【オールスター競輪G1】古性優作が7回目のG1制覇
2024年8月18日 平塚競輪
大阪・関西万博協賛
第67回オールスター競輪G1(最終日)
ナイター開催
【ここまでの開催レポート】
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8月13日より開幕した「第67回オールスター競輪」は、五輪出場の太田海也をはじめとするナショナルチーム組が加わり、レースはより高速化して激しさを増した。激化したレースで抜群の仕上がりを見せたのが、S級S班の新山響平や松井宏佑、窓場千加頼だ。新山は、ドリームレースこそ北井佑季とのモガキあいに破れはしたものの、その後は力強い先行で2勝。松井宏佑も、早い巻き返しからの先行や捲りで絶好調の仕上がりで、準決勝では脇本雄太の先行を豪快に捲り、地元ファンの歓声の中を駆け抜けた。窓場はカマシ、捲りに加え、強力な武器となる先行を身につけ躍進を印象付けた。また、S班の佐藤慎太郎や古性優作も強襲力ある追い込みや自在性で存在感を示し、郡司浩平は自力に番手戦と力を発揮し、神奈川勢のけん引役の1人として地元オールスターの決勝に駒を進めた。
好調の自力型が激突した決勝は、先行する北日本ラインを捲りにいった窓場の番手から、古性が直線鋭く伸びて優勝のゴール。2023年10月の寛仁親王牌以来、通算7回目のG1制覇を達成。オールスター競輪は2021年8月のいわき平以来、2回目の優勝を手にした。なおファン投票1位選手のオールスター優勝は1999年(甲子園)の神山雄一郎以来で6回目。
【最終日・11R=オールスター競輪G1決勝】
1/郡司浩平(S1・神奈川99期)
2/古性優作(SS・大阪100期)
3/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
4/守澤太志(S1・秋田96期)
5/眞杉匠(SS・栃木113期)
6/渡部幸訓(S1・福島89期)
7/窓場千加頼(S1・京都100期)
8/松井宏佑(S1・神奈川113期)
9/新山響平(SS・青森107期)
【レース展開】
誘導以下、7窓場-2古性、8松井-1郡司、9新山-3佐藤-4守澤-6渡部、5眞杉で周回。赤板前から新山が上昇していき、赤板過ぎに窓場をおさえて先頭に立つ。窓場は引いて5番手に入り、7番手に松井、眞杉は最後方で最終HSを通過。新山が主導権を握っていく中、最終2コーナーから窓場が捲りを仕掛けていく。迫る窓場を最終3コーナーで新山マークの佐藤がけん制。外から松井も捲りで逆転を狙ってくるが、窓場はけん制を凌いで直線に向く。窓場マークの古性が直線鋭い差し脚で外伸びて優勝ゴール。2着に捲り切った窓場が入り、近畿ライン同期のワンツー決着。3着には逃げた新山が入線した。
【オールスター競輪G1=決勝結果】
2車単2-7 2,340円(9番人気)
3連単2-7-9 27,770円(112番人気)
決まり手:差し-捲り
優勝/古性優作(SS・大阪100期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績/3着・1着・4着・2着・1着
次走出場予定/富山G3(8月29日~9月1日)
平塚競輪場が華やかで、ここで優勝したら嬉しいだろうなと思っていました。
(窓場)千加頼のおかげで優勝できたので、本当に嬉しいです。
今年はG1で、不甲斐ない結果ばかりを出していて、もどかしかった。状態は、岸和田(高松宮記念杯)がすごく良かったのですが、そこから良くない感覚が続いていました。
今回は、初日から修正していき、今日が一番感触が良かったので、しっかり修正ができたと思います。レースは、何がどうなるか分からなかったので、全て千加頼に任せていました。打鐘から最終HSまで(ペースが)けっこう緩んでいて、これはかかるなと思っていたのですが、千加頼がすごい加速をしていき、乗り越えられると思いました。(佐藤)慎太郎さんのブロックも強烈でしたが、その上を千加頼がいってるので、本当に強かったですね。準決勝の状態だと優勝できてないですね。そこから、体幹と股関節の使い方を考えて、いい状態に調整できたと思います。
(今年の)ウィナーズカップで(千加頼が)強くなりそうと思いました。そこから才能が一気に開花したという気がします。
競輪学校(現:日本競輪選手養成所)時代の千加頼は本当に強くて、心が折れそうになりました。僕はそこを目標にやってきました。これからは、僕も脇本さんも、寺崎(浩平)や千加頼に任せて行けるように成長し、(自分たちを)振り切って欲しいと思います。
今年、ナショナルチームの練習に参加させてもらい、意識の甘さを感じました。日本一を目指すのと世界を目指しているトレーニングとでは意識の差がありました。昨年までの自分でいいのならば、行く必要はなかったのですが、ナショナルチームの練習に参加して、もっと進化したい、もっとタイトルを獲りたい、もっと人として成長したいと思い、気付いた部分がありました。
ここからは、任された位置で、責任感ある走りができたらいいなと思います。
【古性優作選手の過去GP・G1優勝レポート】
2023年10月寛仁親王牌G1(弥彦)
2023年6月高松宮記念杯G1(岸和田)
2023年2月全日本選抜G1(高知)
2022年6月高松宮記念杯G1(岸和田)
2022年2月全日本選抜G1(取手)
2021年12月KEIRINグランプリ(静岡)
2021年8月オールスターG1(いわき平)
※オールスター競輪G1(最終日)の注目選手ピックアップは次ページをチェック→
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