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2021/06/23

P-Navi編集部

Jプロツアー「東日本ロードクラシック」レポート

Jプロツアー「東日本ロードクラシック」レポート

国内のサイクルロードレースのシリーズ戦JBCFシリーズの最上位レベルに位置するJプロツアーの第5戦「東日本ロードクラシック」が4月24日に開催された。これは、今年で55回目の開催を数える伝統ある大会だ。今年もレースの舞台は群馬サイクルスポーツセンター。Jプロツアーの中では東日本レースの開幕戦という位置づけになる。

シリーズ戦の中でレースは「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の4つに分類されるが、東西のクラシックは「ゴールド」に該当し、獲得ポイントが高い。中間スプリント賞として獲得できる「優勝ポイントの10%」も、年間優勝を狙っていくには、それなりのインパクトを持ってくる。


スタートラインに並ぶ選手たち。赤いリーダージャージはホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が着用

この日は普段JCLリーグをメインに参戦する宇都宮ブリッツェンから、東京五輪ロードレース日本代表に内定している増田成幸が、JCF(日本自転車競技連盟)強化指定選抜チームのメンバーとしてオープン参加することになり、注目を集めていた。
レースは1周6kmのサーキットを25周回する150kmで競われる。天気は快晴にめぐまれ、群馬県の高所に位置する普段涼しい会場でも、少し汗ばむほどの陽気となった。

リーダージャージを着るホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)を最前列にラインナップし、レースがスタート。


一斉にスタートする選手たち

比較的長い距離でのレースではあるが、スタート直後から積極的にアタックが仕掛けられ、ハイスピードの展開となった。集団は逃げ集団を作る動きを許さず、なかなか動きが決まらない。


形成された7名の逃げ集団

ようやく逃げ集団が形成されたのは7周目だった。小森亮平(マトリックスパワータグ)、當原隼人(愛三工業レーシングチーム)、河野翔輝(TEAM BRIDGESTONE Cycling)、井上文成(弱虫ペダルサイクリングチーム)、風間翔眞(シマノレーシング)、原田裕成(CIEL BLEU KANOYA)、平井光介(JCF強化指定選抜)の7名の集団が先行し、メイン集団との差は1分程度まで開いた。メイン集団はリーダーを擁するマトリックスがコントロール。


ペースが上がり、一列に長く伸びる集団

増田らJCF強化チームがメイン集団のペースアップをはかり、実力者フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)も集団を牽引。ついに14周回に先行していた7名を吸収してしまった。
ここからマンセボ、トリビオ(マトリックスパワータグ)、今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)、増田らを含む集団が先行、さらに今村がここから飛び出しをはかり、独走を始めた。


集団から単独で飛び出した今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)


愛三工業レーシングチームが集団を牽引

今村は独走で先行し、メイン集団との差は一時1分半ほどまで開いた。愛三工業レーシングチームがメイン集団を率い、ここにJCF強化指定選抜チームが連携、今村との差を見ながら、コントロールを始めた。


前方に上がり集団を牽引するJCF強化指定選抜チーム


独走してきた今村に増田成幸(JCF強化指定選抜チーム)が先頭を引く集団が迫る

独走を続けた今村は、22周目に吸収され、ここからレースは最終局面へ突入していく。

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