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2021/08/05

P-Navi編集部

JCLロードレースツアー2021第4戦レポート

JCLロードレースツアー2021第4戦レポート

「三菱地所 JCL ロードレースツアー2021」の第4戦「広島トヨタ広島クリテリウム」が7月11日に開催された。この日も会場となった広島市西区商工センターの特設コースには、徹底した感染対策が施されながら、許可された多くの観客が見守る中、激しい戦いが展開された。


観客を入れ、一般公道で開催された広島トヨタ広島クリテリウム

スタートラインには、各リーダージャージを着た首位の選手が並ぶ。前日の広島ロードレースで各賞首位が入れ替わり、個人総合首位のイエロージャージとスプリント賞のブルージャージは、前日勝利を上げた新城雄大(キナンサイクリングチーム)が着用。そして山岳賞のレッドジャージは山本元喜(キナンサイクリングチーム)が、新人賞のホワイトジャージは宇賀隆貴(チーム右京 相模原)が、それぞれ獲得している。この日のブルージャージは、繰り上げで次点の小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)が着用した。

この日に使用するのは、1周1.7kmの小さな周回コース。180度コーナーが1周に3つ含まれ、直線の加速から、コーナーでのスローダウンが必要になり、再度スピードに乗せていくことになる。この繰り返しが、選手たちの体力を奪っていくことになるだろう。レースはこのコースを30周する、51kmの設定で競われる。距離は長くないが、タフな戦いになることが予想された。


各賞ジャージ、ホストチームのビクトワール広島がスタート最前列に並ぶ

ホストチームである地元・ビクトワール広島の選手がリーダージャージとともに最前列に並ぶ。気温は30度を超え、照りつける日差しの中でレースがスタート。
リアルスタート後、アタック合戦が始まった。


リアルスタートまで観客の前でパレード走行をする集団


難所180度ターンが1周に3箇所含まれる

6周目に小石祐馬(チーム右京 相模原)、本多晴飛(VC福岡)、西尾勇人(那須ブラーゼン)の3名が抜け出し、先行に成功した。


集団を抜け出した小石祐馬(チーム右京 相模原)、本多晴飛(VC 福岡)、西尾勇人(那須ブラーゼン)


メイン集団はスパークルおおいた、宇都宮ブリッツェンが先頭に立ちコントロール

メイン集団は、クリテリウムを得意とするスプリンター小野寺を抱え、リーダージャージを取り戻したい宇都宮ブリッツェンと、スプリンターを多く擁し、クリテリウムでは、なんとしても勝利をもぎ取りたいスパークルおおいたレーシングチームとが先頭に立ち、コントロールを始めた。逃げる3人は協調体制で、メイン集団と20秒から最大30秒程度の差で周回を重ねていく。
レースはこのまま展開して、8周目、16周目、24周目に設定された周回賞は、この3名が順番に1位通過し、ポイントを獲得した。


ビクトワール広島の阿曽などが追走の意思を見せ始める

ゴールが見えてきた集団は一定ペースで走り、先行する3名を吸収するタイミングを測る。スプリンターで勝負できるチームと、抜け出しを図り、少人数でゴールに持ち込みたいチームとの思惑が交錯する。

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