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競輪

2021/12/11

P-Navi編集部

広島競輪G3(3日目)レポート

広島競輪G3(3日目)レポート

2021年12月11日
広島競輪G3(3日目)
開設69周年記念「ひろしまピースカップ」

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【10R=S級準決勝】

打鐘で先頭に立たった三登誉哲が先行態勢に入り、地元・中国ラインがレースの主導権を握っていく。最終BSから6番手の野原雅也が捲りを仕掛けるが、中団の阿部拓真も合わせる。粘りこみを図る中国ラインだったが、阿部が直線で捕らえて1着。2着に逃げた三登、3着に野原が入り、3連単は44万円台の高配当決着となった。


1着/阿部拓真(S2・宮城107期)
今回成績:一5・二3・準1
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(2021年11月防府記念)

赤板で動きがあった時に順番で先行になってしまうのは面白くないなと思って、野原を動かそうとしましたが、なかなか来なかったので、三登さんの内に入って動かした紙一重のレースでしたね。自分に展開が向いてくれました。三登さんが、けっこう掛かっていて自分が行ける感じではなかったですが、最終BS過ぎに野原が見えたので、無理やり行った感じ。届いてよかったです。


2着/三登誉哲(S2・広島100期)
今回成績:一3・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:初

今日は後ろからの組み立てで、みんなの動きを見ながらの作戦でした。打鐘で後ろを見たら(阿部と野原が)見合っていたので、一度踏んで一本棒にして、打鐘過ぎからは全開で踏みました。(2着は)ラインの先輩のお陰ですね。出来過ぎです。しっかり後ろについていって、チャンスがあれば優勝したいです。
(決勝は)地元の4番手です。


3着/野原雅也(S1・福井103期)
今回成績:特4・二2・準3
G3優勝:1回(2020年12月広島記念)

阿部さんの動きだけイメージになかったです。ある程度捲りになるのは想定していましたが、捲り切れなかった自分が不甲斐ないですね。脚自体そんなに悪い感じはしていないですが。
(決勝も)しっかり頑張りたい。自力です。

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【11R=S級準決勝】

赤板で前を抑えた伊藤颯馬が後続を警戒しながらペースアップ。打鐘過ぎに7番手の根田空史もスパートすると、最終HS過ぎには伊藤に並びかける。両者の主導権争いとなるが、最終BSでは根田が先頭を奪取。根田、和田健太郎の千葉勢が抜け出すかに、伊藤マークの大坪功一が両者の中を突き抜けて1着。2着に和田、最終BSから捲り追い込んだ阿竹智史が3着入線した。


1着/大坪功一(S1・福岡81期)
今回成績:一2・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:5回目(2020年4月武雄記念)

(伊藤)颯馬がいいタイミングで仕掛けてくれました。心強いですね。最終4コーナーは待って待ってのタイミングだったので、伸びないかなと思いましたが、伸びてくれました。調子はいいと思います。
(決勝は)野原君の番手。


2着/和田健太郎(SS・千葉87期)
今回成績:特3・二1・準2
G3優勝:2回(2019年10月京王閣記念)

基本的に2分戦みたいな形だったので、根田も自分のタイミングで仕掛けていれば、もう少し面白かったのかなと思います。(伊藤に)結構抵抗されたので。最終BS過ぎに阿竹が来たのも分かりました。3日目のレースからは、少し良くなった感じです。
(決勝は)東でまとまって、阿部君の番手です。


3着/阿竹智史(S1・徳島90期)
今回成績:一2・二2・準3
G3優勝:2回(2019年3月玉野記念)

2つのラインで主導権を取り合う形になったので、自分がどこまで行けるかのレースでした。最終2コーナーで(三宅)伸さんと絡んで一気にスピードが止まってしまったので、あとは我慢。和田さんの横にへばりついて踏むだけでした。今日も展開が良かったので、あとは脚の感じが良ければ。
(決勝は)単騎です。

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【12R=S級準決勝】

飯野祐太が山田庸平を打鐘で抑えると、6番手から町田太我が一気のスパート。最終HS過ぎには町田、松浦悠士、池田良の広島3車が出切って、レースの主導権を掌握する。番手の松浦は車間を切って後続を牽制。町田の快ペースの前に、飯野、山田ともに仕掛けられず、直線で松浦が町田を差し切り1着。2着に町田が粘り、3着に池田で地元ラインの上位独占が決まった。


1着/松浦悠士(SS・広島98期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:12回(2021年8月松戸記念)

ワンツースリーできたので、明日はこれ以上の歓声を聞きたいですね。飯野さんのカマシも想定内でしたけど、思いのほか(町田)太我の反応が良くてちょっと口が空きました。強気で行ってくれて良かったです。太我が全部やってくてました。明日もお客さんの前で、優勝する姿を見せたいです。確定板を独占できたらいいなと思っています。
(決勝は)太我の番手です。


2着/町田太我(S2・広島117期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一1・二1・準2
G3優勝:1回(2021年6月松山G3)

デビューしてから一番緊張しましたね。打鐘過ぎに飯野さんが前に出たのを目標に、仕掛けました。感触はすごく良かったです。ルーキーシリーズの決勝くらいの感じでした。最後も踏み直して、松浦さんから押し切れたのかなと思いましたが、甘かったです。ラインで決められたことがすごく嬉しくて、ついガッツポーズをしちゃいました。明日も気を抜かずに、思い切って自分の仕掛けができればいいと思います。
(決勝は)自力です。


3着/池田良(S1・広島91期)
今回成績:一2・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:18回目(2021年6月福井G3)

町田と松浦に感謝です。全てを任せていました。昨日(2日目)の脚では、全然勝負にならないと思っていました。今節これまでと違うシューズを試しましたが、今日(3日目)は元に戻して、雰囲気は良かったです。
(決勝は)地元の3番手。

※G3優勝の( )は前回の優勝、G3決勝の( )は前回の優出開催

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【最終日・12R=S級決勝】
1/和田健太郎(SS・千葉87期)
2/松浦悠士(SS・広島98期)
3/野原雅也(S1・福井103期)
4/大坪功一(S1・福岡81期)
5/阿部拓真(S2・宮城107期)
6/三登誉哲(S2・広島100期)
7/阿竹智史(S1・徳島90期)
8/池田良(S1・広島91期)
9/町田太我(S2・広島117期)

注目の並びは
9町田-2松浦-8池田—6三登
5阿部-1和田
3野原—4大坪
7阿竹(単騎)

4人勝ち上がった地元・広島勢は、町田-松浦-池田-三登で結束。阿部には和田が付き東日本でまとまり、前回覇者の野原には大坪で即席連携、そして阿竹が単騎戦となった。町田率いる地元勢はラインで上位独占をもくろむ。特にKEIRINグランプリ前の地元記念でここまで無傷の3連勝と貫録のレース運びで勝ち上がってきた松浦は、町田の番手から2回目の「ピースカップ」優勝を完全Vで狙う。だが、横の動きもできる野原や好位から一発を狙う阿部、冷静な判断が光る和田や単騎の阿竹など相手も強敵ぞろい。大注目の決勝だ。

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【広島競輪のレースレポート】
全プロ記念競輪(2021年)優勝者:松浦悠士
玉野記念in広島(2021年)優勝者:松浦悠士
広島記念(2020年)優勝者:野原雅也
広島記念(2019年)優勝者:岡村潤
広島記念(2018年)優勝者:松浦悠士
広島記念(2017年)優勝者:村上博幸

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