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競輪

2022/01/23

P-Navi編集部

【豊橋記念G3】原田研太朗が12連勝で制す

【豊橋記念G3】原田研太朗が12連勝で制す

2022年1月23日
豊橋競輪G3(最終日)
開場72周年記念「ちぎり賞争奪戦」

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1月20日から1月23日の日程で開催された、豊橋競輪開場72周年記念「ちぎり賞争奪戦」は最終日を迎え、決勝戦が争われた。4車で結束した中四国・九州ラインが主導権を握ることが予想され、郡司浩平が率いる東日本勢と、連覇を目指す吉田敏洋の地元ラインが、どのような戦術で対抗するか注目された。
決勝レースは打鐘から取鳥雄吾が先行態勢に入って好展開を作ると、最終BSで番手から動き出した清水裕友のスピードに乗り、原田研太朗がゴール直前で差し切り。昨年12月防府F1の2日目から12連勝で原田が優勝を飾り、幕を閉じた。

3日目のレポートはこちら

【最終日・12R=S級決勝】
1/原田研太朗(S1・徳島98期)
2/吉田敏洋(S1・愛知85期)
3/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
4/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
5/郡司浩平(SS・神奈川99期)
6/岡本総(S2・愛知105期)
7/和田圭(S1・宮城92期)
8/中本匠栄(S1・熊本97期)
9/清水裕友(SS・山口105期)

【レース展開】

誘導以下、5郡司―3佐藤-7和田、4取鳥-9清水-1原田-8中本 2吉田-6岡本で周回。まず吉田が上昇して前団を抑えにかかるが、赤板で郡司が突っ張る。取鳥はすかさずスパートして、打鐘で郡司を叩いてレースの主導権を握っていく。郡司は5番手、吉田は8番手で最終HSを通過。最終BSから郡司も捲り仕掛けるが、清水が番手捲りを敢行。清水を追走した原田がゴール前で差し切り1着。原田は完全優勝で、連勝を12まで伸ばした。2着に清水、3着に郡司マークから差し脚を伸ばした佐藤が入線した。

【豊橋記念G3・S級決勝結果】
2車単1-9 470円(1番人気)
3連単1-9-3 1,660円(2番人気)
決まり手:差し-捲り


優勝/原田研太朗(S1・徳島98期)
今回成績/特1着・二1着・準1着・決1着
次走出場予定/松山F1(2月3日~5日)

取鳥君が打鐘で先頭に出切れる展開を考えたら、こういう感じになりました。ペースが上がってから取鳥君が思い切って仕掛けた気持ちが嬉しいですね。最終4コーナーからは、なるべく内を走って、最後ゴールまで接戦できたらいいかなと思っていました。抜けると思わなかったので。(12連勝は)プレッシャーが半端ないので、気持ち的にしんどいです。全日本選抜までは1カ月くらいありますし、体調も変わると思いますし、上位も仕上げてくると思うので、僕も調子を上げていけたらいいなと思っています。

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【松井英幸・引退報告会】
昨年をもって現役を引退した松井英幸さんの引退報告会が、豊橋記念最終日の第2レース終了後に実施されました。

印象に残っていることといえば、競技では世界選手権で3回メダルを獲得できたこと。その他では、小倉の新人王決定戦で一生懸命に捲って優勝だと思ったら、山田英伸に抜かれて2着だったこと、岸和田で記念競輪を1回優勝したことですね。記念競輪で優勝できたことは、本当に嬉しかったです。
最後の小倉では、3日間のうち1回は自力を出そうと2日目に捲りにいきました。捲れなかったですが、力を出し切ったので、やり残したことはなかったと思います。38年間、いま思えば長かったですが、終わってしまえば短いものです。ありがとうございました。

◆松井英幸選手(愛知52期)の通算成績
1964年2月14日生、57歳
デビュー:1983年9月3日門司
S級初優勝:1984年6月26日玉野
通算出走数:3327走
戦績:1着415回、2着344回、3着353回
優勝:24回
世界選手権(プロ・スプリント)で1986年・87年に銀メダル、89年に銅メダルを獲得。

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