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競輪

2022/05/21

P-Navi編集部

宇都宮競輪G3(3日目)レポート

宇都宮競輪G3(3日目)レポート

2022年5月21日 宇都宮
開設73周年記念「宇都宮ワンダーランドカップ」(3日目)

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【10R=S級準決勝】

打鐘過ぎに山口拳矢を金子幸央が抑えたところを、最終HSで酒井雄多が叩いて先行していく。最終2コーナーから6番手の取鳥雄吾が捲りを打つも、これは3番手付近まで。取鳥の仕掛けに乗った松浦悠士が前に踏み、直線鋭く伸びて1着。先行した酒井マークの大槻寛徳が2着、北ラインに続いて3番手の好位置から金子幸央が3着に入った。


1着/松浦悠士(SS・広島98期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特5・二1・準1
G3優勝:15回(2022年4月川崎記念)

取鳥(雄吾)君が踏み出した感触はかなりよかったので、(先頭まで)行ってしまうと思ったのですが、山口(拳矢)君の仕掛けで脚を使った分いけなかったのかなと。最後は(取鳥の)内に行って、なんとか突き抜けることができました。
決勝は、自力自在に戦います。


2着/大槻寛徳(S1・宮城85期)
今回成績:一2・二3・準2
G3優勝:0回
G3決勝:18回目(2021年6月別府記念以来)

理想の展開でした。酒井(雄多)君が凄くかかっていて、自分に余裕がなくて残せなかったです。本当に酒井のおかげです。ハンドルなどを微調整して、2日目よりもいい感触になりました。
決勝は、単騎です。


3着/金子幸央(S2・栃木101期)
今回成績:一3・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:9回目(2022年2月高知G3以来)

落ち着いていました。先行態勢に入ろうと思い、後ろを見たら酒井(雄多)君が来ていたので、残り1周あったので3番手に入りました。3コーナーで取鳥に合わせてズバッと出て隅田(洋介)さんとワンツーを決めたかったのですが、僕の力が足りなかったです。地元記念決勝は初めてなので、すごく嬉しい。
決勝は、初の眞杉(匠)君の番手。この舞台で連携できて嬉しいです。

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【11R=S級準決勝】

打鐘で先頭に立った古性優作を中川誠一郎がかわして先頭に立つと、そのまま最終HSから先行態勢に入る。古性が中団で、坂井洋は8番手で最終HSを通過。最終2コーナーから古性が捲りを仕掛けるも、中川をマークする中本匠栄の牽制もあって届かない。中川のスピードよく、番手から中本が差し切り1着。2着に中川が粘り、3着は3番手の坂本健太郎で九州ラインの上位独占が決まった。


1着/中本匠栄(S1・熊本97期)
今回成績:特7・二2・準1
G3優勝:0回
G3決勝:9回目(2022年1月豊橋記念以来)

(中川)誠一郎さんのおかげです。(坂本)健太郎さんが2コーナーで外に張ってくれて、3コーナーで僕がけ牽制しやすい形になったと思います。初日、昨日と自転車のセッティングに気持ち悪いところがあったので調整しました。断然いい感じです。
決勝も、中川さんの番手です。


2着/中川誠一郎(S1・熊本85期)
今回成績:特6・二3・準2
G3優勝:8回(2019年10月熊本記念in久留米)

古性(優作)が先に切りに行ったのが想定外だったのですが、そのことで僕に展開が向いたのかなと思います。先頭に出た時点で先行する腹を8、9割くくりました。調子は、2日間そんなに良くなかったのですが、今日は3車でしたし、気持ちもピリッとしてよかったです。しっかり踏み上げられました。
決勝も先頭で自力です。


3着/坂本健太郎(S1・福岡86期)
今回成績:一1・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:12回目(2021年7月高知記念以来)

誠一郎さんのスイッチが入っていました。古性、村田(雅一)が僕の位置を狙っていそうだったので、注意して走りました。今開催は、ラインに助けられていますね。調子は、割といいと思います。
決勝も、熊本の3番手です。

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【12R=S級準決勝】

赤板過ぎに阿部将大が上昇すると3番手の外で眞杉と並走する。阿部は外並走から打鐘過ぎにスパートして先手を奪いにいくと、眞杉も巻き返しを狙って仕掛けていく。眞杉は最終BSでは阿部を捕らえて先頭に立つ。阿部は眞杉の後位を狙いにいくが、吉田拓矢が番手を死守。吉田はそのまま差し脚を伸ばして1着、2着に眞杉で栃茨のワンツー。3着は阿部マークの小倉竜二が入線した。


1着/吉田拓矢(SS・茨城107期)
今回成績:特1・二3・準1
G3優勝:3回(2022年1月立川記念)

(眞杉匠は)凄いかかりでした。誰かが、僕のところを狙ってくると思っていたので、そこは死ぬ気で守って走ろうと思っていました。あとは、ワンツーが決まるように。少し、身体と自転車がマッチしていないので、そこを微調整して、明日に臨みたいです。
決勝は、お世話になっている栃木2人の3番手です。


2着/眞杉匠(S1・栃木113期)
今回成績:特2・二1・準2
G3優勝:1回(2022年3月名古屋記念)

想定内のレースでした。感触は、日に日に上向きになっていると思います。しっかりクールダウンします。
決勝は自力です。


3着/小倉竜二(S1・徳島77期)
今回成績:特9・二1・準3
G3優勝:8回(2021年5月前橋記念)

初日、動きが重かったのですが、新車のフレームにも慣れてきていい感じになってきています。
決勝は、松浦君の番手です。

※G3優勝の( )は前回G3優勝開催

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【最終日・12R=S級決勝】
1/吉田拓矢(SS・茨城107期)
2/中本匠栄(S1・熊本97期)
3/松浦悠士(SS・広島98期)
4/大槻寛徳(S1・宮城85期)
5/眞杉匠(S1・栃木113期)
6/坂本健太郎(S1・福岡86期)
7/小倉竜二(S1・徳島77期)
8/金子幸央(S2・栃木101期)
9/中川誠一郎(S1・熊本85期)

注目の並びは
5眞杉-8金子-1吉田
9中川-2中本-6坂本
3松浦-7小倉
4大槻(単騎)

決勝は、調子のいい眞杉匠の番手に金子幸央、3番手をS級S班の吉田拓矢が固める栃茨ライン。
中川誠一郎、中本匠栄、坂本健太郎は準決勝同様に九州3車で結束。
そして、松浦悠士の番手に小倉竜二が続く中四国ライン。
大槻寛徳は単騎の戦いを選択した。
初連携となる眞杉と金子の地元・栃木勢は、S級S班の吉田を3番手に据えて、どのような戦いを見せるのか。
準決勝では先行策を見せた中川が率いる九州3車の作戦は?
また、S級S班の意地を見せたい松浦は、3車並びの関東、九州の両ラインをどう封じるのか。
単騎の大槻の動向も気になるところ。
激戦必至のレースから目が離せない。

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