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2020/12/21

P-Navi編集部

宇都宮ロード・レポート

宇都宮ロード・レポート

8月9日、宇都宮森林公園を使ったコースでJBCFシリーズのJプロツアー第5戦・宇都宮ロードが開催され、トマ・ルバ(KINAN CyclingTeam)が2kmにも渡る独走を経て優勝。ここまでリーダージャージを着ていた増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が体調不良で途中リタイアし、ツアーリーダーは同チームの小野寺玲へと移った。

宇都宮ロードは前日に開催されたクリテリウムに続き、宇都宮開催の2戦目。コースはアジア最高峰のワンデーレース、ジャパンカップサイクルロードレースの会場となる宇都宮森林公園にスタート・フィニッシュが設けられ、過去にコースとして使用されていた鶴カントリー前を通る1周=6.7kmのサーキット。

小周回になるが、鶴カントリー前の勾配の厳しい上りとラスト2kmからの萩の道の上りが含まれ、長い下りにはカーブが連続する。サーキットが小さい分、この難所が繰り返し登場することになり、登坂力、テクニック、持久力が求められるタフなコースになっている。


レースはパレード区間を終え、リアルスタートへ。
最前列には、赤いリーダージャージを着た増田(宇都宮ブリッツェン)、 U23リーダーの白いジャージを着た織田(弱虫ペダルサイクリングチーム)の姿が。

宇都宮森林公園をスタートするレースと言えばジャパンカップのあたりを埋め尽くす大観衆の光景が思い浮かぶが、この日のレースも一般サポーターの観戦は禁止され、穏やかなスタートエリアとなった。レースはサーキットを11周回する73.7kmの距離に設定されている。リーダージャージを着る増田成幸(宇都宮ブリッツェン)やU23リーダーの織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)らが前方に並んでのスタート。

曇天となり、走りやすい気温になることが期待されたが、午後になると雨が降り始め、小降りながらも湿度が上昇、厳しい条件下のレースとなってしまった。


レースが始まると、各チームが集団の前方に競り出してくる。


田園地帯を駆け抜ける。

リアルスタート直後からアタックを試みる選手たちが現れ、序盤からアクティブに。前年度のリーグチャンピオンを獲得したマトリックスパワータグや開幕から強烈な存在感を見せ、このレースに関しては地元開催という「負けられない」要素も加わった宇都宮ブリッツェンなどが前方に集まり、ペースを上げていく。結果、集団はバラけ始め、4周目には早々に集団は40名ほどに絞り込まれた。体調を崩していたという増田成幸が序盤にリタイヤ、リーダー不在の波乱の展開に。


地元チームであり、リーダーを擁する宇都宮ブリッツェンも集団前方に集結。


登り区間では織田が積極的に仕掛ける。

アタック、そして、その吸収が繰り返され、集団が絞り込まれていく中で7周目に16名の先頭集団が形成された。宇都宮ブリッツェンはここに西村大輝1名を残すのみ。前日はレースを支配し、完璧なレース展開を見せたブリッツェンだが、状況は一転、この日は苦しい展開に追い込まれていく。


レース中盤、先頭集団が形成された。


十数名が残った先頭集団。

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