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競輪

2023/05/31

P-Navi編集部

脇本雄太選手のS級連勝記録更新・表彰

脇本雄太選手のS級連勝記録更新・表彰

昨年8月23日の立川F1(2日目)準決勝にてS級戦19連勝の新記録を更新した脇本雄太選手(福井94期)の表彰が5月31日、JKAにて行われました。それまでのS級連勝記録は吉岡稔真氏が1994年に樹立した18連勝で、今回の記録更新は28年5カ月ぶりの快挙。脇本選手はその後も勝利を重ねて、名古屋G2共同通信社の初日まで「21連勝」の新記録を達成しました。
昨年末のKEIRINグランプリ2022で競輪界の頂点に立った脇本選手は、競輪史上初の年間獲得賞金3億円越えも記録。今後も圧倒的な走りで、さまざま記録の更新が期待されます!

脇本雄太

脇本雄太

-まずはS級連勝記録更新おめでとうございました。率直な気持ちをお聞かせください。
脇本「実際は昨年のオールスターを優勝したあたりから、吉岡さんの記録を抜けるよという話だったので。正直、プレッシャーも多少ありましたが、それをはねのけて、連勝記録を伸ばすことができました。ただ、自分の中では良いのかなという部分もあります。というのも、福井記念の準決勝の日が雨で中止になってしまって。そこを換算されずの連勝記録だったので、自分自身は納得できていないところもありますが、記録は記録として、しっかり誇っていきたいなと思っています」

-記録を意識されたのは、オールスターからなのですね。
脇本「もちろん、オールスターの完全優勝自体も記録になっていましたので。5走制の新しい制度になって初の完全優勝ということで、もちろんプレッシャーがありました。いろいろなものが積み重なった結果だと思って、嬉しく思っています。いろいろなことが重なりすぎていて、正直、どれがどれか分かっていないくらいですけどね」

-表彰を受けて、いかがでしたか。
脇本「多少、期間があいてしまったので、自分の中では記憶も薄れてしまっていたのですが、改めて、トップ選手を代表して来ているんだなという実感がありました。
実際はケガに苦しんだ時期もありましたし、そういった意味では、決して楽な道のりではなかったですが、そこもはねのけていけたのは本当に誇らしいです」

-昨年は21連勝、グランプリも優勝して歴代最高賞金も獲得しました。改めて一年を振り返ると?
脇本「一番最初はケガに苦しんだ時期ありましたが、改めて日本の競輪をしっかり走りきりました。それまでは五輪もあって、走れなかったところもありましたが、昨年の一年間は日本の競輪選手として、しっかり活動しきれたかなと思います」

-今後の目標を教えてください。
脇本「新田(祐大)さんが先日、グランドスラムの表彰で来られたと思いますので、ぜひ僕も勝ち切って、選手代表としてやっていきたいと思っています」

-全プロ記念競輪が終わり、次は高松宮記念杯競輪ですが、意気込みをお願いします。
脇本「改めて高松宮記念杯競輪も5走制になったということで、また新たな境地に立たされると思いますが、自分の中では地元地区として負けられないので、どういう状況であれ、常に勝ち続けていきたいと思っています。
もちろん僕だけでなく、古性(優作)君もすごく気合いが入ってますし、それにつられて、僕もよりしっかり頑張らないといけないと思っています。より一層、気持ちを入れて走りたいと思います」

脇本雄太

▼2022年8月の立川F1でS級連勝記録を19に更新
▼2022年9月16日の共同通信社の初日に連勝をさらに21まで伸ばす

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【脇本雄太選手の21連勝】
5月22日~24日 福井F1
2着・1着・1着(優勝)

6月1日~3日 川崎F1
1着・1着・1着(完全優勝)

6月9日~12日 松戸G3
1着・1着・1着・1着(完全優勝)

7月7日~10日 福井G3
1着・1着・未・1着

8月9日~15日 西武園G1オールスター競輪
1着・1着・1着・1着・1着(完全優勝)

8月22日~24日 立川F1
1着・1着・1着(完全優勝)

9月16日~19日 名古屋G2共同通信社杯
1着・6着・1着・2着

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【これまでのS級連勝記録】
1994年 吉岡稔真(福岡65期・引退) 18連勝


【選手プロフィール】
脇本雄太(ワキモト ユウタ)
S級S班・福井94期
1989年3月21日生まれ・34歳
在校成績(現在の日本競輪選手養成所)は19勝を挙げて11位
2008年7月に福井競輪場でデビュー(1着・1着・2着)すると、2008年9月に福井競輪場で初優勝(1着・1着・1着)、さらに2010年7月に岐阜競輪場でS級初優勝(1着・1着・1着)。
そして2018年にオールスターでG1初優勝を果たすと、これまで日本選手権(2019年、2022年)、寛仁親王牌(2018年、2020年)、高松宮記念杯(2020年)、オールスター競輪(2022年)とG1を7回制覇。さらに昨年はKEIRINグランプリ2022を初優勝を果たした。
自転車競技の日本代表としては2016年にリオデジャネイロ五輪、2021年には東京五輪に出場。
競輪の通算勝利数は358勝、通算優勝回数は62回。
(5月31日現在)

チャリレンジャー(スポンサード選手)

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