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2023/02/07

木三原さくら

恋して競輪ハンター

恋して競輪ハンター

木三原さくら「恋して競輪ハンター」126 Hunting

2023年も1月が終わり、相変わらず絶不調な日々が続いております。月の負け額も過去最高を2カ月連続で更新し、もはや金額を見ても、びくともしなくなってきました。諦めたらなんとやら、という有名な漫画のセリフがありますが、時には諦めることも大事。負けを取り戻すべく、もがき苦しんだ1月半ばを経て、月末まではキャッシュバックと、わずかな軍資金で細々と楽しむ。そのような余生的な車券活動をしております。キャッシュバック最高!

放送をしていても、不調仲間はたくさんいます。「ずっと3着が抜けてる~」「俺が買うと本命が飛ぶし、買わないとくる」などなど、嘆きの声は数多。不調って続くんですよね。しかも、似たような外し方で。定番の3着抜けや、裏目はもちろん、本命を買えば荒れ、荒れると思って買えば、固く決まる逆張り失敗。3着が抜けるなら、2車単をおさえてみるもよし、流して買ってみるもよし、裏目で決まるなら、3連複にしてみたり、マルチ買いという手もあるでしょう。逆張り失敗の流れは、個人的にちょっと厄介だと思っていて、早めに断ち切らないと、自身があまのじゃく化して苦しむことがあるので、一旦、本命は必ず買うようにするのが、おススメです。何をしてもダメなら、最悪、車券予想をお休みしてみるのも有りでしょう。チャリロトはオートレースも買えるので、オートレースに挑戦して見るのも面白いですよ。

そのように、競輪のさまざまな外しパターンには、対処療法があると思っています。そもそも、抜けも、裏も、狙い所は合っていると言って良いと思いますし、逆張り失敗もある程度わかった上で勝負にいっているので、改善の可能性は大いにあります。ただ、最近、私は新たな不調の流れにハマっていて、その改善策がまだ見つかっていません。

それは「タテ目」です。

例えば、1→234→2345と車券を買った時に、2着で選んだ234の3人のワンツースリーで決まるというもの。軸にした選手が3着までにすらいない、そういう外し方がこのところ1日に数回あります。1月だけのことかと思っていたら、共演者の子から「12月もタテ目ってよく言ってましたよ」と、訂正が入りました。いっそ忘れていたい過去でした。
タテ目の恐ろしいところは、何よりも「軸」という大前提が間違っているところ。自分の考えていることが根本から間違っている気がして、悔しいを通り越して、呆然としてしまいます。裏目や3着抜けは、惜しい外し方なので、悔しさは大きいですが、自分は間違ってないと思えて、その悔しさを次の車券勝負に繋げていけるのですが、タテ目での外れは、1回自分を見つめ直す旅にでようかと思う勢いです。
軸とヒモを入れて、4車で3連複をおさえる。もしくは禁断(?)の4車ボックス24点買いで荒治療をしてみるなど、対処療法はあるとは思いますが、根本解決とはいかないですよね。今まであまりなかったタテ目で外すことが多発し、絶不調からも抜け出せず、何をどう修正したらいいのか、迷子になっています。競輪のレースを見ている時、何年経っても奥が深いなあと思いますが、車券勝負の負け方も、まだまだバリエーションがあるのかと思うと、少し足がすくむ気持ちです。
次回コラムでは、楽しい車券ライフの模様をお届けできるように、「脱タテ目」をスローガンに2月は戦っていく所存です。

競輪イメージゴール前
※写真はイメージです

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【恋して競輪ハンター・過去コラム】
125Hunting「最恐の走りに震えた和歌山記念」
124Hunting「泣けるオッズ」
123Hunting「清水裕友が好きだ!」
122Hunting「ヤケクソかヒラメキか」
121Hunting「記憶にとらわれ過ぎない競輪予想を」
120Hunting「新人選手を追いかける楽しみ」
119Hunting「それでもリングに立ち続ける」
118Hunting「三つ巴の徹底先行が生んだドラマ」
117Hunting「競輪人生10年目!」
116Hunting「ベテラン郡英治選手の走り」

【略歴】

木三原さくら(きみはら・さくら)

1989年3月28日生 岐阜県出身

2013年夏に松戸競輪場で
ニコニコ生放送チャリチャンのアシスタントとして競輪デビュー。
以降、松戸競輪や平塚競輪のF1、F2を中心に競輪を自腹購入しながら学んでいく。
番組内では「競輪狂」と、呼ばれることもあるほど競輪にドはまり。
好きな選手のタイプは徹底先行!
好きな買い方は初手から展開を考えて、1着固定のフォーメーション。
“おいしいワイド”を探すことも楽しみにしている。

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