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競輪

2022/11/27

P-Navi編集部

【競輪祭G1】新山響平が初タイトル獲得

【競輪祭G1】新山響平が初タイトル獲得

2022年11月27日 小倉競輪G1
「第64回朝日新聞社杯競輪祭」最終日

KEIRINグランプリ2022の出場権をかけた今年最後のG1戦「第64回朝日新聞社杯競輪祭」が小倉競輪・北九州メディアドームで11月22日より6日間の日程で行われた。ドームバンク特有のハイスピードのレースは、二次予選でS級S班の佐藤慎太郎や古性優作、今年2つのタイトルを獲得する脇本雄太らが勝ち上がりを逃す激戦となった。
その中、北津留翼をはじめ園田匠ら九州勢が躍動して開催を盛り上げてきたが、決勝に進んだのは荒井崇博ひとりとなった。また、北日本勢の活躍も光り、連日先行で地区を先導した新山響平やグランドスラマーの新田祐大、S級S班の守澤太志、GP逆転出場を狙う成田和也がファイナルへ駒を進めた。さらに、共同通信社杯を優勝して好調の郡司浩平や小原太樹、G1初優出の坂井洋と平原康多が好連携で決勝進出を果たした。

迎えた決勝。先行態勢に入った新田の番手を奪いにかかる坂井の牽制をかわした新山が、番手から踏み出し、後続を引き離して1着でゴール。初のG1タイトルを獲得をすると同時に、今年最後のG1でKEIRINグランプリへの出場権を初めて手にし、場内の大声援を独り占めにした。

【今開催のレポート】
前検日 初日 3日目 4日目 5日目

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【最終日12R=競輪祭G1決勝】
1/平原康多(SS・埼玉87期)
2/郡司浩平(SS・神奈川99期)
3/新田祐大(S1・福島90期)
4/新山響平(S1・青森107期)
5/荒井崇博(S1・佐賀82期)
6/小原太樹(S1・神奈川95期)
7/成田和也(S1・福島88期)
8/坂井洋(S1・栃木115期)
9/守澤太志(SS・秋田96期)

【レース展開】
競輪祭決勝、打鐘手前2コーナー付近

競輪祭決勝、最終ホーム

競輪祭決勝、最終2コーナー付近

競輪祭決勝、最終2センター付近

競輪祭決勝ゴール
誘導以下、8坂井-1平原、2郡司-6小原、5荒井、3新田-4新山-9守澤-7成田で周回。赤板前に荒井が内から関東ラインの後ろまでポジションを上げる。先頭の坂井は後続を警戒しつつ、仕掛けのタイミングを図る。赤板2コーナー前から新田がスパートをすると、坂井も応戦するが、最終HS前には新田が叩き切って先行態勢に入る。坂井は新田の番手で並走となるが、最終2コーナーから新田マークの新山が自力発動で捲りを打つ。守澤とは連携が崩れるが、一気に抜け出した新山がリードを広げる。後方から郡司が捲り追い込むも、新山が押し切り優勝のゴール。2着に郡司、3着に小原太樹が入線した。

【最終日12R=競輪祭G1決勝】
2車単4-2 1,900円(7番人気)
3連単4-2-6 14,260円(46番人気)
決まり手:捲り-捲り

競輪祭優勝、新山響平
優勝/新山響平(S1・青森107期)
今回戦績:予1・予1・D6・準2・決1

ラインの新田(祐大)さん、守澤(太志)さん、成田(和也)さんに感謝の気持ちでいっぱいです。本来ならば、自分がラインの前ですが、本気で優勝を狙いに行った時、先頭と新田さんの後ろと、どちらの方が確率が高いかを考えて、番手を回らせてもらいました。スタートを平原(康多)さんに取られましたが、その場合も考えていたので、展開通り。番手は譲る気はありませんでした。結果的に後ろから出ていきましたが、新田さんがスピードを上げていく感じなら、しっかり坂井(洋)を牽制しようと思っていました。最後は、誰かの車輪の音が聞こえるよう気がして、ただ下を向いてひたすらゴールまで踏みました。
レースが始まる前から、応援してくれる方がたくさんいて背中を押されました。嬉しかったです。(6年前の競輪祭では)新田さんに迷惑をかけたし、今回もお世話になったので、今度こそは恩返しできるような走りがしたいです。自転車競技をやっているときは、競輪がダメなら競技で、競技がダメなら競輪で、と甘い考えもあったのかもしれませんが、競技をやめて、競輪しか走るところがなくなったので、より一層、緊張感を持って走れていると思います。
グランプリのことは、あまり考えていなかったのですが、G1を獲るということはグランプリに出場するということなので、しっかり練習をして北日本で優勝を出せるように頑張ります。

競輪祭勝者、新山響平

ガッツポーズする新山響平

北日本勢と喜びを分かち合う新山響平

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この結果、KEIRINグランプリ2022の出場予定選手が決定した。

古性優作(大阪100期)2年連続2回目
脇本雄太(福井94期)2年ぶり4回目
新田祐大(福島90期)2年ぶり8回目
新山響平(青森107期)初出場
松浦悠士(広島98期)4年連続4回目
佐藤慎太郎(福島78期)4年連続8回目
守澤太志(秋田96期)3年連続3回目
郡司浩平(神奈川99期)4年連続4回目
平原康多(埼玉87期)10年連続13回目

出場予定メンバーの詳細はこちら

◆競輪祭(最終日)のレポートは2ページ目→

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