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2023/04/18

P-Navi編集部

「100ZERO」の益田でおひとりさまライド

「100ZERO」の益田でおひとりさまライド

まっすぐ益田川に向かって走り、小道を上がったところに「菓子工房COCO」を発見。堤防上の道から店内にアクセスする作りになっていた。


「菓子工房COCO」に到着


小さなショーケースに、美しいケーキが並ぶ

店内に入ると、小さなショーケースに数個のケーキが並び、サイドのテーブルに焼き菓子と台湾カステラが置かれているのみ。こだわりのお店なのだろう。悩んだ末に、エディブルフラワーがあしらわれたイチゴのケーキをオーダー。「すぐに食べますから」と箱も断って店の外に出て、ケーキの写真を撮っていると、「フォーク、お貸ししましょうか?」と、お店の方がお皿とフォークを持って、店の外に出てきてくれた。「中で食べてもいいですよ」と、笑顔でドアを開けてくれる。なんて、やさしい!


イチゴのケーキをセレクト。見ているだけで幸せな気持ちになる

お言葉に甘え、ケーキをいただいた。ふわふわのイチゴムースの中にはピスタチオらしき少し食感のあるババロアとイチゴソースが入っていて、アクセントもあり、計算され尽くしたおいしさ。さらに、上に乗ったイチゴは、食感も味も、初体験の感覚。キュンとジューシーで、果肉がみずみずしく、これまで食べてきたイチゴと全然違う! 驚いて聞いてみたところ、地元のフレッシュなイチゴなのだそうだ。ここまで来て、食べられて、よかった! お礼を言って、店を出て、益田川を眺めながら、再出発。最後のスポットも、スイーツだ!

駅方面に向かって自転車を走らせ、一本奥の路地に入ると、「千両まんじゅう」のノボリが、はためいている。昔ながらの店がまえの横に、自転車を止めると、内側から女性が窓を開けてくれた。中をのぞくと、型のついた鉄板の上に、いくつかのまんじゅうらしきものが並んでいた。これが、「千両まんじゅう」か。


昭和の雰囲気が漂う店構え。1950年に生まれた「まんじゅう」だという

王道の粒あん、カスタード、期間限定のチョコをチョイス。お値段は80~90円とリーズナブル。受け取ると、大判焼き、今川焼きなどと呼ばれるものと比べると、かなり小ぶり。生地がもちもちして、水気が多く、ぷるぷるとやわらかい。想像と、まったく違った!


あんが詰まった「千両まんじゅう」。70年の伝統がある菓子だが、もちもちの食感は、むしろ新しい

「粒あん」を割ると、とろとろのあんが詰まっていた。ひと口、パクリ。もちもちしっとりしているので、生地部分もつるっと食べられてしまう。中のあんも、甘さ控えめで味が良い。初めての食感を試そうとする中で、気付いたときには全部食べ終えてしまっていた。生地が存在を主張しないので、何個でも食べられてしまいそうだ。やみつきになりそうな食感。70年ほど前に生まれた歴史あるスイーツだというが、どういう配分で生地を作っているのだろう?


観光案内所に帰着

甘いものばかりになってしまったが、ここで本日のライドは終了。駅に戻り、観光案内所に自転車を返す。「3時間以内」の利用となった。そう長いライドではなかったけれど、川、海、田園風景、町並みと、十分楽しむことができた。


大山のあんぱん。こしあんの噛みごたえを感じるほど、あんが分厚く入っていた

ちなみに、大山のあんぱんは、リュックの中でつぶれてしまったが、中にたっぷりのこしあんが詰まっていて、大満足のボリュームだった。この日走ったのは18km程度。次は、益田が誇る海や川の幸、フルーツも味わってみたい。

レンタサイクルを1日利用にして、もう少し遠出してみよう。

画像:編集部

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