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競輪

2022/05/28

P-Navi編集部

全プロ記念競輪(初日)レポート

全プロ記念競輪(初日)レポート

2022年5月28日
全プロ記念競輪(F2)佐世保競輪場
令和4年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪(初日)

佐世保競輪場で開幕した「全プロ記念競輪」。
初日のメインカードは、豪華メンバーによる優秀競走3個レースで、3着以内に入れば最終日に行われる「スーパープロピストレーサー賞(以下、SPR賞)」に勝ち上がり。今回は全プロ記念競輪(初日)の模様と、SPR賞に勝ち進んだ9選手をレポートします!

【全プロ記念競輪(初日)10R=優秀】

打鐘で新山響平が郡司浩平を抑えて先行態勢に入ると、3番手は内に郡司、外に古性で並走となる。打鐘後2センターで郡司が古性に牽制を入れた内を山田庸平が突いて3番手に浮上、古性も最終HSで追い上げて4番手を確保する。宿口陽一の捲りは成田の牽制もあり3番手外まで。逃げた新山をマークした成田が差し切り1着、2着が新山で北日本ワンツー。4番手から伸びた古性が3着に入線した。


1着/成田和也(S1・福島88期)

郡司(浩平)君が前に出た時から、自分のところに牽制がある雰囲気がありました。新山(響平)の先行1車なので、そこは仕方ないですね。3番手で郡司君と古性(優作)君が並走していたのも分かりました。古性君が後ろに下がって、あとは誰がくるか、でした。新山君が最終BSで踏み返してくれたので、対応できると思いましたし、内を注意していました。ワンツーは何より嬉しい。これだけいいメンバーなので、ここで走れるだけで大事な2走だと思っていました。いい結果が出せて良かったです。
SPR賞は、北の3番手です。


2着/新山響平(S1・青森107期)

成田(和也)さんが、単騎勢の前に上手く位置取ってくれたので、仕掛けやすかったです。メンバー的に僕が逃げる印象だと思っていたので、それをフルに活かして走ろうと思っていました。今日は、展開が向いて楽に逃げることができました。このメンバーで2着に残ったのは自信になるので、明日も思い切って行きたいと思います。
SPR賞は北の先頭、自力です。


3着/古性優作(SS・大阪100期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

いろいろなレース展開を考えていて、難しいレースでした。結局、新山(響平)任せのレースにしてしまいましたし、郡司(浩平)君との位置取り争いも思ったよりも自転車が進まないので捌かれる場所になってしまった。ちょっとしんどかったです。このあと、現状でできることをして修正したいと思います。
SPR賞は、自力です。

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【全プロ記念競輪(初日)11R=優秀】

打鐘前に吉田拓矢が先頭に立つと、打鐘で中川誠一郎が単騎で仕掛ける。太田竜馬もカマしていき、最終2コーナーで中川を捕らえて、松浦悠士、柏野智典と中四国ライン3車が出切る。最終2コーナー過ぎから野原雅也が捲りを狙うが、松浦の牽制もあり、前団を捕えきれない。番手絶好となった松浦が直線で差し脚を伸ばして1着。2着に太田が粘って中四国ワンツー。最終2センターで柏野の内に入った吉田拓矢が3着に入線した。


1着/松浦悠士(SS・広島98期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

中川さんの動きは想定外でしたが、太田(竜馬)君もいい反応で、すかさず付いていってくれて、いい展開になったと思いました。最終BSは、野原(雅也)君の勢いが良かったのですが、少し牽制をして様子を見ていたら止まったので、最後はしっかり踏み込めました。踏んだ感じは、かなり良かったです。太田君と勝ち上がれたのは良かったと思います。明日も信頼して付いていきたいです。SPR賞も、太田君の番手です。


2着/太田竜馬(S1・徳島109期)

中川(誠一郎)さんが仕掛けたのは、前に出切るまでに脚を使ったので、きつかったです。あれは想定外ですね。前に出てからは緩めず、ずっと踏んでいた感じです。残れているので、脚の感じは悪くないと思います。
SPR賞は自力です。


3着/吉田拓矢(SS・茨城107期)

先行態勢に入って、誰も仕掛けて来なければ自分で仕掛ける気持ちだったのですが、中川(誠一郎)さんの動きが想定外でした。内容のない3着なので喜べないですが、明日に繋がったのでよかったです。感触は、悪くないと思います。今日、力を出し切れなかった分、明日は力を出し切りたいです。
SPR賞は、自力です。

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【全プロ記念競輪(初日)12R=優秀】

打鐘で先頭の清水裕友を渡邉雄太-守澤太志の2車が叩いて、主導権を握っていく。3番手になった清水は最終2コーナー過ぎから踏み出すも、守澤の牽制で不発に。渡邉の番手から守澤が差し脚を伸ばして1着。平原康多マークの諸橋愛は最終2センターで内に切れ込み、守澤に迫るも2着。清水マークの荒井崇博が3着に入線となった。


1着/守澤太志(SS・秋田96期)

(渡邉雄太が)ケガ明けと聞いていたのですが、本当に強くて、残せなかったのが申し訳ない。清水(裕友)が仕掛けてくれないかなというタイミングで来てくれて、しっかり仕事もできて良かったです。外からかわされるかと思ったのですが、しっかり1着が取れているので、調子は問題ないと思います。
明日のSPR賞は、新山君の番手です。ライン3車は優位ですし、ラインで決まるように頑張りたいです。


2着/諸橋愛(S1・新潟79期)

最終3コーナーで(平原)康多がもたついていたし、内がごっそり空いていて、迫ってくる音がしたので、誰かいるなら自分が先に行こうとコースを塞ぎながら、かき分けてゴールを目指した結果です。脚の感じは悪くないと思います。余裕もあったし、落ち着いていました。
明日は、吉田(拓矢)君の番手。援護したいと思います。


3着/荒井崇博(S1・佐賀82期)

(清水は)いい位置を取ってくれた。1着を取れるコースがあったので、悔しかったですが、3着に入れて良かったです。調子はいつも通りかな。中四国には悪いのですが、地元みたいなものだし、優勝を狙うなら古性(優作)の後ろの方がいいと思いました。佐賀、長崎からの出場は僕ひとり。優勝を目指して頑張りたいです。

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【全プロ記念競輪(最終日)12R】
スーパープロピストレーサー賞

1/古性優作(SS・大阪100期)
2/荒井崇博(S1・佐賀82期)
3/吉田拓矢(SS・茨城107期)
4/太田竜馬(S1・徳島109期)
5/守澤太志(SS・秋田96期)
6/新山響平(S1・青森107期)
7/松浦悠士(SS・広島98期)
8/諸橋愛(S1・新潟79期)
9/成田和也(S1・福島88期)

1古性-2荒井
3吉田-8諸橋
6新山-5守澤-9成田
4太田-7松浦

唯一3車ラインの北日本勢。先頭の新山響平が主導権を握ると、調子が9割戻ったと話す守澤太志、成田和也が3番手を固め、優位な展開を作り出すか。
仕掛けどころを逃さない太田竜馬と全プロ記念競輪のSPR賞3連覇のかかる松浦悠士の中四国ラインも、連携実績豊富で上位独占も十分の布陣。
また、関東は吉田拓矢と諸橋愛が連携。吉田は宇都宮記念を制して流れも良く、初日の分も自力戦で力を出し切るか。
GP覇者の古性優作には、地元地区の荒井崇博が連携して、優勝を狙う。位置取り争いからの抜け出しにも注目が集まりそうだ。

※全プロ記念競輪(初日)注目レースピックアップと
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