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2023/03/05

木三原さくら

恋して競輪ハンター

恋して競輪ハンター

木三原さくら「恋して競輪ハンター」128 Hunting

今年度最後の小松島競輪の開催が、2月27日から3月1日の日程で行われました。
「おはようチャリロト杯」。みんな大好き(?)モーニング競輪です。月初めのチャージバックキャンペーンもあってか、たくさんのコメントがあり、ワイワイと放送をお届けしました。

小松島競輪場
小松島競輪場

2022年4月から小松島競輪の開催に携わる機会をいただき、あっという間の1年が終わろうとしています。モーニングはチャリチャンで、F1開催はCS放送、記念も予想会とセットで、今までと違う雰囲気の番組となりました。ミッドナイトでは現地からの放送だけでなく、秋からは本場と東京のチャリロトSSスタジオ@TOKYOを結んでの放送にも出演しました。番組での立ち位置はアドバイザー。元選手でもない私ができる、みなさんのお役に立てることとは……。チャリチャンとも、CS司会とも、また違う新境地でした。競輪歴10年で、まだまだ初めてのことを経験できるという喜びが、今年度の小松島競輪にありました。

そのように1年、お世話になった小松島に感謝の気持ちと共に、バシッとビシッと予想を当てて集大成と行こうじゃないか!と、意気込んだ今開催。ええ、放送をご覧になった方からのツッコミが聞こえてきそうです。
「意気込んで、あのザマか!」と。
きっと、分かってくれる人がいると思うので、声を大にして言います。

「チャレンジ戦、むっずかしい!」

今開催は、チャレンジ戦に121期の新人選手が多く斡旋(あっせん)されていました。初日の予選から同期対決が5レース中、3レース。新人選手がデビューすると、力は未知数ながら、ラインの先頭を走るので、自然と展開予想の中心になります。ただ、まだまだ荒削り、不器用さも強く見えるルーキーが、予選からぶつかり合うのは、楽しみでもありながら、買う側にとっては頭を悩ませるものでした。堅いと思った選手が負け、力が足りないと思った選手が飛んでくる__。小松島のバンクは風が強く、また、最後の直線はイエローライン付近の伸びが良く、意外と荒れるバンクです。それを言い訳にするわけではありませんが、思っていた展開とはならず、初日はチャレンジ戦の的中がゼロ。何とか最終日決勝は当てたものの、3日間を通して、ホロ苦い開催となってしまいました。

それでも、面白いなあと思うこともありました。岡山の合地登汰選手は昨年8月の小松島初登場開催の放送を担当していました。当時はバックをつけることがあったものの、6着・5着・5着という成績。しかし、今開催は、捲りで2日間確定板に乗りました。前回は振るわなかった選手が、狙える選手になっているという発見。ルーキーの成長に、記憶のアップデートが追い付いてなかった自分を反省し、次のチャンスを追いかけようと思った次第です。


合地登汰選手(岡山121期)

今開催の最終日である3月1日からは123期、124期の卒業記念レースも始まり、後輩たちは、もうすぐそこまで来ています。新人と言われる期間の終わりが近づく中、121期たちの、もう1段の進化に期待したいです!

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【恋して競輪ハンター・過去コラム】
127Hunting「10年目の奈良記念」
126Hunting「脱タテ目!」
125Hunting「最恐の走りに震えた和歌山記念」
124Hunting「泣けるオッズ」
123Hunting「清水裕友が好きだ!」
122Hunting「ヤケクソかヒラメキか」
121Hunting「記憶にとらわれ過ぎない競輪予想を」
120Hunting「新人選手を追いかける楽しみ」
119Hunting「それでもリングに立ち続ける」
118Hunting「三つ巴の徹底先行が生んだドラマ」

【略歴】

木三原さくら(きみはら・さくら)

1989年3月28日生 岐阜県出身

2013年夏に松戸競輪場で
ニコニコ生放送チャリチャンのアシスタントとして競輪デビュー。
以降、松戸競輪や平塚競輪のF1、F2を中心に競輪を自腹購入しながら学んでいく。
番組内では「競輪狂」と、呼ばれることもあるほど競輪にドはまり。
好きな選手のタイプは徹底先行!
好きな買い方は初手から展開を考えて、1着固定のフォーメーション。
“おいしいワイド”を探すことも楽しみにしている。

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