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2021/02/18

P-Navi編集部

広島森林公園ロードレース Day-1

広島森林公園ロードレース Day-1

広島の森林公園を舞台に、9月26日~27日の2日間、Jプロツアー第10、11戦となる『広島森林公園ロードレース』が開催された。コロナ禍で開催地が制限され、今季は群馬と広島のサーキットでの開催が多くなっており、前戦も同会場での開催。同じサーキットを使っても展開が変わるのはレースの妙ではあるが、残すレースも大分2戦と経済産業大臣旗チャンピオンシップのみ。リーダー争いも佳境に差し掛かりつつある。

この日のレースは1周=12.3kmのサーキットを右回りに12周する147.6kmの設定。そして、ここまでレース出場を見合わせていたシマノレーシングが出場することになり、今季、初めてJプロツアー全18チームが揃って迎えるレースとなった。


青空の下、スタートラインに並ぶ選手たち
赤のリーダージャージは小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)が着用

フランシスコ・マンセボ(マトリックス パワータグ)がスペインから再来日を果たし、14日間の隔離期間を経て、出走することになった。過去にツール・ド・フランス総合3位、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合3位という世界最高峰のレースでトップの成績を記録したスペイン人選手だ。チームによればスペインの日本大使館に足を運び、来日の可能性を探ってきた。そして、スポーツ選手の来日の要件が緩和されたことで参戦が可能になったという。まだ海外勢を欠いているチームもあるものの、通常時に近い布陣がスタートラインに並ぶことになった。この選手たちの中、リーダージャージを着て最前列に並ぶのは、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)。

灼熱の8月のレースと比べると、空気もドライで快適な秋晴れの下でのレース。強豪チーム、強豪選手を加え、どのような展開になるのか?注目が集まった。


この日に誕生日を迎えた小森(マトリックスパワータグ)のアタックで3名の集団が形成された

開始早々、小森亮平(マトリックスパワータグ)がアタック。独走していた小森に風間翔眞(シマノレーシング )、門田祐介(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team)が合流して、3名の先頭集団を形成。


トンネルを抜けるメイン集団

メイン集団は宇都宮ブリッツェンがコントロールし、ここに那須ブラーゼンも加わった。1分以内の差を維持して、周回を重ねていく。


広島空港の誘導灯の下を抜ける集団

5周目に入ると、TEAM BRIDGESTONE Cyclingがメイン集団のコントロールに加わり、差を30秒まで詰める。6周目に先頭3名はメイン集団に吸収され、新城雄大(KINAN Cycling Team)、阿曽圭佑(eNShare Racing Team)、織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、畑中勇介(TeamUKYO)の4名が飛び出し、先行する。


7周目、4名が抜け出し、新たな先頭集団を形成した

マンセボを迎え、海外チームでも活躍してきた小林海をこのレースから新たにチームメンバーに加え、大いにチーム力を補強したマトリックスパワータグがリーダー奪取を狙い、積極的に動き始めた。メイン集団を牽引し、4名を8周目までに吸収。再びレースを振り出しに戻したのだ。


マトリックス パワータグが先頭に立ち、強烈な牽引を開始


マンセボ(マトリックス パワータグ)が先頭でペースアップ
ついてこられない選手をふるい落とし、集団を絞り込む

さらにマンセボが集団の先頭に立ち、一気にペースアップ。選手たちをふるいに掛け、メイン集団は20名以下に絞り込まれた。

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