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2021/12/27

Nao Suzuki

鈴木奈央の「自転車ストーリー」Vol.7

鈴木奈央の「自転車ストーリー」Vol.7

こんにちは!鈴木奈央です。
冷え込む日々が多くなってきましたね。朝晩の冷え込みで、風邪をひかないように注意して過ごすようにしています。先日、行われた西武園ミッドナイトも本当に寒かったです(泣)。

まずは、全日本自転車競技選手権大会トラックレースの振り返りをしたいと思います。
12月10日~13日の間、伊豆ベロドロームで行われた全日本選手権に出場して、オムニアム、マディソン、スクラッチ、エリミネーションで優勝することができました!
オムニアムでは、いつも表彰台には乗ることができていましたが、一番上には立てずに悔しかった思いがあります。今回、初めて一番高いところに立つことができ、チャンピオンジャージを着られたことは、すごく嬉しかったです!

この目標を達成できたのも、しっかりと目標を設定し、それに向けて調整ができたからだと思います。ナショナルチームに所属する上で、ここ最近は世界で戦うための目標設定がうまくできなくなっていました。そこで、この全日本選手権を最後に、ナショナルチームからは離れる決断をしました。
この決断をするまでには、何度も何度も悩みましたが、ナショナルチームで活動して9年。メンタル面がとても大切なことは分かっています。だからこそ離れて、考える時間が自分には必要だと思ったのです。
9年もお世話になったナショナルチームから離れる決断をするのは、とても勇気のいることでした。難しい決断ではありましたが、人生が良い方に向かうように努力し続けます。


ガールズケイリンでは12月22日からの西武園ミッドナイトに、新車のセッティングを見直して参加しました。ここ2場所は思うように自転車が進まなかったので、悩みましたが、昔のものに戻して挑むことに。
そして1日目。上手くタイミングも合い、捲りの決まり手で、久々の1着を取ることができました! この1着は、自分の中ではすごく大きな1着になったと思います。2日目、3日目は車券に貢献することができませんでしたが、何かを掴めた__そんな開催になりました。それにしても、寒くて、寒くて……もっと防寒対策を考えて、次のレースには参加したいと思います!

今回の西武園ミッドナイトで、無事に今年最後のレースも終わりました。
今年一年は、辛いことの方が多かった気がします。ですが、その気持ちや思いが、自分を少し成長させてくれたとも思っています。来年は、たくさん喜べる年にしたいです。

そして、元日からの伊東温泉競輪の追加が入ったので、受けさせて頂きました。競輪場で年越しをするのは初めてです! どんな感じなんだろう? 次のコラムでは、その感想も書きますね(笑)。
1月はその伊東温泉競輪(1月1日~3日)と静岡競輪(1月9日~11日)に出場予定です。地元戦なので、とても楽しみです! まずはミッドナイトの疲れをしっかりと取り、また練習に励みたいと思います。

どんな時でも応援してくれる方がいるから頑張ることができます。いつもありがとうございます!
良いお年を!

(※掲載写真は本人より提供)
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【過去のコラムはこちら】
鈴木奈央の「自転車ストーリー」
Vol.6「応援のチカラ」
Vol.5「フランスより」
Vol.4「私の1日ルーティーン」
Vol.3「五輪への思い」
Vol.2「大切な同期との絆」
Vol.1「自転車に乗り続ける理由」

【略歴】

鈴木奈央(すずき・なお)

1997年2月9日生 静岡県出身

ガールズケイリンでは110期生(ガールズ5期生)として日本競輪学校(現:日本競輪選手養成所)に入り、在校1位の成績を上げる。2016年7月に静岡競輪場でデビュー。2戦目の平塚で初優勝を達成した。2021年6月現在、通算9回の優勝。
自転車競技では2017年11月にUCIトラックサイクリングワールドカップ第2戦(イギリス・マンチェスター)において女子チームパシュートに出場、同種目の日本初となる銅メダルを獲得した。

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