【函館競輪G3】坂本貴史がG3初制覇！

2022年8月7日　函館競輪G3
「函館ミリオンナイトカップ」最終日

日中開催の岸和田G3「第3回大阪・関西万博協賛競輪」からバトンを受け取る形で、ナイター開催された函館G3「ミリオンナイトレース」も、8月4日からの激戦を経て、本日最終日を迎えた。
優勝候補の一角に目されていた菅田壱道が二次予選で敗退するなど波乱含みの開催となったが、北日本勢は嵯峨昇喜郎、坂本貴史、新山将史の青森3車に、佐藤友和、山田敦也と5名が決勝進出を決める活躍を見せた。嵯峨を先頭とする強力な北日本ラインに、松川高大と坂本亮馬の九州タッグや単騎勢がどう挑むのか、注目を集める一戦となった。　　
決勝レースは、5車連携の北日本ラインが前受けを選択して、赤板から嵯峨が突っ張り先行。その番手を死守した坂本貴史が抜け出して、念願のG3初優勝を達成した。また、同時開催のガールズケイリン「ミリオンナイトクイーン」は混戦をうまく立ち回った山口伊吹が優勝を果たした。

※3日目のレポートはこちら

【函館競輪G3（最終日）12R＝S級決勝】
1／新山将史（S1・青森98期）
2／川口公太朗（S1・岐阜98期）
3／松川高大（S1・熊本94期）
4／坂本亮馬（S1・福岡90期）
5／佐藤友和（S1・岩手88期）
6／山田敦也（S2・北海道88期）
7／坂本貴史（S1・青森94期）
8／岡田征陽（S2・東京85期）
9／嵯峨昇喜郎（S2・青森113期）

【レース展開】

誘導以下、9嵯峨－7坂本貴－1新山－5佐藤－6山田、3松川－4坂本、8岡田、2川口で周回を重ねる。赤板前から松川が上昇を開始すると、赤板で嵯峨は突っ張って先行態勢に入る。松川も追い上げてくるが、番手は坂本がキープ。嵯峨の先行で、最終HS過ぎには北日本5車が出切ってレースの主導権を掌握していく。最終BS付近では内から坂本亮、中団から岡田も捲り上げてくるが、前には届かず。番手絶好から坂本が抜け出して優勝のゴール。外を伸びた佐藤が2着、新山が3着に入線して、北日本ラインが上位独占を果たした。

【函館競輪G3（最終日）12R=S級決勝・結果】
2車単7-5　1,530円（4番人気）
3連単7-5-1　2,570円（5番人気）
決まり手：差し－差し

優勝／坂本貴史（S1・青森94期）
今回成績／一2・二2・準1・決1
次走出場予定／宇都宮F1（8月17日～19日）

G3初優勝はもちろん嬉しいですし、ラインに感謝の気持ちしかないです。前回の佐世保記念で同期の山田（庸平）さんが優勝しているのを見て、自分も追いつきたいと思っていました。
作戦は全部、嵯峨君に任せて。自分はたぶん粘られる位置だと思ったので、とにかく守りきることだけを考えていました。（松川の追い上げも）想定内。来ると思っていました。
最終HSで脚を削られて、嵯峨君も強いので。けっこう脚に来ていましたが、気持ちで優勝することができました。
ちょうど親父（坂本勉氏）が還暦なので、それに花を添えられたのは良かったと思います。
ラインのおかげで優勝できたので、今後も北日本の一員としてよいレースができるように頑張ります。

※同時開催のガールズケイリン結果は、次ページをご覧ください！