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競輪

2022/08/01

P-Navi編集部

【オールスター競輪】加藤慎平×脇本雄太(特別対談)

【オールスター競輪】加藤慎平×脇本雄太(特別対談)

加藤 今年のオールスター競輪の開催地は西武園競輪場だけど、このバンクの印象は?

脇本 僕自身が200勝を達成したバンク(2015年9月に達成)なので、ゲンはいいと思っています。戦法的には、先行が残りやすい、捲りでは届かないイメージもあるので、なるべく後手を踏みたくないですね。

加藤 ワッキーはスタイルが変わっていないけど、対戦相手はかなり変わってきたよね。

脇本 そうなんですね。僕に対する対応の仕方に、磨きがかかってきていると思います(笑)。3つのラインが連なってくるのか、バラバラなのか。それだけでも、かなりきつい状況です。

加藤 脇本包囲網のように、ほかのラインが阿吽(あうん)の呼吸だったりもするよね。

脇本 それが一番怖いですよ。でも、それも力でなるべく打開したいと思っています。もちろん、力だけは打開できないのが日本の競輪でもあるので、どこまで通用するのか?と自分では思っていても、どうしても……という部分はありますけれど。

脇本雄太
今年5月の日本選手権競輪を制した脇本選手

加藤 さて、現時点で本番のオールスター競輪まであと2週間ほどだけど、トレーニングはどうかな?

脇本 まだ度合いでいったら半分くらいですね。練習環境もそうですけど、そこで焦らずに、がんばっていきたいと思います。調整はあまりするつもりはなくて、7月の末に競技大会(2022ジャパントラックカップ)に出ます。オリンピックとしての競技人生は終わっているのですが、国内ではできる限りの競技生活は続けていくつもりです。あくまで競輪を走る上で、負担のない程度ですが、しっかりとがんばっていきたいです。

加藤 そこで、ワッキーの培った経験だったり、パフォーマンスだったりを伝えていきたいと?

脇本 それももちろんありますけれど、東京五輪が終わって、ここまでの競技人生での経験を腐らせるわけにはいかないと思っているからですね。できる限りになりますが、教えるというか、広めていきたいところはあります。

加藤 さすがだね。では、最後になるけど、オールスター競輪への意気込みを改めて聞かせてもらえるかな。

脇本 僕自身、昨年のオールスターは決勝2着でという結果で、優勝には届きませんでした。今年の西武園のオールスター競輪では、そのリベンジができるように。オールスター競輪の2回目の優勝を目指して、がんばっていきたいと思います!

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(加藤慎平プロフィール)
1978年5月18日生まれ(44歳)、岐阜県出身。2005年12月に全日本選抜、KEIRINグランプリを制覇し競輪界の頂点に立った。この時の月額獲得賞金1億3千万円は競輪界レコード記録。2018年12月に現役引退後は様々な分野でマルチに活躍している。YouTubeチャンネル「ペーちゃんねる」にて配信中。

(脇本雄太プロフィール)
1989年3月21日生まれ(33歳)、福井県。2008年7月に第94期生として福井競輪場でデビュー。2018年のオールスターでG1初優勝すると、2018年と2020年に寛仁親王牌、2020年に高松宮記念杯、2019年、2022年には日本選手権を優勝と、ここまで通算6回のG1優勝。自転車競技では日本代表として2016年にリオデジャネイロ五輪、2021年には東京五輪に出場。2022年8月1日よりチャリロト・スポンサード選手に仲間入り。

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