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2020/03/22

P-Navi編集部

石岡ライド

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ここからはグルメパート! 石岡市が誇る『いしおかサンド』を食べに行こうという話になった。この『いしおかサンド』とは、「石岡市産品を使用」「サンドしている」「各店のオリジナリティが加えられている」の3つの条件を満たしたフィリングを挟んだ形で仕上げられるスイーツのこと。ベーカリー、洋菓子、和菓子店がそれぞれの特性を出しながら、強みを生かし、独自の『いしおかサンド』を販売している。一年の中で、季節によってフィリングやスイーツの種類を変える店舗や、限定した季節のみ販売する店舗もあり、訪れるたびに、どの店舗に行こうかとワクワクする。

銅山堂で大人気の食パン。手土産にもなる感動モノの味なのだとか

味なるムース、ダックワーズが合わさり、まさに絶品!銅山堂の石岡サンド

今回の行き先は『銅山堂』。コンパクトな店舗ながら、パン、和菓子、洋菓子を展開する人気店だ。味に定評のある店だが、特に食パンは遠方からも買いにくるファンがいるほどで、午前中に売り切れることも多いという。この日の『いしおかサンド』は、栗フレーバー! 米粉のダックワーズの間に、たっぷりとマロンムースがサンドされている。販売時は凍っており、すぐにアイスクリームのように食べる派、少し解凍する派、完全に解凍させ、ふわふわのムースとして食べる派に分かれるらしい。味わいを楽しむべく、少し溶かしてからいただいただが、ムースはしっかりと栗の風味がし、濃厚ながらもしつこくなく、外側のダックワーズの食感もありながら、ふたつの味もうまくなじんでいて、まさに絶品! 至福の時間だった。一同はそれぞれが食べたいものを選び、無料サービスのコーヒーをいただきつつ、わいわいと味わっていた。

「銅山堂」にて。石岡サンドをいただこう

無料でいただけるコーヒーが嬉しい

再出発。次は最後の立ち寄りスポット。皆が出発時から「カレーパン、カレーパン」と念仏のように唱えていた絶品パンが並ぶベーカリーだ!

到着したベーカリー『ぶれっど』は、地元の人気店で、開店同時に駐車場が埋まるという。看板商品は、外はカリカリで、中には大きめの具の入ったカレーが詰まっているカレーパンと、注文を受けてからフィリングを詰めてくれるクリームパンだ。期待を込めて店内に入ると、ない! 到着時は14時過ぎだったのだが、もうすでにほとんどのパンが売り切れていしまっていた。クリームパンは完売し、カレーパンは若干を残すのみ。打ちひしがれながらも、地元のメンバーがあたたかく遠慮し、各自がおやつに食べたいパンを選んだのだった。

人気ベーカリー「ぶれっど」に到着!

店内には人気のパンが並ぶ。この日はほとんどのパンが売り切れていた

さて、待望のカレーパンは、生地にもカレー粉が練りこまれ、具がごろごろ入った味わい深いカレーフィリングには、刻んだ福神漬けが入っている。歯を立てると、外側は音を立てるほどカリカリ、噛み締めると生地はふんわり、さらにポリポリと福神漬けの噛みごたえも現れる。味も、食感も絶妙で、楽しい!皆でシェアしつつ、めいめいが選んだパンを味わった。敷地内にはカフェやケーキ店もあり、スイーツの追加買い出しに向かう甘党メンバーも。隣にはコンビニもあり、このスポットを利用するサイクリストが多いというのも納得だ。

至福のカレーパン!具が大きい!福神漬けが入ることでこんなに美味しくなるとは

隣接するケーキ屋&カフェで追加スイーツを仕入れる甘党メンバーも

あとは、ゴールを目指すのみ。春の兆しを探しながら、市役所を目指す。市街地に入ると車の量は増えるが、『りんりんタウン』らしく、クルマが自転車に配慮してくれているのを感じる。

行く先々でロードバイクとすれ違う。石岡は、もともとこんなにサイクリストが多かったのだろうか。根本副市長に聞くと「ここ数年でサイクリストは驚くほど増えました」と頷く。スタンドのないスポーツバイクをかけるためのサイクルラックを置く店舗も増えているようだ。

街中に春を探しながらゴールへ向かう

街中に春を探しながらゴールへ向かう

無事に、市役所に帰着。「楽しかった!」という声があちこちから上がる。名残惜しく、記念撮影をし、また、秋の味覚の時期にでも企画しようということになって、解散した。ここからまた自走で戻るものあり、車や電車に積んで帰るものあり、様々だ。

今回は、峠を盛り込まないコースとしたが、市内には上りごたえのある峠もあり、ヒルクライムも可能。フルーツなどの収穫量も多く、魅力的なグルメスポットも多い。石岡市民サイクリングクラブの活動も、今後存在感のあるものになり、自転車を楽しむ市民も増えてくるだろう。『りんりんタウン石岡』が、多くのサイクリストを集め、本格的な自転車のまちになる日は遠くないかもしれない。

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