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2021/02/25

P-Navi編集部

広島森林公園ロードレース Day-2

広島森林公園ロードレース Day-2

サイクルロードレースの国内最高峰のリーグ戦『Jプロツアー』。2日間の連戦となる広島森林公園ロードレースのDay-2が9月27日に広島県中央森林公園で開催された。リーグの頂点に立つ選手の証である赤いリーダージャージはDay-1で宇都宮ブリッツェンの増田成幸選手の手に移動した。このまま増田選手が守るのか?チームを挙げて追い上げるベネズエラ人のレオネル・アレクサンダー・キンテロ・アートアーガ(マトリックス パワータグ)が奪取するのか?に注目が集まった。

前日同様の会場で開催されるDay-2だが、距離は12.3kmのサーキットを右回りに6周する73.8kmの設定。前日の半分の距離になる。気温は25度。雲の合間に時折、青空も見える快適な秋の気候となり、選手たちにとっても全力で臨める絶好のコンディション。この短いレースに、それぞれの思惑を抱えたチームの選手たちはどのように挑むのか。スタート前の会場にも緊張感が漂っていた。

スタート直後からアタックの掛け合いとなり、レースはハイスピードな展開に。


序盤から椿大志(キナンサイクリングチーム)と阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)の2名が先行する


沢田桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が強力に牽引し、先行する2名に迫った

2周目に椿大志(KINAN Cycling Team)、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)の2名が飛び出した。メイン集団は先頭にマトリックスパワータグ、Team UKYO、那須ブラーゼン、TEAM BRIDGESTONE Cyclingが集まり、コントロールを始め、2名と集団の差は1分以内にキープされた。周を追うごとに、ジワジワと差が詰められ、4周目にメイン集団が2名を飲み込んだ。


パワータグが先頭に集結、集団をコントロール

マンセボ、小林が合流し、一気にチーム力を高めたマトリックスが先頭を固め、集団を制御し始める。5周目に入ると、前日と全く同じようにマンセボが先頭に立ち、強烈な牽引を始めた。集団は縦に長く伸び、選手たちが振り落とされていく。

上り区間に入ると、キナンサイクリングチームからトマ・ルバや山本元喜らが次々と飛び出し、波状攻撃を展開し始めた。しかし、この動きもマンセボがことごとく反応して、どのアタックも決定的な動きにはならなかった。


最終周回、上りで最後の望みを懸け、アタックするトマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)

最終周回を迎えても状況は変わらず、マトリックスの砦を破るものは現れなかった。トマ・ルバがラスト3kmの上りで渾身のアタックを仕掛けるが、勝利を狙うチームたちに阻まれ、抜け出しを決めることはできなかった。

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