『森泉宏一の実況天国』Vol.64

先日、チャリロト主催の競輪オンライン観戦会にて、スペシャルゲストの無法松さんが、
「僕は払戻金の放送が流れる時、払戻画面を観ないんですよ」
「払戻金の放送を耳だけで聴くようにしているんです」
と、おっしゃっていました。
なぜ、そうされているのかと尋ねると、
「まず2車単の払戻金を聴き、その2車単の額で3連単の額を想像しながら聴くのが楽しいんですわ」
「例えば『2車単がこんなにつくなら、3連単はかなりの額が期待できるぞ！』という具合です」
確かにこの方法は面白い！　3連単の額がアナウンスされるまで、想像している時間はどれだけ堪らないだろうか。
それから私もやってみたのですが、的中しそうなレース道中の段階でオッズ画面を見てしまう癖が直らず、10回に1回くらいしか実行に移せていません。癖というのは、なかなか厄介なものであります。

さて、先日、伊勢崎オートにて開催されたG1ムーンライトチャンピオンカップ。
地元のナイターキング・早川清太郎（伊勢崎29期）選手が同タイトル5度目の優勝を飾り、幕を閉じました。
その開催の4日目と最終日に、伊勢崎オートの公式YouTubeチャンネルにて朝のスタート練習の様子がアップされていました。
これは、とても有難いものでした。スタート練習を見ることができるのはもちろんのこと、いつでも見たい時に見ることができるのが嬉しい。ぜひ、今後の開催でも継続してほしいところです。そして伊勢崎だけでなく、全レース場で統一して見られる環境にしてほしいところです。

予想の材料は様々ですが、種類が多ければそれだけ購買意欲も湧き、それがさらなる売上増にも繋がるのではと考えています。
オートレースは他の競技と比べて予想の材料が少ないように感じています。
飯塚オートのように部品交換が行われた際はホームページ上で閲覧できますが、これも全場統一してほしいところです。
さらに飯塚オートといえば、ミッドナイト開催の際、ミッドナイト専用のデータが毎回更新されて、大変重宝しております。
「最近乗れてるけど、ミッドナイトでは分が悪いのか」
「この成績なら、この選手はミッドナイトは3割増で考えたいなあ」
など、数値化して見えるのは予想をする上でとても有難いのです。

先日、初めて行われた山陽オートのナイターレース（ミッドナイトレースはすでに開催されていますが）。この開催前から「ナイターは通常マフラー？　それとも消音？」という疑問があちこちから聞こえてきました。公式での発表は特になし。オートレースモバイルの前検取材での選手コメントでようやく判明。「消音に決まっているだろう」という意見もありましたが、そういう細かいところの告知等もお願いしたいものです。