自転車選び【第2回】
『スポーツバイクに実用の要素を取り入れたクロスバイク』
スポーツバイクのエントリーモデルの代表格。一般的に手頃な価格で購入でき、乗りやすい。一文字のストレートハンドルが付き、ロードバイクに代表されるスポーツバイクの走行性能とママチャリの実用性を併せ持った自転車。スポーツバイク寄りのものと、ママチャリ寄りのものが存在する。
深い前傾にはならないため、シニア層や腰にトラブルを抱えた人などがロードバイクの代替として走行性能に優れたモデルを選ぶことも。
ギアは3段程度のものから前後に変速を設定し、27段変速など、アップダウンに強いモデルも人気を得ている。
クロスバイクにはニーズに応えたモデルが発売されており、何を重視するかにより重量、変速数、タイヤの太さ、フレーム設計などが異なる。カゴやスタンド付きのもの、タイヤの太いものなど、シティサイクルと線引きが難しいモデルも増えている。軽量で変速が多く、走行性能に重きを置いたものがクロスバイクに分類されるようだ。
「クロスバイクはある程度、長い距離を走って楽しむことも視野に入れて、ルックスも重視する方が選ぶようです。海外の憧れのブランドのバイクをという選択肢もありますね」と、高田店長。
クロスバイクになれば車などに積んで出かけることもでき、楽しみの幅がグッと、広がるだろう。ペダリング時に全身を使う乗り方になるので、シェイプアップなど、身体を変えられる期待も持てる。スポーティーなデザインのものでも脱着可能なカゴやスタンドを後付けすることもでき、実用にも使用できるため、実用と楽しみ用、オン/オフを切り替えながら乗ることもできそうだ。
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