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競輪

2021/09/04

P-Navi編集部

向日町競輪G3(3日目)レポート

向日町競輪G3(3日目)レポート

2021年9月4日
京都向日町競輪G3(3日目)
向日町競輪開設71周年記念「平安賞」

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【9R=S級準決勝】

赤板で窓場千加頼が先頭の京都ラインが前に出ると、打鐘前から小林泰正も踏み込んで、両ラインの主導権争いとなる。この争いは最終HS過ぎに叩き切った小林に軍配が上がるが、窓場の番手の稲垣裕之が自力に転じて前に迫る。脚を溜めていた大石剣士は最終2コーナーからスパートすると、大外一気に稲垣を捕らえて1着。大石マークの佐藤慎太郎は最終BS過ぎに一度内に切り込むが、再度ドッキングしてワンツー。京都ライン3番手だった村上博幸が直線巻き返して3着に入線した。


1着/大石剣士(S1・静岡109期)
今回成績:一1・二4・準1
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(2020年10月松戸G3以来)


2着/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績:特2・二1・準2
G3優勝:8回(2020年11月四日市記念)


3着/村上博幸(S1・京都86期)
今回成績:特7・二2・準3
G3優勝:8回(2019年2月奈良記念)
※地元記念は60周年、61周年で連覇
※向日町で2007年10月にG2共同通信社杯を優勝(ビッグ初優勝)

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【10R=S級準決勝】

赤板後に単騎の酒井雄多が先頭に立つと、南関3車が続いて4車連携の眞杉匠が打鐘で酒井をおさえて先行態勢に入っていく。酒井は4番手を奪取、松浦悠士は8番手で最終HSを通過。眞杉の先行に対して、最終2コーナー過ぎから横関裕樹が捲りを打つも、眞杉ライン3番手の田中晴基の牽制もあり不発。8番手から捲りを狙った松浦だったが、この煽りを受けて最終コーナーで外に迂回。先行の眞杉がそのまま逃げ切って1着、2着にマークに内藤秀久、3着に田中でライン上位独占。松浦は5着で決勝進出を逃した。


1着/眞杉匠(S1・栃木113期)
今回成績:特6・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(2021年7月高知記念以来)


2着/内藤秀久(S1・神奈川89期)
今回成績:特3・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:14回目(2021年1月立川記念以来)


3着/田中晴基(S1・千葉90期)
今回成績:一3・二2・準3
G3優勝:2回(2017年12月別府トラック支援)

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【11R=S級準決勝】

橋本智昭が赤板2コーナーからスパートし、打鐘前に瓜生崇智を叩いて先行態勢に入ると、瓜生は4番手、脇本雄太は7番手となる。最終HSで脇本が仕掛けると、グングン加速して最終2コーナーでは先頭奪取。番手の村上義弘は連携離れ、脇本は後続を大きく離した大差をつける圧勝劇。2着以降は混戦となり、最終3コーナーで橋本マークの大森慶一が前に踏んで抜け出しを図ると、内からポジションを上げていた瓜生がゴール前で大森を捕らえて2着。大森が3着に入線した。


1着/脇本雄太(SS・福井94期)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:7回(2020年7月福井記念)


2着/瓜生崇智(S2・熊本109期)
今回成績:予2・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(2021年2月高松記念以来)


3着/大森慶一(S1・北海道88期)
今回成績:一1・二4・準3
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(2019年11月四日市記念以来)

※G3優勝の( )は直近の優勝開催

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【最終日・10R=S級決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/内藤秀久(S1・神奈川89期)
3/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
4/大森慶一(S1・北海道88期)
5/村上博幸(S1・京都86期)
6/瓜生崇智(S2・熊本109期)
7/大石剣士(S1・静岡109期)
8/田中晴基(S1・千葉90期)
9/眞杉匠(S1・栃木113期)

注目の並びは
1脇本-5村上
7大石-2内藤-8田中
9眞杉-3佐藤-4大森
6瓜生

脇本雄太が初日特選から土つかずの3連勝で決勝進出。脇本には、村上博幸が続いて近畿ラインを形成する。
南関東勢は3車が決勝進出。大石を先頭に、内藤、田中が後位を固める。この3車の連携は二次予選と同じ布陣だ。
眞杉にはSSの佐藤慎太郎がマークし、大森が3番手で続く。瓜生は単騎を選択した。
やはり脇本が不動の本命だろう。準決勝で見せた大差の圧勝劇は、インパクトも抜群だった。圧倒的な機動力で完全優勝に王手をかけた脇本に対して、大石、眞杉、瓜生の若手機動型がどう挑むのか。注目の決勝は5日・向日町第10レース、16時35分に発走予定。

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【平安賞・決勝データ】
・記念優勝歴
脇本、佐藤、村上博、田中以外の5選手が勝てば記念初優勝
向日町記念の優勝歴あるのは村上博のみ。脇本は5年ぶりの参戦。
・脇本雄太の記念優勝
2010年8月豊橋、2011年8月小田原、2014年7月福井、2015年7月福井、2017年7月福井、2018年7月福井、2020年7月福井と過去7回優勝。完全優勝は前回の昨年7月の福井のみ。
・脇本と村上博の連携
村上博の番手回りは昨年10月のG1寛仁親王牌・初日理事長杯以来。その時は脇本が逃げ切り1着で、村上は8着だった。
・脇本と自力型の近況対戦
眞杉とは初日特選で対戦(脇本1着、眞杉6着)、その前は8月オールスターの準決勝(脇本1着、眞杉9着)。
脇本と大石は対戦なし。
・眞杉と佐藤の連携
今年7月高知記念の二次予選で連携。眞杉の逃げを佐藤が差し切ってワンツーを決めている。
・大石と内藤の連携
今開催の二次予選6レースで3車連携。大石が先行して、内藤1着、田中晴が2着(大石は4着)。8月の小田原F1では初日特選、決勝で大石と内藤は連携。初日は大石が逃げ切り、決勝は内藤が差し切って優勝。ともにワンツーを決めている。

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