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2020/05/16

P-Navi編集部

おひとりさまライド「つくば霞ヶ浦りんりんロード」レポート

おひとりさまライド「つくば霞ヶ浦りんりんロード」レポート

サンドイッチショップのすぐ近くに焼きイモ屋があるのだけれど、残念ながら火曜日は定休日とのこと。このまま土浦駅を目指すことにした。この国道は交通量が多いので、怖いと感じる方は、2kmほど走ってから、左折して霞ヶ浦方面に向かい、湖畔道路などに戻るとよいだろう。筆者はもうしばらく国道を走り、ハス畑が見えて来てから、左折した。陽の光にキラキラ輝くハス畑の間を抜け、霞ヶ浦に向かう。湖岸道路に復帰すると、もううっすら桜のピンクに染まった土浦が見えていた。ほんの数時間のライドだったのに「帰ってきた」なつかしさのような喜びが漂うのが不思議だ。

土浦が見えた!「帰ってきた」喜びが胸に沸き起こる

好天に恵まれたこの日、土浦近辺を自転車で散策する方も多かったようだ

表示に従い、土浦駅を目指す。表示がわかりやすいから、迷う心配もなし。またガードをくぐって土浦駅前に戻ってきた。想定よりかなり早く戻ることができたので、もう一軒、仕上げに立ち寄ってみようか。

駆け込んだのは、夏場は行列ができるという『未来氷カフェ』。南アルプス天然氷を使用したかき氷を提供するカフェで、厳選した季節のフルーツと洋菓子からインスピレーションをうけたオリジナルフレーバーが人気の店だ。かき氷の他にも、パンケーキやクレープなどを展開していて、どれもこれも、キレイで、おいしそう! インスタ映えすること間違いなし。

「未来氷カフェ」店内。かき氷だけでなく、パンケーキ、クレープ、タピオカ、チーズティー、と、メニューの多さに驚いた

上にフレッシュないちごと生クリーム、パイがあしらわれたいちごミルフィーユ。新感覚のスイーツだ

あまりにメニューが豊富で悩んでしまったけれど、せっかくなので、かき氷を頼んでみることに。またテーマにのっとって、いちごミルフィーユ(いちご収穫期限定メニュー)を選んだ。かき氷にパイとカスタード? どんな風味になるのだろう。

待つことしばし。手際よく作ってくれて、大きくも愛らしく、まるい2色のかき氷がやってきた。かわいい! きれいに真ん中で色分けされ、半分はいちご、半分はカスタードソース、上にはホイップクリームとパイ、いちごがあしらわれている。あまい香りも食欲をそそる。さっそくスプーンを入れると、氷はふわふわ! 酸味が生きてフレッシュないちごソースと、やさしい甘さのカスタード。カスタードクリームのようなこってり感がなく、冷たさが心地よい幸せな甘さ。食べ進めると氷の中に潜んでいたいちごが現れ、思わず歓喜の声を上げてしまった。大きく見えたけれど、ふたつのソースが飽きさせず、冷たい氷が気持ちよく、あっという間にペロリ。ゴージャスなデザートを食べた満足感はあれど、ケーキやパフェを食べるよりさっぱりしていて、食後も気持ちいい。水分も補給でき、サイクリングにはぴったりのごちそうだ。

ゴールの土浦駅は、もうすぐそこ。満ち足りた気持ちで『ル・サイク』へ。自転車を返し、お礼を言って今日のライドは終了。走行距離は40kmあまり。フラットなコースと、e-バイクのアシストのおかげで、そんなに走ったかと信じられないくらいあっという間のライドだった。摂取カロリーの方が消費カロリーを上回っているような気がするが、爽快感と達成感が残ったから、ヨシ。楽しかった!

今回は霞ヶ浦北岸の20kmで折り返したが、もう少し足を伸ばし、霞ヶ浦大橋まで行けば道の駅もあり、立ち寄りの選択肢も増える。さらに慣れてくれば一周(大橋でショートカットして90km、フルに回って125km)も夢じゃない。土浦から旧筑波鉄道区間へ向かってもよいし、返却を別のスポットに設定すれば、旧筑波鉄道区間と霞ヶ浦の一部を組み合わせて走り、そのまま帰るコース設定も可能だ。ヒルクライムに興味があれば、筑波山を取り入れてもいいだろう。e-バイクを使えば、コースや距離の選択肢も一気に広がるのだ!

『つくば霞ヶ浦りんりんロード』は、誰にでも挑戦しやすい平坦コースが広がり、安全が確保され、誘導も十分にあるサイクリングルート。加えてこれだけのレンタサイクルの選択肢がある土地は、国内にも類を見ないといえるだろう。サイクリングに興味が持てたなら、ぜひ、ここでチャレンジしてみてほしい。

写真/編集部

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※3月に取材

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