全日本選抜競輪（初日）レポート

2022年2月20日取手
第37回読売新聞社杯全日本選抜競輪G1（初日）

今年最初のG1「全日本選抜競輪」が本日開幕！
初日のレポートでは、メインカードである特別選抜予選3個レースを振り返るとともに、2日目のスタールビー賞に進出を決めた9選手の表情とコメントを取り上げます。2日目はこのスタールビー賞（失格等を除き準決勝進出）、そして二次予選6個レース（1位～3位が準決勝に進出）が争われ、勝ち上がりはさらに激化。初日に引き続き、目が離せないレースが展開されそうです。
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【初日・10R＝特別選抜予選】

山崎賢人が打鐘から先行態勢に入ると、松浦悠士が番手に飛びつき位置を確保。最終BSから松浦が捲りを打ち、踏み直して粘る山崎を微差かわして1着。2着は先行した山崎。郡司浩平は最終2コーナーで外に振られるも、態勢を立て直すと、直線で松浦と山崎の間を突いて3着に入線した。
1着：松浦悠士（広島98期）
2着：山崎賢人（長崎111期）
3着：郡司浩平（神奈川99期）

【初日・11R＝特別選抜予選】

赤板前に清水裕友が上昇して先頭も、深谷知広が打鐘前からスパートして清水を叩き切り、南関3車が最終HSで出切る。深谷が快ペースで飛ばし、中団に入った清水が再度仕掛けていくも番手の和田真久留の牽制もあって不発に。南関勢が優勢のまま和田が差し脚を伸ばして1着。2着に3番手の鈴木裕、深谷が3着で南関ラインが上位独占した。
1着：和田真久留（神奈川99期）
2着：鈴木裕（千葉92期）
3着：深谷知広（静岡96期）

【初日・12R＝特別選抜予選】

上昇してきた新山響平を太田竜馬が突っ張るも、太田の後位に新山が入る形となり、新山は最終HS前からスパートして北日本ラインが主導権を握る。最終HSで8番手から古性優作が仕掛け、最終2コーナーからは5番手の平原康多も捲りを打つ。平原は北日本ラインを一気に捕らえて1着。古性は平原マークの諸橋愛の牽制を凌いで、平原を追って直線迫るも2着。逃げた新山マークの佐藤慎太郎が3着に入った。
1着：平原康多（埼玉87期）
2着：古性優作（大阪100期）
3着：佐藤慎太郎（福島78期）

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【2日目・12R＝スタールビー賞】
1／古性優作（大阪100期）
2／平原康多（埼玉87期）
3／郡司浩平（神奈川99期）
4／和田真久留（神奈川99期）
5／松浦悠士（広島98期）
6／山崎賢人（長崎111期）
7／深谷知広（静岡96期）
8／鈴木裕（千葉92期）
9／佐藤慎太郎（福島78期）

並びは
2平原—9佐藤
6山崎—5松浦
7深谷—3郡司—4和田—8鈴木
1古性（単騎）

大注目のスタールビー賞。まず南関東ラインは深谷を先頭に、4車で結束。
ちなみに昨年のスタールビー賞も深谷、郡司で連携して、郡司が勝利をしている。
平原の後位は佐藤が回り、山崎には松浦が続いて西の連携。
自在に動く単騎となった古性の動向はいかに！？

1／古性優作（SS・大阪100期）
チャリレンジャー（スポンサード選手）
初日12R：2着

少し想定外の動きになってしまって対応できなかったです。踏んだ感触は悪くなかったのですが、やはり平原さんは力があるなと思いました。G1なのでみんな仕上げてくる、僕以外の選手が強かったです。単騎になりますけど、しっかりがんばります。

2／平原康多（SS・埼玉87期）
初日12R：1着

今日は、流れがわからなかったので、その時その時のひらめきで走りました。静岡記念の時に自転車のセッティングなど、足りないところがあったので、ここまでの期間中に実戦に向けてやってきた感じです。レースと自転車の新しい部分をマッチさせるのが大変なのかなと思いました。スタールビー賞は、（佐藤）慎太郎さん付いてくれるので、自分らしくがんばりたいと思います。

3／郡司浩平（SS・神奈川99期）
チャリレンジャー（スポンサード選手）
初日10R：3着

初日は真ん中あたりで、取れた位置からアクション起こして、あとは行けるところからと思っていました。踏み込んだ感じは、かなりよかったですし、3着ですけど自分の中でも手応えや調子の良さを感じました。スタールビー賞は、深谷さんの後ろ。ラインに厚みができたので、生かすも殺すも、僕にかかっているのでがんばります。

4／和田真久留（S1・神奈川99期）
初日11R：1着
飛びつかれることもあったので、そこを考えながら走りました。（最終BSは）車間を空けて、番手から出て行く選択肢はなかったので、何がなんでも止めようという感じ。最高の結果でよかったです。身体の状態はいいですが、新車でしっくりきていない部分があります。スタールビー賞は南関の3番手です。

5／松浦悠士（SS・広島98期）
チャリレンジャー（スポンサード選手）
初日10R：1着

スタートで2番目が取れたので、郡司君に突っ張られないところで切って、前に出て（山崎）賢人を待とうかなという感じでした。（山崎君が）かなり、いいかかりだったと思います。合わされて失敗したと思ったのですが、なんとか走れました。状態や身体の使い方などいいと思います。スタールビー賞は（山崎）賢人に。しっかり信頼して。

6／山崎賢人（S1・長崎111期）
初日10R：2着

レースは、たぶん誰かが前を取ると思ったので後ろからにしました。松浦さんが後ろを見て引いていったので、そこでペースを緩めたのが失敗でした。踏み出した感じはよかったです。スタールビー賞は、自力です。初日の反省を生かしてがんばります。

7／深谷知広（S1・静岡96期）
初日11R：3着

どこから先行するかを考えて、自分の距離を待って仕掛けました。3着に残れているのがびっくりですけど、少し考えなければいけないところがあります。初日のレースを見直して、自分の感覚と相談しないといけないですね。スタールビー賞は、先頭です。

8／鈴木裕（S1・千葉92期）
初日11R：2着

緊張しました。今回、感じがよかったので付いていかれたのかなと思います。上出来な滑り出しですね。スタールビー賞は、南関の4番手しっかり固めます。

9／佐藤慎太郎（SS・福島78期）
初日12R：3着

（新山）響平は、太田君の動きが読みきれなかったのではないですか。捲られてしまっているので、仕事もできなかったですし。平原も古性も直線で仕事のできないところからきて、流石にうまかったと思います。（調子は）悪くない。スタールビー賞は、平原君に任せます。

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＼初日注目レース・ピックアップ／
【初日・2R＝S級一次予選】

中団を確保し好発進！
1着／小松崎大地（S1・福島99期）
チャリレンジャー（スポンサード選手）

レース展開は、思っていた以上にスローペースになってしまったのが想定外。落ち着いて仕掛けられたのですが、落ち着きすぎて後ろには迷惑をかけたと思います。詰まった最終HSで仕掛けたら、きれいに3人で決まったかなと反省しています。勝ち上がるとレース形態も変わっていきますし、そういうところを考えてアプローチできればいいなと思っています。持ち味をしっかり出したいですね。

【初日・3R＝S級一次予選】

ライン3車で決める先行
2着／寺崎浩平（S1・福井117期）

（1月和歌山記念以来のレースも）仕掛け所でしっかり仕掛けられたので、内容は自分としてはすごくよかったかなと思います。ちょっと牽制気味だったので、前を取りました。遅くても打鐘くらいから仕掛けようと思っていたので、ラインで決められたのはよかったかなと思います。久しぶりのレースだったので。ペースとか戸惑う部分が多かったのですが、2着に残れているのでよかったです。明日以降も、楽しみです。

【初日・6R＝S級一次予選】

鋭い伸び脚で1着
1着／園田匠（S1・福岡87期）
どんな展開でもヒデ（山田英明）はやってくれるし、ずっと連携してきているので。全面的に信頼していました。久しぶりに9車立てのレースを走ったのですが、思ったより伸びたのでいいと思います。前回（奈良記念）の最終日も気持ちよくセッティングが出ていたので、変わらずよかったです。明日以降も、自分は前に付いていくだけです。

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