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2020/09/10

P-Navi編集部

スポーツバイクの乗り方

スポーツバイクの乗り方

バイク一式を揃え、フィッティングも完了。いざ、乗ろう!と、思っても、最初はまだまだ不安が大きいもの。今回もYOUCAN八王子店の村上純平店長にご協力いただき、スポーツバイクの乗り方やメンテナンスについて具体的なレクチャーを受けた。

実際に乗り方を教えてくれたYOUCAN八王子店の村上純平店長。
ロードレースの全日本チャンピオン(U23)のタイトルを持ち、トップチームに所属した元トップレーサー。
今は経験を活かし、ビギナーから競技者まで幅広く対応している。

 

スポーツバイクに乗ってみよう

乗り慣れてしまえば戸惑いもなくなるのだが、誰しも乗車経験があると思われるママチャリに比べると、ロードバイクは車体が軽く不安定で、前傾が深く、サドルが高い。最初は怖くて、すくんでしまう人もいるという。「基本のポジションを覚えておくと安心です」と、村上店長。停止する際に、ママチャリの癖でサドルに腰掛けたまま両足を着こうと思うと、サドルが高くて届かず、焦ってバランスを崩すことがある。トップチューブをまたいで立つ姿勢と、右足をペダルに残し、車体を傾け左足を地面に着ける姿勢を覚えておきたい。

トップチューブが高いため、前から脚を回すと、バイクにぶつかってしまう。またがる際には車体を倒し、後方から脚を回すのが鉄則だ。

トップチューブをまたいで立つ姿勢が、乗車前、降車後の基本姿勢となる。

サドルを降りたら、左足を地面につけて、車体を傾けて立つ、そう覚えておくと安心だ。

左側通行の日本では道路の左側を自転車が走り、その右横を車が走り抜ける。もちろん、身体のバランス上は両方の足が着けるよう慣れるべきなのだが、道路上では左足を着き、左側に車体を傾けて立つ姿勢を取るようにすると、車との距離を保つことができるので安全だ。乗車前、降車後の基本姿勢を覚えてから、乗り降りの練習をしよう。

車種は違っても、スポーツバイクの乗り降りの仕方は共通だ。サドルが身体にとって適正の位置にある自転車の乗り方として考えて欲しい。ただし、降り方を頭に入れてから、乗る実践をするのが望ましく、それは降り方が分からず、転倒するケースが多いためだ。

スポーツバイクの乗り方

まずはトップチューブをまたぎ、基本姿勢を取ってから。

片側のペダルを踏み込みやすい、力を加えやすい位置まで上げ、足を置く。
(自分にとって踏み込みやすい側のペダルで構わない)

上げたペダル側の足を踏み込む。

踏み込んだペダルが最下点にいき、身体のバランスが取れたら、もう一方の足をペダルへ置く。

両足が両方のペダルに安定して乗り、バランスが取れたら、サドルに腰掛ける。

ママチャリの感覚ではサドルにドッカリと、座ったまま漕ぎ出すイメージだが、特にペダルの取り付け位置が高い種類のスポーツバイクでは、そこからさらに上にサドルがあり、座った状態では安定して発進できなくなる。バイクの扱いに慣れ、バイクに乗った状態でバランスを取れるようになるためにも、この乗り方は必ずマスターしておきたい。

ちなみによくママチャリで見かける『ケンケン乗り(片足をペダルに掛け、もう片足でケンケンしながら発進する乗り方)』はサドルの高い軽量バイクでは危険であるし、周囲に人がいるサイクリングなどで行うと迷惑をかけるので、スポーツバイクではやらない方が良いだろう。

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