い。
例)神奈川県には平塚、川崎、花月園、小田原と4つの競輪場がある。
●日常例:広告代理店 28才(男)
ホームバンクでしか威張れない上司もいる。
補充選手(ほじゅうせんしゅ)
レース開催中、選手の失格などにより、出場選手が足りなくなってしまったときに召集された選手のこと。
●日常例:ビュッフェのアルバイト 20才(女)
「すみませーん。こっちのウインナー補充してくださーい。」