TOP > 競輪 > 函館競輪G3(3日目)レポート

競輪

2022/05/17

P-Navi編集部

函館競輪G3(3日目)レポート

函館競輪G3(3日目)レポート

2022年5月16日 函館競輪場
開設72周年記念「五稜郭杯争奪戦」(3日目)
※ナイター開催

***************
【10R=S級準決勝】

赤板で菊池岳仁が前を抑える。瓜生崇智が追い上げると、菊池はペースを上げて先行していく。瓜生は番手奪取には至らずも、菊池、守澤の3番手に入り最終HSを通過。菊池の先行で最後の直線に向くと、マークの守澤が差し脚を伸ばして1着。2着に瓜生、7番手から捲り追い込んだ佐々木豪が3着に入線した。


1着/守澤太志(SS・秋田96期)
今回成績:特1・二1・準1
G3優勝:2回(2021年6月別府記念)

(菊池岳仁は)すごく強気な走りで頼もしかったです。まさか競りに来ると思っていなくて僕が上手くさばけなかった分、(菊地)圭尚さんには申し訳なかったです。井上(昌己)さんの捲りの勢いがよく見えたので、ちょっと早めに前へ踏んでしまったかなと思います。道中に余裕もあるし、戦える状態です。
決勝は、北日本の3番手。


2着/瓜生崇智(S1・熊本109期)
今回成績:一3・二3・準2
G3優勝:0回
G3決勝進出:4回目(2021年10月熊本記念in久留米以来)

佐々木豪君が中団に入ったので、一度隊列を整えて、外から追い上げようと思いました。守澤(太志)さんのところで勝負と決めていったのですが、3コーナーで遅れたので菊地(圭尚)さんのところでの勝負になりました。3番手に入ってからは、仕掛ける脚も勇気もなく、守澤さんの動きに乗った感じです。3走とも確定板に入っているので状態はいいし、決勝が楽しみ。
(決勝は)中四国の3番手です。


3着/佐々木豪(S1・愛媛109期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一1・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝進出:6回目(2021年8月小田原記念以来)

菊池(岳仁)君が、やる気なのは分かっていたので、いい位置にいないと勝負権がない。そこを意識したレースを組み立てました。最終HSでは、隊列も短くなったので仕掛けたかったのですが、菊池君が踏んでいてスピードが良かったので、仕掛けられなかったです。ダービーが終わって、すごく疲れていたのですが、その分リラックスできたのかなと思います。
決勝は、自力で頑張ります。

***************
【11R=S級準決勝】

小森貴大が清水裕友を突っ張るも、打鐘で坂本貴史が叩いて北日本ラインが主導権を握っていく。中団の小森貴大、7番手から清水が捲りを打つと、坂本追走の小松崎大地が最終BS前から番手捲りを放つ。直線で並びかけた清水が小松崎を捲り切って1着、2着に小松崎。小森マークの稲川翔が直線伸びて3着に入った。


1着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:特6・二1・準1
G3優勝:7回(2021年11月防府記念)

坂本貴史さんがかなりいいスピードでしたし、打鐘で小森(貴大)さんが後方に下がってきたので、きつい展開になったのですが、なんとか前団を乗り越えられて良かったです。稲川(翔)さんの牽制を避けられたし、最後は小松崎さんをかわせているので、状態は日に日に上向いていると思います。
決勝は、佐々木豪君の後ろに付きます。


2着/小松崎大地(S1・福島99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特8・二2・準2
G3優勝:1回(2017年3年大垣記念)

対戦相手が格上なので、(坂本)貴史が前で勝負して、という戦いでした。最終BSでは、仕掛けて来るのが見えたので前に踏み込みました。番手から出たからには、最後、踏み負けてはいけないので、申し訳ないです。連日、苦しいレースなのですが、しっかり勝ち上がれているので、決勝も頑張りたい。自力です。


3着/稲川翔(S1・大阪90期)
今回成績:特5・二1・準3
G3優勝:2回(2018年1月松阪記念)

(最終BS過ぎに)清水(裕友)を牽制するというよりも、小森(貴大)が(小松崎大地)を乗り越えてくれることを信じて付いていきました。最後は、僕も一杯、一杯でした。日に日にレースに集中できてきていると思うので、もう1日、頑張ります。
決勝は、山本伸一さんの番手です。

***************
【12R=S級準決勝】

打鐘前に中井太祐が前を抑えて先頭に立つと、藤井侑吾がスパートして最終HSで叩いて先行。中部ラインには郡司浩平が続いていく。藤井追走の柴崎は最終2コーナーから番手捲りを放つも、好位の郡司が直線鋭く抜け出して1着。郡司マークの佐藤慎太郎が2着でSSワンツー。最終BS前から自力に転じた山本伸一が3着に入線した。


1着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特3・二1・準1
G3優勝:14回(2022年4月川崎記念)

最終2コーナーで仕掛けようと思ったのですが、(藤井侑吾の番手の)柴崎(淳)さんにずっと見られていて、仕掛けるタイミングが完全に合ってしまったので、再度タイミングを取り直しました。連日、長い距離を踏めているし、今日は余裕もあったので体調は問題ないです。
決勝は、1人で自力。


2着/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績:特2・二1・準2
G3優勝:10回(2022年4月平塚記念)

対戦相手みんなが郡司(浩平)を警戒してくるので、流れの中での戦いでした。今日は、道中で脚力を削られる部分があったので、ゴール前で(郡司を)抜ける感じは全くなかったです。
決勝は、僕が小松崎の後ろにいきます。


3着/山本伸一(S1・奈良101期)
今回成績:一2・二1・準3
G3優勝:1回(2020年10月松戸G3)

調子は、いいと思います。脚も余裕がありましたし、自転車と身体がもっとマッチしてきたら、さらにいい感じになると思います。
決勝は自力基本に、稲川君の前で頑張ります。

※G3優勝の( )は前回G3優勝開催

***************

【最終日・12R=S級決勝】
1/小松崎大地(S1・福島99期)
2/清水裕友(SS・山口105期)
3/郡司浩平(SS・神奈川99期)
4/佐々木豪(S1・愛媛109期)
5/稲川翔(S1・大阪90期)
6/山本伸一(S1・奈良101期)
7/守澤太志(SS・秋田96期)
8/瓜生崇智(S1・熊本109期)
9/佐藤慎太郎(SS・福島78期)

注目の並びは
1小松崎-9佐藤-7守澤
4佐々木-2清水-8瓜生
6山本-5稲川
3郡司(単騎)

決勝は、気迫のこもる走りが続く小松崎を先頭に、S級S班の佐藤、守澤で3車が結束する北日本ライン。
佐々木と清水の中四国2車には、3番手を瓜生が固める。
また、山本と稲川が近畿ラインを形成。そして、郡司は単騎の競走で優勝を狙う。
注目は、日本選手権の決勝で激しいゴール前勝負を演じた佐藤と守澤のSS両名を率いる小松崎が、どのような仕掛けを見せるのか。清水が優勝した2020年の立川記念決勝で連携実績のある佐々木が先導する中四国、九州ラインの作戦は!?
そして、調子がいいと話す山本と稲川の動向や、単騎だが巧みな位置取りから優勝を狙う郡司の戦いからも目が離せない。

※3日目のピックアップレース&過去の大会プレイバックは次ページへ!

12

ページの先頭へ

メニューを開く