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競輪

2022/01/06

P-Navi編集部

立川競輪G3(3日目)レポート

立川競輪G3(3日目)レポート

2022年1月6日
立川競輪G3(3日目)
開設70周年記念「鳳凰賞典レース」

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【10R=S級準決勝】

赤板過ぎに桐山敬太郎が先頭に立つと、太田竜馬は中団付近まで上昇。打鐘過ぎに桐山が後続を警戒しつつ踏み出すと、新田祐大が桐山の内を突いて先頭を奪取。新田には菊地圭尚が続き、3番手には桐山が入る。先行態勢に持ち込んだ新田がそのまま逃げ切りで1着。2着にマークの菊地で北日本ワンツー。3着には桐山が入線した。


1着/新田祐大(S1・福島90期)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:9回(2021年12月伊東温泉記念)
※10年に立川でSSカップみのりを制覇

あの展開になると思っていましたが、桐山さんが切って動きが止まったので。勝負したい気持ちもあったので、その結果で内をすくう形になりました。このバンクコンディションで戦うのは、みんな同じ条件。負けない気持ちで挑めました。天候に左右されながら対応していくのは、競輪ならではで楽しい。ここでは圭尚さんと2人が勝ち上がったので、北日本でもっと勝ち上がれば、さらに楽しみだなと思います。
決勝はジュニアの時から知っている木村君の番手で。


2着/菊地圭尚(S1・北海道89期)
今回成績:一1・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:25回目(2020年1月高松記念以来)
※07年に立川でヤンググランプリ制覇

新田にお任せで、後輪だけ見て離れないように。昨日の感じだと自信はなかったですが、新田の後ろは大チャンスなので集中していました。抜くのは難しかったですが、ついていけたのはプラス。一戦一戦が勝負なので、決勝も頑張りたいです。北の3番手。


3着/桐山敬太郎(S2・神奈川88期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一2・二3・準3
G3優勝:2回(2019年3月防府G3)

太田君が切った3番手に飛びついてからと思っていましたが、(太田が)来ないので、打鐘では覚悟して先行しにいったら、たまたま3番手に入れました。ラインで決められなくて申し訳ないですが、(優出は)良かったです。自分のできることは全部できているのかなと思います。(決勝は)浅井に行きます。

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【11R=S級準決勝】

打鐘で岩谷拓磨が先頭に立つも、最終HSで格清洋介が岩谷を叩き、格清-渡邉雄太の静岡ラインが主導権を握っていく。最終HSから坂井洋がスパートして巻き返しを図るが、岩谷の牽制もあり、これは不発。坂井マークの吉田拓矢は最終BSで自力に転じると、渡邉雄太も格清の番手から捲りで合わせる。だが吉田のスピードが上回り、直線で先頭に立ち1着ゴール。マークの稲村好将が2着。直線外から追い込んだ木村弘が3着に入線した。


1着/吉田拓矢(SS・茨城107期)
今回成績:特5・二1・準1
G3優勝:2回(2021年6月久留米記念)

他のラインが積極的に動き、主導権争いになると思っていたのですが、思うようにペースが上がらなかったのが誤算でした。坂井さんには厳しい展開になったなと。(最終2コーナー過ぎ)渡邉雄太さんの前にはいたいと思ったので踏ませてもらいました。勝たなきゃいけないレースで勝てたので、状態は悪くないかなと。前を走った選手のおかげというのもあるので、感謝の気持ちを持って走りたいです。(決勝は)自力。


2着/稲村好将(S2・群馬81期)
今回成績:一3・二2・準2
G3優勝:1回(2000年12月いわき平A級戦/現行制度では無し)

展開が抜群でした。状態は、ここ最近では一番です。(2日目の)強風より軽く感じたので、いいと思います。前(吉田拓矢)に着いていくことに集中していました。決勝も関東、吉田君の後ろにいきたいです。みんな強いので、後輪だけ見て。


3着/木村弘(S2・青森100期)
今回成績:一3・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:初

後ろから、流れに乗って動こうと思っていたので、流れに乗れてよかったです。レースの内容としては、3日間バックも取っていないので。雪が降ったので、自分達に向いたと思います。(レース)内容は納得していないですが、あと一走、頑張ります。決勝は北日本の先頭で自力です。

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【12R=S級準決勝】

打鐘前から松井宏佑が踏んで、川口聖二を叩き先行態勢に入ると、川口は岡村潤から松井の番手を奪取する。最終HSから清水裕友が捲り発進すると、松井、川口を最終BSで捕らえて、中四国ラインの清水-桑原大志-久米良の3車が出切る。ここに続いたのが浅井康太で、直線は4車の争いとなるが、3番手の久米がゴール前伸びて1着。中コースを突いた浅井が2着、3着に清水が入線した。なお浅井と桑原がゴール後に落車。


1着/久米良(S1・徳島96期)
今回成績:一4・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(2021年10月前橋以来)

みんなから、すごい悪条件(バンクコンディション)と聞いていたので覚悟していたが、思ったより走れたかなと思います。状態は、日に日に良くなっている感じです。(ゴール前は)落車すると思ったのですが、回避できて良かった。決勝は、清水君の番手。初めてです。荷が重いですが、精一杯やれることをやれたらと思います。


2着/浅井康太(S1・三重90期)
今回成績:特1・二1・準2
G3優勝:30回(2021年9月松阪記念)
※立川記念は2010年に優勝歴あり

(落車の影響は)打撲と擦過傷が少しです。なんとか我慢できるかなと。レースの事しか考えずに調整していこうと思います。(最終4コーナー過ぎ)久米君のスピードが良かったので、外より内と思いました。全部避けられたと思ったのですが、最後引っ掛かったのが失敗でした。しっかりケアをしていきたい。(ファンの)期待に応えるためには、(時には)厳しいレースをしていかないと。気持ちが入りました。(桐山が)ついてくれるので自力。上位陣と戦えていると思うので、しっかりしたレースをしていきたい。


3着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:特9・二3・準3
G3優勝:7回(2021年11月防府記念)
※立川記念は19年、20年に連覇

中団からの組み立てを考えていました。行けるところから仕掛けられているので、状態は悪くないが、連日3番手から差されているので末をかいているかな。セッティングなど調整しているので、今日(3日目)が一番いい感じでした。決勝も久米さんと連係です。優勝を狙って頑張ります。

※G3優勝の( )は前回の優勝開催
※G3決勝の( )は前回の優出開催

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【最終日・12R=S級決勝】
1/吉田拓矢(SS・茨城107期)
2/浅井康太(S1・三重90期)
3/新田祐大(S1・福島90期)
4/菊地圭尚(S1・北海道89期)
5/清水裕友(SS・山口105期)
6/稲村好将(S2・群馬81期)
7/桐山敬太郎(S1・神奈川88期)
8/木村弘(S2・青森100期)
9/久米良(S1・徳島96期)

注目の並びは
吉田-稲村
清水-久米
木村-新田-菊地
浅井—桐山

S班からは吉田拓矢、清水裕友の2名が決勝に進出。
吉田には準決勝でワンツーを決めた稲村がマーク。初のS班入りを果たした吉田が、今年初戦から最高のスタートを切れるか。一方、清水にはジカの連携は初となる久米が続く。清水は当地記念を過去2回制覇と好相性を誇る。
北日本は唯一の3車連携となった。木村が先手を奪えば、新田が番手絶好となる。新田は昨年末の伊東に続いて、記念連続優勝のチャンス到来だ。3番手の菊地も悲願の記念初優勝へ、虎視眈々とV狙う。
浅井と桐山が即席連携。浅井は準決勝でゴール後に落車をしているが、しっかりとケアをして臨む構え。オールマイティに戦える両者だけに、即席ながらレース動向のポイントとなりそうだ。

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【立川競輪のグレードレースレポート】
立川G3(2021年)優勝者:平原康多
立川G3(2020年)優勝者:清水裕友
立川GP(2019年)優勝者:佐藤慎太郎
立川G3(2019年)優勝者:清水裕友
立川G3(2018年)優勝者:平原康多

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