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2021/04/06

P-Navi編集部

グルメも魅力!「走ってみっぺ南会津」

グルメも魅力!「走ってみっぺ南会津」

しばらく進むと前沢曲屋集落が現れる。ここは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、茅葺屋根の家屋が並び、日本の原風景を今に残す集落で、中門造り(曲家)含む伝統的家屋が19棟あり、現在も人々の暮らしが営まれている。豊かな自然の中に広がるこの集落の景観は、まるでタイムスリップしたよう。もちろんバイクを止め、この集落の見学を楽しむこともできる。

茅葺き屋根の民家が並ぶ前沢曲屋集落

昔ながらの住宅の内部も見学可能

30kmのカテゴリーは、スタートからの下りを経た後、60kmとは反対側に向かい、「そばソフトクリーム」で有名な「番屋道の駅」を回って、館岩物産館で休憩、前沢曲家集落で折り返す。このショートカテゴリーは時間的にも余裕があり、前沢集落に立ち寄った参加者も多いようだ。

木々が並び清涼感のある気持ちの良い道を行く

たわわに実った稲が揺れる実りの景色

60km組はこのまま気持ちの良い道を進む。正面には美しい山並みを眺めながら、実りの時期を迎えた稲穂が揺れる田が広々と広がる真ん中を行く。真夏の鮮やかで濃い緑の景観もよいが、今年は24度と、ちょうど走りやすい気温に加え、カラッとした秋の空気。ライドは爽快そのものだ。館岩川を越える橋の上からの景観がまた絶景。水と緑が織りなす涼やかな眺めを楽しむことができる。広々とした絶景に包まれ、快適にバイクを飛ばして行く。

川を越え、ギッシリと行儀よく並ぶ木々の横を抜けて行く。蛇行する川に沿ってルートが弧を描くエリアは、水辺を見晴らすことができ、最高の美しさ。静かに走らなくてはと思いながらも、思わず歓声を上げてしまう。

参加者でにぎわう自然の中の内川のエイド

甘辛の味噌付き「ばんでい餅」と冷やしきゅうり

川とともに絶景の中を抜け、2つ目の「内川」のエイドステーションにたどりつく。ここでは「ばんでい餅」やシュークリームが振る舞われた。参加者たちは、おいしいエイドを頬張りながら、(マスク着用の上でだが)たべものやライドの感想を語り合う。皆、久しぶりのサイクリングイベントに慣れ、全力でこの貴重な時間を楽しむかのようだった。

広大な自然の中をぜいたくに駆け抜ける

県外の人間にとっては、スノーシェッドを抜けるのも特別な経験

さて、ここからは伊南川と共に行こう。市街地からも離れてきて、グッと川が近くなる。より一層、自然が近くなり、また違う開放感が漂う。冬は雪深い地域になるようで、コース内に何箇所か、屋根がかけられたトンネル状のループを抜ける。川側は柱になっており、景観は遮られないのだが、ここの冒険感が大きい!

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